皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では、2024年末の政策金利見通し(中央値)を今年9月時点から引き下げ、0.25%幅であれば前回より1回多い計3回の利下げが行われる見通しとなったことで、株式市場が急上昇しました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いがでてきます。一方で、短期移動平均線が中期移動平均線を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いがでてきます。一方で、短期移動平均線が中期移動平均線を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は上昇相場の終焉である第2ステージを維持しています。ここから短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに逆行します。
原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いがでてきます。一方で、短期移動平均線が中期移動平均線を上抜ければ下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
11月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.1%上昇と市場予想通りとなりました。市場関係者の間では、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の据え置きを決めるとの見方が固まり、幅広い銘柄が買われました。
FRBはFOMCで、政策金利の据え置きを決定し2024年末の政策金利見通し(中央値)を今年9月時点から引き下げました。0.25%幅であれば前回より1回多い計3回の利下げが行われる見通しとなったことで、株式市場が急上昇しました。パウエル議長はFOMC終了後の記者会見で、「インフレはピークより下がっており良いニュースだ」との認識を示しました。米経済指標から足元の物価高は和らぎつつあり、市場関係者の間では、来年の早い段階でインフレ率は2%台に到達するとの観測が浮上しました。物価高を抑えつつ景気後退を回避する「軟着陸」への期待の高まりが、直近の株高を支えています。一方で、ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は、米テレビのインタビューで、FRBによる早期利下げに消極的な姿勢を表明しました。来年3月の利下げ観測が後退しました。
今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果やパウエルFRB議長の記者会見を受け、利下げを巡る楽観論が広がり、ダウは前日も2日連続で史上最高値を更新しました。利益確定売りが出やすく、取引時間の大半で上値が重い展開が続きました。
FOMC通過後の市場ではなお米景気に対する強気な見方が根強く、取引終了間際にハイテク株などに買いが膨らみました。市場関係者の間では、市場は楽観に傾いているとの指摘が聞かれました。
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週間の概況
注目イベント
12月20日(水)08:50(日本)11月貿易統計
12月20日(水)16:00(独国)1月GFK消費者信頼感調査
12月20日(水)16:00(英国)11月消費者物価指数
12月20日(水)19:00(ユーロ圏)10月建設支出
12月20日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
12月20日(水)24:00(米国)11月中古住宅販売件数
12月20日(水)24:00(米国)12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
12月20日(水)24:00(ユーロ圏)12月消費者信頼感
12月21日(木)22:30(米国)7-9月期四半期実質GDP
12月21日(木)22:30(米国)7-9月期四半期GDP個人消費
12月21日(木)22:30(米国)7-9月期四半期コアPCE
12月21日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
12月21日(木)22:30(米国)12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
12月21日(木)24:00(米国)11月景気先行指標総合指数
12月22日(金)08:00(日本)11月全国消費者物価指数
12月22日(金)16:00(英国)7-9月期四半期GDP
12月22日(金)22:30(米国)11月耐久財受注
12月22日(金)22:30(米国)11月個人所得
12月22日(金)22:30(米国)11月個人消費支出
12月22日(金)24:00(米国)11月新築住宅販売件数
12月22日(金)24:00(米国)12月ミシガン大学消費者態度指数
12月25日(月)英国・独国・休場
12月25日(月)14:00(日本)10月景気一致指数・10月景気先行指数
12月26日(火)英国・独国休場
12月26日(火)08:30(日本)11月失業率、11月有効求人倍率
12月26日(火)08:50(日本)11月企業向けサービス価格指数
12月26日(火)23:00(米国)10月住宅価格指数
12月26日(火)23:00(米国)10月ケース・シラー米住宅価格指数
*今週は米英のGDPに注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,008円 安値30,265円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値37,500ドル 安値35,689ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値17,000ドル 安値15,700ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値3,006円 安値2,500円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週もRSIを深堀していきましょう。
先週は安定的な上昇トレンドのイメージをお伝えしました。それに対して、もみ合い相場はプラスとマイナスが交互に発生します。もちろん2日連続プラス、2日連続マイナスというパターンもありますが、結局RSIは50%を挟んで小刻みに上下動を繰り返しながら一定の幅で横ばいに推移していく形になります。
50%を継続して超えているのは上昇トレンドの条件ですが、その上昇トレンドにも「安定的な上昇トレンド」、「加熱している上昇トレンド」、「勢いを失った上昇トレンド」の3つのパターンがあります。もちろん一番長続きするのは「安定的な上昇トレンド」です。
では、ここからは上昇トレンドの3つのパターンを見ていきましょう。
50%以下から急激に数値を伸ばし、70%、80%となるのが「過熱している上昇トレンド」の特徴です。相場に勢いがあるので数値がさらに大きくなる可能性は十分ありますが、いずれ 押し目をつけることも否定できません。そろそろ利益を確定したいと考えるトレーダーがたくさんいるからです。逆に「勢いを失った上昇トレンド」は、これから先、下降トレンドへの転換を予感させます。「安定的な上昇トレンド」は2日プラス、1日マイナスのパターンを継続しながら上げ続けます。その場合のRSIは66.6%前後となるはずです。仮に50%を超えていても、それ(66.6%前後)以下のパーセントでは上昇トレンドに勢いがないと分かります。なお、先述したようにRSIが100%になることは通常はありません。90%台もなかなかありませんが、もしもそのような数値をつけたとしたら、その後には利益確定の売りが出やすくなります。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。