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世界人口の4割が「巣ごもり」?関連銘柄を抽出!!

2020/4/1
投資情報部 長谷川 稔

4/1(水)より新年度入りとなりました。4月相場のスタートと威勢よく行きたいのですが、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、株式市場は波乱が続いています。各国で移動制限の強化措置がとられるなど、経済活動は急速に縮小しているとみられます。東京でも都知事から土日の外出や、三つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けるようにとの要請がなされています。まさに「巣ごもり」生活を強いられているのが現状です。世界人口の実に4割が自宅待機状態との報道もありました。

今回のコロナショックのインパクトは、株式市場では、よくリーマンショック時と比較されます。リーマンショック時は金融市場の収縮により、世界の経済活動は急速に縮小しました。しかし、当時は人の移動に制限はかかりませんでした。またMERSやSARSの流行、テロ活動、戦争に際しても、これだけ世界的な規模での人の移動の制限、生産・サービス活動の停止は経験したことがなかったと思います。したがって、今後は経済指標の極端な悪化や企業業績の下方修正のニュースが相次ぐ公算が高いと思われます。

東京株式市場では3/19(木)に日経平均株価が一時16,358円まで下落し、3年4ヵ月ぶりの安値を付けました。しかしこうした中にあっても、逆行高している業種や銘柄が存在しています。その代表的な例が情報・通信セクターの携帯電話会社です。NTTドコモ(9437)は現在18年ぶりの高値圏となっています。米国株では、3/25(水)に好調な決算を発表したマイクロン・テクノロジーが注目されました。いずれもテレワークの拡大やゲームの利用増加など、「巣ごもり」現象による通信量の拡大が収益にプラスに作用する背景があるためです。

そこで今回の「新興株ウィークリー」では、「巣ごもり」関連銘柄にスポットを当ててみました。現在のような環境下でも、収益にあまり影響を受けない業態、あるいは逆にメリットを享受する可能性のある業態から銘柄をピックアップしてみました。皆さまの投資のご参考になれば幸いです。

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1「巣ごもり」関連銘柄は?!

それでは早速銘柄をピックアップしてみましょう。「巣ごもり」関連銘柄としては、当社のWebサイトの「テーマキラー!」の中に「巣ごもり」が新着テーマとして、掲載されています。これに加えて、「新興株ウィークリー」が「巣ごもり」に関連しそうな銘柄を選択して、銘柄を絞り込んでみました。

条件は以下のとおりです

(1)マザーズまたはJASDAQの上場銘柄で、時価総額が100億円以上であること
(2)あくまでも主力のビジネスが「巣ごもり」の影響で、プラスの影響を受けると考えられる銘柄であること
  具体的には衣食住に加え医療、勤務、レジャーなどの分野で、自宅待機により新たな需要が喚起されることとしました。

これらの条件を満たすのが下の表1の銘柄群となりました。なお、掲載はコード番号順としました。

表1 「巣ごもり」関連銘柄はコチラ!?

取引 チャート ポート
フォリオ
コード 銘柄名 株価(円)
3月31日
巣ごもりへの関連
2121 2121 2121 2121 ミクシィ 1,569 ゲーム需要拡大
2484 2484 2484 2484 出前館 1,060 弁当、食事の出前仲介増加
2702 2702 2702 2702

日本マクドナルドホールディングス

4,870 テイクアウト、デリバリー増加
2706 2706 2706 2706 ブロッコリー 1,172 ゲーム需要拡大
3182 3182 3182 3182 オイシックス・ラ・大地 1,481 青果物の宅配需要増加
3641 3641 3641 3641 パピレス 1,691 電子書籍・コミック需要増加
3723 3723 3723 3723 日本ファルコム 1,038 ゲーム需要拡大
3758 3758 3758 3758 アエリア 534 スマホ向けゲーム需要増加
3857 3857 3857 3857 ラック 751 自宅勤務で情報セキュリティー
3911 3911 3911 3911 Aiming 472 スマホ向けゲーム需要増加
3990 3990 3990 3990 UUUM 2,056 YouTuberの視聴数増大
4308 4308 4308 4308 Jストリーム 1,058 ネットでの動画配信需要増加
4385 4385 4385 4385 メルカリ 2,100 不用品の売買活発化
4424 4424 4424 4424 Amazia 3,910 漫画アプリの購読増加
4816 4816 4816 4816 東映アニメーション 5,050 アニメの需要拡大
  • ※各社資料等をもとにSBI証券が作成。

