SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-12-10 16:59:21

マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  「売られ過ぎ」のマザーズ銘柄はコレ!?

「売られ過ぎ」のマザーズ銘柄はコレ!?

2019/2/6
投資情報部 長谷川 稔

インフルエンザが猛威を振るっています。予防接種を受けたのにかかってしまったという人も出ています。ワクチンの型が違うと効果が薄いのでしょうか?東京地方に限っていえば、12月、1月と降水量が例年を大きく下回っていて、空気が乾燥していることも流行に影響しているのでしょうね。投資家の皆様もくれぐれもご注意ください。

さて先週(1/29〜2/5)のマザーズ指数は9.6%も下落。1/30(水)に前日の961.19から883.39へと1日で8.1%の大幅な下落となったことが響きました。これはマザーズ指数の構成比で11.8%(12月末時点)と最も大きいサンバイオ(4592)の株価が急落したことが主因です。開発中の新薬の臨床試験の結果が芳しくないという会社側のリリースがあったためです。

ただし、当日の指数の下落幅はサンバイオの株価下落だけでは半分以下しか説明できず、他のマザーズ銘柄もサンバイオ株につれ安したことを示しています。これはサンバイオ株の信用取引にからむ影響などもありマザーズ市場全体の地合の悪さが背景となっていると思われます。

そこで今週の「新興株ウィークリー」では、この「サンバイオ・ショック」を逆手にとって、マザーズ市場を対象に、ファンダメンタルズは良好ながら、足元の株価が大きく下げたものをピックアップしてみました。皆様の投資アイディアのご参考になれば幸いです。

信用取引口座開設

1「サンバイオ・ショック」を逆手に取る!?

冒頭でご説明したように、今回の「新興株ウィークリー」では、「サンバイオ・ショック」を逆手にとって、個別の銘柄のファンダメンタルズとは関係なく、市場要因で足元の株価が大きく下落した銘柄の中から、有望と思える銘柄をピックアップしてみました。

スクリーニング条件は以下の4点です。
(1)東証マザーズの上場銘柄であること
(2)2/5(火)の終値が、昨年来高値よりも30%以上下落していること
(3)今期の会社予想経常利益が10%以上の増益であること
(4)ROEが15%以上あること

2「売られ過ぎ」のマザーズ銘柄はコレ!?

上記の全条件を満たした銘柄群が、表1となります。掲載順は、今期の会社予想の経常増益率が高い順番となっています。

それではこのうち、数銘柄について簡単に事業内容、ポイントをご紹介したいと思います。
GA technologies(3491)は、2013年に創業した不動産テック企業です。AIやRPAを駆使し、自社で開発した中古不動産流通プラットフォーム「Renosy」により、物件関連情報の提供、投資用・住居用不動産の売買・仲介、リノベーション、資産管理を行っています。従業員の3〜4割がエンジニアで、システムやソフトウェアは殆ど内製化しています。AI導入で大幅な合理化を達成している点が注目されます。

VALUENEX(4422)は、独自開発のアルゴリズムをベースとするビッグデータの解析ツールの提供およびコンサルティングを行っている会社です。高速・高精度な自然言語処理と類似性評価を行ったうえで、分析結果を可視化することにより、顧客の戦略立案やデータの将来予測に貢献しています。2018年10月にマザーズ市場に上場しましたが、認知度の上昇によるコンサルティング業務へのメリットが指摘されます。

トレンダーズ(6069)は、インスタグラム、ブログ、TwitterといったSNSで影響力を持つインフルエンサー13,000人を独自にネットワークしているマーケティング会社です。商品特性に合わせたプラットフォームやインフルエンサーを活用し、クライアントのセールス・プロモーションをサポートします。広告対象メディアが雑誌・書籍やTVからネット広告やSNSにシフトしている環境変化を追い風に、業績拡大が目立っています。新規事業として美容特化型動画メディア「MiniTV」を子会社化したことが注目されます。

HEROZ(4382)は、2009年に設立、人工知能(AI)を活用したインターネットサービス会社です。2017年に同社の開発した将棋AIの「Ponanza」が、佐藤名人に勝利したことで一躍有名になりました。将棋に限らず様々な課題を解決するAIとして進化した「HEROZ Kishin」を上梓しました。このBtoB向けサービスが軌道に乗りつつあり業績を牽引しており、AI関連の有望株としても注目されます。

サインポスト(3996)は、金融機関や官公庁向けのシステム開発およびコンサルティングを行っている会社です。近年はAI技術を使用した新たなビジネス分野の開拓に注力中です。なかでもコンビニやスーパーなどの無人化レジ(AI搭載)が注目されます。無人化レジは、JRの駅などを始め、様々な実店舗での検証実験が既にスタートしており、今後の展開が注目されます。

表1:「売られ過ぎ」のマザーズ銘柄はコレ!?

