皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
12月の米消費者物価指数(CPI)は4カ月ぶりに伸びが加速し、市場予想を上回りました。インフレに対する警戒感が台頭したことで、米早期利下げ観測が後退し株式市場の売り材料となりました。
NASDAQ-100は上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージに逆行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が中期移動平均線を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
原油ETFは下降期である第4ステージから下降相場の終焉である第5ステージに移行してきました。ここから短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇相場の入口である第6ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を下抜ければ下降期である第4ステージに逆行します。
市場関係者の間では、早期の利下げだけでなく、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的引き締めのペースを緩めることへの思惑が相場の材料になっています。ただ、ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁がタカ派の姿勢を表明したことで株式市場の重石となりました。
12月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%上昇と、4カ月ぶりに伸びが加速し、市場予想をも上回りました。新規失業保険申請件数が減少し、労働市場の底堅さが意識されたことも相まってインフレに対する警戒感が台頭しました。米早期利下げ観測が後退し株式市場の売り材料となりました。ただ、長期金利の低下に加え、米景気が大きく冷え込まず「軟着陸」に向かうとの見方もあり、大きく崩れるような動きにはなりませんでした。
昨年12月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことで、米利下げ期待が強まりました。米長期金利の低下を背景に、主要なハイテク銘柄の多くが値上がりしました。
米英両軍が商船の航行の安全を確保するために中東イエメンの親イラン武装組織フーシ派の拠点を攻撃したことで、一気に緊張が高まりました。原油価格が上昇するかどうかが注目となります。
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週間の概況
注目イベント
1月17日(水)16:00(英国)12月消費者物価指数
1月17日(水)19:00(ユーロ圏)12月消費者物価指数
1月17日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
1月17日(水)22:30(米国)12月小売売上高
1月17日(水)23:15(米国)12月鉱工業生産
1月17日(水)24:00(米国)1月NAHB住宅市場指数
1月18日(木)08:50(日本)11月機械受注
1月18日(木)13:30(日本)11月鉱工業生産
1月18日(木)21:30(ユーロ圏)欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
1月18日(木)22:30(米国)12月住宅着工件数
1月18日(木)22:30(米国)12月建設許可件数
1月18日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
1月19日(金)08:30(日本)12月全国消費者物価指数
1月19日(金)24:00(米国)1月ミシガン大学消費者態度指数
1月19日(金)24:00(米国)12月中古住宅販売件数
1月22日(月)24:00(米国)12月景気先行指標総合指数
1月23日(火)未定(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
1月23日(火)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
1月23日(火)24:00(ユーロ圏)1月消費者信頼感
1月23日(火)24:00(米国)1月リッチモンド連銀製造業指数
*今週は日本の金融政策に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値37,000円 安値34,008円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値38,500ドル 安値35,689ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値17,200ドル 安値15,700ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第5ステージ
第5ステージは下降相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,006円 安値2,500円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週はパラメーターについてみていきましょう。
RSIのパラメーターの基本は14日ですが、トレンド系テクニカル指標と併用する場合には必ずパラメーターを揃える必要があります。チャート分析では画面を上下2つに分割して、上にトレンド系テクニカル指標、(例えば、移動平均線)を、下にオシレーター系指標のRSIを描画するのは極めて一般的です。ところが、トレンド系テクニカル指標のパラメーターの数値とオシレーター系パラメーターの数値が一致しないと、一方では長期トレンドを見て、他方では短期トレンドを見ることになってしまいます。もちろん、意図的にやっているならそれも良いでしょう。しかし、時間枠の異なる2つのチャートを見比べて、今、売るか買うかは判断のしようがありません。長期トレンドと短期トレンドの違いがあるのですから当然です。
RSIだけを使うなら、パラメーターは基本的に14日で良いと思います。開発者のワイルダー氏は14日に重きを置いていました。多岐にわたる銘柄を分析した結果、ワイルダー氏は多くの銘柄が28日周期で動いていると気づいたからです。
28日周期で動いているなら、上げが14日、下げが14日、上げが14日、下げが14日・・・という動きになると信じていたためです。
しかし、ワイルダー氏が提唱する28日周期は、その後、あまり重要性を持って受け入れられていません。その他のテクニカル指標でも14というパラメーターは重視されていません。 なお、ワイルダー氏が開発したテクニカル指標にはほぼ14というパラメーターが用いられていますが、もちろん変更可能です。
では、具体的にどういった変更が考えられるでしょうか。これは一つの例となりますが、移動平均線大循環分析では3本の移動平均線が使われています。その軸となるのが20日移動平均線です。
ならば、RSIのパラメーターを14日から20日にすることで移動平均線大循環分析とパラメーターを合わせたRSIが出来上がります。
このように、皆さんも様々なインジケーターを使用されていると思いますが、そのパラメーターがなぜその数値なのか、計算式や意味を理解してご自身のトレードに合わせてパラメーターをカスタマイズすることで、自分に合ったインジケーターを作ることが出来るのではないでしょうか。
では、来週からはRSIの実践的な使い方についてみていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。