2抽出銘柄のポイント

それでは表1で抽出された銘柄群のうち数銘柄について、チャートとポイントを簡単にご紹介します。

出前館(2484);2006年にJASDAQ市場に上場しています。旧社名は「夢の街創造委員会」です。出前仲介サイト「出前館」を運営しています。配達代行業務や飲食店向けに酒類の通販事業も行っています。LINE(3938)との資本業務提携関係を深めており、LINEが35.9%の株式を所有する予定(5月半ば)です。アクティブユーザー数320万人、加盟店舗数21,450(いずれも2月末)を有していますが、今後はLINEの同種事業を「出前館」ブランドに統合する予定です。巣ごもり生活の長期化で出前需要の拡大や、飲食店側の活用増加が期待できそうです。

日本マクドナルドホールディングス(2702);国内最大のハンバーガーチェーンで、全国におよそ2,900店舗を有しています。限定商品の投入や顧客参加型販促活動、「夜マック」など新サービスの開始により、客数、客単価とも増勢基調で、既存店売上高のプラス成長が続いています。懸念された2月の既存店売上高は14.7%増と大幅に伸長しました。持ち帰り需要の増加や、学生・生徒たちの集う場所としての面がプラスに出た模様です。また同社は株主優待の面で人気が高い銘柄の1つになっています。100株以上の株主に対し、バーガー類、サイドメニュー、飲み物の3種類の商品がもらえる無料引換券がそれぞれ6枚ずつで1冊になった優待食事券が配布(6月末と12月末の株主に対してそれぞれ)されます。

オイシックス・ラ・大地(3182);有機野菜、特別栽培農産物、無添加加工食品など、安全性に配慮した食品・食材を生産者から直接仕入れて、ウェブサイトやカタログを通じて一般消費者に販売している会社です。毎週定期的に配達する契約でストック型ビジネスです。競合していた「大地を守る会」、「らでぃっしゅぼーや」との経営統合で顧客層が広がると同時に、高い利益率を維持できるビジネスモデルを構築しています。新型コロナウイルスの感染拡大で宅配需要の増加が予想されるのではないでしょうか。株主優待でも魅力のある自社商品が贈呈されます。

ラック(3857);1986年にシステム開発会社として設立されました。1995年に日本で最初に情報セキュリティ事業をスタートしたセキュリティ対策のパイオニア企業です。政府機関へのセキュリティ対策への提言や支援を行うなどの実績を持っています。2014年にはKDDIと資本提携を行い、人材招聘など関係を強化しています。システム開発とセキュリティ監視(24時間リアルタイム)業務に強を持っています。自宅勤務(テレワーク)の増加にともない、セキュリティ対策が一段と重要になってくるとみられます。

Jストリーム(4308);2001年にマザーズに上場しています。トランス・コスモス(9715)が44.5%の株式を所有、KDDIも大株主となっています。インターネットによる動画ライブ中継やオンデマンド放送の配信インフラの提供が主力事業です。医薬品会社(新薬の情報や学会等のWeb講演会など)や放送局向けに強みを持っています。NHKのネット放送解禁、eスポーツの設備構築など、先行きの事業環境は良好です。巣ごもり生活の拡大で、ビデオオンデマンドの需要増加が期待できるのではないでしょうか。

