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2024-04-20 16:56:16

マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  上方修正期待銘柄をピックアップ!!

上方修正期待銘柄をピックアップ!!

2020/2/19
投資情報部 長谷川 稔

新型肺炎の感染拡大で、今月は重苦しい相場展開が続いています。2019年度3Q(10〜12月期)のGDP速報値も経済減速が想定以上であることを示していました。新型肺炎の影響が本格化する4Q(2020年1〜3月期)以降の企業業績への影響が一段と懸念されてきました。今後の株価動向は、個別企業の収益状況に、より敏感になることが想定されるのではないでしょうか。

そこで今回の「新興株ウィークリー」では、先週までに第3四半期の決算を発表した3月決算銘柄に焦点を当てて、今後の業績懸念が少なく、逆に上方修正が期待できそうな銘柄をピックアップしてみることにしました。皆さまの投資のご参考になれば幸いです。

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1上方修正期待銘柄をピックアップ!!

それでは早速銘柄をピックアップしてみます。冒頭でご説明したように、今回の「新興株ウィークリー」は、3月決算銘柄に焦点を当てて、2019年度3Qまでの決算が好調で、今後についても、業績見通しの上方修正が期待できそうな銘柄を抽出してみました。

今回のスクリーニング条件は、いたってシンプルで以下の2点です。

(1)東証マザーズまたはJASDAQの上場銘柄で、時価総額が200億円以上であること
(2)3月決算銘柄で、第3四半期までの累計の経常利益が、会社予想の通期経常利益の75%を超えていること(進捗率75%以上)

これらの条件を満たす銘柄のうち、経常利益の進捗率の上位銘柄を抜粋したものが下の表1となります。

表1 上方修正が期待できそうな銘柄はコチラ!!

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価(円)
2月18日
今期会社予想
経常増益率
3Qまでの
経常利益
進捗率(%)
2221 2221 2221 2221 岩塚製菓 4,110 31.1% 105.8
3150 3150 3150 3150 グリムス 2,019 12.8% 103.4
9640 9640 9640 9640 セゾン情報システムズ 2,207 6.6% 91.7
4488 4488 4488 4488 AI inside 17,390 黒字転換 90.0
9057 9057 9057 9057 遠州トラック 2,661 29.4% 89.8
7749 7749 7749 7749 メディキット 7,920 4.8% 88.2
6777 6777 6777 6777 santec 1,804 7.6% 87.0
7564 7564 7564 7564 ワークマン 8,160 37.6% 86.4
3793 3793 3793 3793 ドリコム 704 黒字転換 85.7
3923 3923 3923 3923 ラクス 1,526 -27.2% 85.3
4557 4557 4557 4557 医学生物学研究所 3,985 135.4% 84.1
9436 9436 9436 9436 沖縄セルラー電話 4,170 3.8% 84.0
4816 4816 4816 4816 東映アニメーション 4,855 -5.9% 83.3
2469 2469 2469 2469 ヒビノ 2,040 7.3% 82.3
6556 6556 6556 6556 ウェルビー 1,774 21.5% 81.8
  • ※各社公表資料等をもとにSBI証券が作成。

2抽出銘柄のポイント

それでは表1で抽出された銘柄群のうち数銘柄について、チャートとポイントを簡単にご紹介したいと思います。

グリムス(3150);2009年にJASDAQ市場に上場しています。電力の自由化を背景に、中小企業等への電力料金の削減プランの提示や電子ブレーカーの販売を主な業務内容としています。一般消費者向けに住宅用の太陽光発電システムの販売も行っています。今期は電力コスト削減プランの好調に加え、電力の小売事業が好調です。2Q決算時点で上方修正を行っていますが、3Q決算ですでに年度の予想利益を達成しています。3月中旬までに業績予想の修正を行うと会社側は公表しています。

セゾン情報システムズ(9640);1993年にJASDAQ市場に上場しています。1970年に当時の西武流通グループの情報処理機能を統合する形で設立された会社です。クレディセゾン(8253)が46.8%の株式を所有しています。流通や金融系のシステム開発や情報処理が事業の中心です。前期より株主還元方針を変更し、大幅な増配を実施しました。この結果、現在の会社予想配当金での利回りは3.85%となっています。業績はファイル転送ミドルウェアの好調で、3Q決算時点での経常利益の進捗率は91.7%に達しており、上方修正の期待が持てます。

ワークマン(7564);1997年にJASDAQ市場に上場しています。現場用の作業服や履物(安全靴)、用品(手袋、マスク、ヘルメット)などの専門チェーンです。フランチャイズを主体に12月末で全国に858店舗を有します。防寒や防水、酷暑対策衣料などの商品開発力に優れ、PB商品の比率が約4割を占め、同社の高い集客力や収益力の源泉となっています。2025年までに1,000店舗体制への拡大を目指しています。今期の業績は現場用機能性商品(冷却ファン内蔵作業着)の販売好調などで順調です。2Qおよび3Q決算時点で連続で上方修正を行いましたが、会社予想は依然保守的に見えます。