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価(円)
(1/29)
昨年来高値からの下落率
(%)
今期経常
増益率
(%)
事業内容、ポイント
現買信買 チャート 追加 3989 シェアリングテクノロジー 1,409 48.8 200.6 住まいのトラブルを中心とするマッチングサイトを運営
現買信買 チャート 追加 3491 GA technologies 3,295 47.9 75.7 AIやRPAを駆使した中古不動産流通プラットフォーム
現買信買 チャート 追加 3496 アズーム 6,340 42.4 73.3 月極駐車場紹介およびサブリースサービス
現買信買 チャート 追加 6086 シンメンテホールディングス 2,080 32.4 50.5 乃村工藝社と資本提携、外食店舗のメンテナンス専業
現買信買 チャート 追加 3498 霞ヶ関キャピタル 2,791 61.2 49.7 太陽光発電施設の開発・販売および売電事業
現買信買 チャート 追加 4380 Mマート 1,291 56.7 49.6 飲食業界のBtoBインターネットマーケットプレイス
現買信買 チャート 追加 6069 トレンダーズ 1,110 41.6 48.7 SNSで影響力を持つインフルエンサーを独自にネットワーク
現買信買 チャート 追加 4422 VALUENEX 3,030 42.3 37.7 特許・文書解析ツールのASPライセンスサービスの提供
現買信買 チャート 追加 6045 レントラックス 693 45.8 19.6 ネットのアフィリエイト主体、非公開型で会員を厳選
現買信買 チャート 追加 4382 HEROZ 6,950 32.0 18.3 ディープラーニングソフトが業績を牽引中
現買信買 チャート 追加 4395 アクリート 1,074 44.3 17.5 個人認証などを目的とした個人向けSMS配信サービス事業
現買信買 チャート 追加 1401 エムビーエス 1,080 39.3 14.1 独自研磨法を使用した住宅等の外装リフォーム会社
現買信買 チャート 追加 4388 エーアイ 1,904 47.8 12.9 音声合成エンジン及び関連するソリューションの提供
現買信買 チャート 追加 3996 サインポスト 3,455 38.5 11.5 AI搭載の無人化レジに注目、実証実験開始
現買信買 チャート 追加 3461 パルマ 830 34.6 10.9 ディア・ライフ傘下。トランクルームの滞納保証が主力
現買信買 チャート 追加 4390 IPS 1,305 46.3 10.6 フィリピンでの通信事業、在留外国人対象の人材紹介事業
  • ※弊社スクリーニングシステムおよび会社資料等をもとにSBI証券が作成。ただし、GA technologiesは今期より会計方針が変更(連結決算および国際会計基準を採用)の方針であり、ここでは従来の単独決算で実績と予想を比較した数字を用いています。なお高値からの下落率は、株式分割があった場合、それを加味した実質的な下落率で計算しています。

3【新興市場Now】マザーズ指数は大幅下落

東証マザーズ指数の2/5(火)の終値は868.86と、1/29(火)の終値961.19から9.6%の大幅下落となりました。マザーズ指数の構成比で最大のサンバイオ(4592)の株価が大幅に下落したのが主因です。同社株価の牽引材料となっていた開発中の新薬の臨床試験結果が思わしくないとの発表で、1/30(水)以降の4営業日、株価はストップ安となりました。

1/29(火)〜2/5(火)のマザーズ市場の個別銘柄では、サンバイオ(4592)が77.9%の大幅下落となった他、同じバイオ銘柄のそーせいグループ(4565)が3.9%の続落、ヘリオス(4593)も7.2%の下落となりました。この他では、ラクスル(4384)が、物流システムの新サービスの提供開始を引き続き好感し続伸、などが目立ちました。

JASDAQ市場は、日経平均並みの小幅上昇となりました。個別銘柄では、ハーモニック・ドライブシステム(6324)が続伸となりました。主要銘柄では、3Q決算がまずまずだったセリア(2782)が堅調でした。

※東証マザーズ指数について:東証マザーズ市場は近い将来東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄の時価総額加重平均型の指数です。ただし、一部の時価総額の大きい銘柄の影響度が大きい点に注意を要します。ちなみに12月末のマザーズ市場の時価総額に占める、サンバイオのシェアは11.8%、メルカリが5.6%、ミクシィが5.4%などとなっています。

図1:東証マザーズ指数(日足)

図2:JASDAQ平均(日足)

  • ※図1・図2ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表2:主要株式指標の騰落率(1/29〜2/5)

指数

終値(2/5)

騰落率

日経平均株価

20,844.45

0.9%

東証マザーズ指数

868.86

-9.6%

JASDAQ平均株価

3,401.67

0.3%

表3:主要株式指標の騰落率(1/29〜2/5)

コード

銘柄

終値(2/5)

騰落率

マザーズ市場の時価総額上位銘柄

 

4592

サンバイオ

2,620

-77.6%

4385

メルカリ

2,293

0.8%

7806

MTG

4,840

-0.9%

2121

ミクシィ

2,872

2.8%

4565

そーせいグループ

1,078

-3.9%

JASDAQ市場の時価総額上位銘柄

 

2702

日本マクドナルドホールディングス

4,840

0.7%

6324

ハーモニック・ドライブ・システムズ

3,865

6.8%

7564

ワークマン

7,590

-1.7%

2782

セリア

3,805

13.8%

6425

ユニバーサルエンターテインメント

3,285

0.2%

直近上場銘柄・市場で話題の銘柄

 

3967

エルテス

2,090

-8.3%

4593

ヘリオス

1,706

-7.2%

6572

RPAホールディングス

3,150

2.4%

4384

ラクスル

3,255

11.2%

6544

ジャパンエレベーターサービスホールディングス

1,801

4.0%

  • ※表2・表3はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は1/29(火)終値と2/5(火)終値の比較による。時価総額は12月末基準。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

信用取引を行うには、信用取引口座の開設が必要になります。WEBサイト上でのお手続きだけで「最短翌日」口座開設完了!


免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
新しいウィンドウで開きます。重要な開示事項(利益相反関係等)について
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

総額300万円山分け 入庫キャンペーン
お客さまサポート

よくあるお問合せ
・口座開設の流れ
・NISA関連のお問合せ
・パスワード関連のお問合せ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 国内信用デビュープログラム 年末年始大感謝祭 期間限定で最大20万円キャッシュバック!

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、
一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.