図1 出前館(2484)・日足

図2 日本マクドナルドホールディングス(2702)・日足

図3 オイシックス・ラ・大地?(3182)・日足

図4 ラック(3857)・日足

図5 Jストリーム(4308)・日足

  • ※図1から図5は、当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

2【新興市場Now】マザーズ、JASDAQとも続伸

東証マザーズ指数の3/31(火)終値は620.09と、3/24(火)終値に対して2.4%の続伸となりました。JASDAQ平均も2.3%の続伸となりました。ただし同じ期間の日経平均株価は4.6%の上昇であり、マザーズ指数、JASDAQ平均は、ともに日経平均株価に対し劣位に推移しました。新型コロナウイルスの感染拡大は続いていますが、主要国の多くで非常事態宣言が発令され、新型コロナウイルス感染拡大を抑えるための取り組みが本格化したこと、米国が2兆ドル規模の財政支出を決めるなど各国の経済対策が打ち出されたこと、FRB(米連邦制度理事会)が実質ゼロ金利を復活させ、無制限の量的緩和に踏み切ったことなど、事態を打開する動きも本格化しつつあります。それらを背景に、3月下旬までの世界の株式市場はやや落ち着きを取り戻し始めています。

マザーズ市場の時価総額上位では、メルカリ(4385)フリー(4478)が上昇する一方、ラクス(3923)ミクシィ(2121)が下げるなどまちまちな展開となりました。この他ではティーケーピー(3479)が、他の不動産関連銘柄と同様に大幅な下落となりました。またエルテス(3967)が大幅上昇となりましたが、テレワーク関連銘柄として物色された模様です。

JASDAQ市場の主力銘柄では、ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)セリア(2782)の上昇が目立ちました。ユニバーサルエンターテインメント(6425)は新型コロナウイルスによりパチンコ・パチスロ業界に悪影響が懸念されるほか、同社の運営するフィリピンのカジノの営業停止も嫌気され、続落となりました。

※東証マザーズ指数について:東証マザーズ市場は近い将来東証1部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄の時価総額加重平均型(浮動株調整後)の指数です。ただし、一部の時価総額の大きい銘柄の影響度が大きい点に注意を要します。ちなみに2月末のマザーズ市場の時価総額に占める構成比は、メルカリ(4385)が8.1%、そーせいグループ(4565)が5.4%、フリー(4478)が3.7%、ミクシィ(2121)が3.4%、マネーフォワード(3994)が3.2%などとなっています。

図6:東証マザーズ指数(日足)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_dom_em_weekly_200401_11.gif

図7:JASDAQ平均(日足)

https://sbisec.akamaized.net/sbisec/images/base/g_market_report_dom_em_weekly_200401_12.gif
  • ※図6、図7ともに当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。

表2:主要株式指標の騰落率(3/24〜3/31)

指数 終値(3/31) 騰落率
日経平均株価 18,917.01 4.6%
東証マザーズ指数 620.09 2.4%
JASDAQ平均株価 2,952.79 2.3%

表3:主要新興市場銘柄の騰落率(3/24〜3/31)

コード 銘柄 終値(3/31) 騰落率
マザーズ市場の時価総額上位銘柄
4385 メルカリ 2,100 9.0%
4478 フリー 3,450 5.3%
3923 ラクス 1,596 -3.8%
2121 ミクシィ 1,569 -5.4%
4565 そーせいグループ 1,292 5.4%
JASDAQ市場の時価総額上位銘柄
2702 日本マクドナルドホールディングス 4,870 -1.3%
7564 ワークマン 5,940 1.2%
6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ 4,725 9.1%
6425 ユニバーサルエンターテインメント 1,632 -4.6%
2782 セリア 3,125 6.0%
直近上場銘柄・市場で話題の銘柄
3967 エルテス 1,462 17.3%
3479 ティーケーピー 1,241 -11.5%
6027 弁護士ドットコム 4,225 -4.2%
4592 サンバイオ 1,160 2.3%
4488 AI inside 16,100 -1.8%
  • ※表2・表3はBloombergデータをもとにSBI証券が作成。騰落率は3/31(火)と3/24(火)終値の比較による。時価総額は2月末基準。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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