医学生物学研究所(4557);1996年にJASDAQ市場に上場しています。臨床検査薬・研究試験用試薬のメーカーですが、2013年にJSR(4185)との資本提携により、同社の子会社となっています。癌や自己免疫疾患等の臨床検査薬の伸長が業績を牽引しています。また新たに発売した遺伝子検査薬や中国事業が好調で、2Q決算時点で上方修正を行っていますが、3Q時点での進捗率は84.1%に達しており、依然保守的な予想に思われます。

ウェルビー(6556);就労を希望する障害者に対して、職業訓練・求職活動・職場定着支援を行っている会社です。未就学児童に対する療育事業も行っています。これまでは首都圏周辺の比重が高くなっていましたが、全国展開を進めており、就労移行支援事業所の「ウェルビー」は、2019年12月末で69事業拠点、就労定着支援事業も57拠点を有しています。障害者の就労は政府の重要な施策となっているうえ、同社独自の要因として全国展開の進展により、高い成長が期待できそうです。拠点拡大を背景に、業績は堅調で、3Qまでに年度予想利益の81.8%を達成しています。

図1 グリムス(3150)・日足

図2 セゾン情報システムズ(9640)・日足

図3 ワークマン (7564)・日足

図4 医学生物学研究所(4557)・日足

図5 ウェルビー(6556)・日足

  • ※図1から図5は、当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

2【新興市場Now】マザーズ、JASDAQとも反落

東証マザーズ指数の2/18(火)終値は808.62と、2/10(月)終値840.90に対して3.8%の反落となりました。JASDAQ平均も3.3%の下落となりました。同じ期間の日経平均は2.1%の下落だったので、新興株市場は日経平均に対し劣位に推移しました。新型肺炎の感染拡大から世界的に株価は不安定となっていますが、相対的に流動性が小さい新興株市場の不振が目立っています。

マザーズ市場の時価総額上位ではメルカリ(4385)が今回も続伸となりました。NTTドコモとポイントサービスで提携したニュースが引き続き好感されている模様です。それ以外の主力銘柄では、ラクス(3923)ティーケーピー(3479)の下げが目立ちました。ラクスは、3Q決算発表時に、これまで非開示だった今期会社予想が、減益になると公表したことが嫌気されました。ティーケーピーは、新型肺炎により今後多数の集客行事が手控えられ、業績に悪影響が出るのではないかとの観測が背景にあると思われます。

JASDAQ市場の時価総額が大きい銘柄では、ワークマン(7564)の下げが目立ちました。期末を控えて利益確定の売りに押されたとみられます。このほかの主力銘柄では、ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)日本マクドナルドホールディングス(2702)がいずれも堅調でした。

※東証マザーズ指数について:東証マザーズ市場は近い将来東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄の時価総額加重平均型(浮動株調整後)の指数です。ただし、一部の時価総額の大きい銘柄の影響度が大きい点に注意を要します。ちなみに1月末のマザーズ市場の時価総額に占める構成比は、メルカリ(4385)が5.7%、そーせいグループ(4565)が5.5%、ミクシィ(2121)が3.3%、ジーエヌアイグループ(2160)が3.2%などとなっています。

図6:東証マザーズ指数(日足)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_dom_em_weekly_200219_11.gif

図7:JASDAQ平均(日足)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_dom_em_weekly_200219_12.gif
  • ※図6、図7ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表2:主要株式指標の騰落率(2/10〜2/18)

指数 終値(2/18) 騰落率
日経平均株価 23,193.80 -2.1%
東証マザーズ指数 808.62 -3.8%
JASDAQ平均株価 3,695.25 -3.3%

表3:主要新興市場銘柄の騰落率(2/10〜2/18)

コード 銘柄 終値(2/18) 騰落率
マザーズ市場の時価総額上位銘柄
4385 メルカリ 2,311 5.2%
3923 ラクス 1,526 -12.8%
3479 ティーケーピー 3,415 -9.5%
4565 そーせいグループ 2,112 2.8%
2121 ミクシィ 1,891 -1.7%
JASDAQ市場の時価総額上位銘柄
7564 ワークマン 8,160 -7.7%
2702 日本マクドナルドホールディングス 5,250 1.4%
6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ 5,230 2.1%
6425 ユニバーサルエンターテインメント 3,305 5.9%
4816 東映アニメーション 4,855 -2.4%
直近上場銘柄・市場で話題の銘柄
3967 エルテス 2,108 -8.6%
4593 ヘリオス 1,820 -5.3%
6027 弁護士ドットコム 4,995 8.1%
4592 サンバイオ 2,056 -11.3%
7806 MTG 905 12.4%
  • ※表2・表3はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は2/18(火)と2/10(月)終値の比較による。時価総額は1月末基準。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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