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乱高下相場はコレで乗り切れ!?「中間決算」で見直し買い期待の銘柄を探る

2015/10/02
投資調査部 鈴木英之

株式相場の波乱が続いています。日経平均株価は8月に前月比8.2%下落したのに続き、9月も同8.0%下落しました。中国など新興国経済や米国の金融政策に対する不透明感が背景とみられます。ドイツの大手自動車メーカーであるフォルクスワーゲンの排ガス規制対応に関連した不正問題も相場の波乱を助長しました。

しかし、こうした波乱続きの株式相場にも反発の芽が出ているように思われます。日経平均株価が予想PERでみた重要な下値支持ラインまで下げたため、値ごろ感が強まりやすいと考えられます。予想PERの高低が市場心理の強弱を表すと考えるならば、前の政権末期の閉塞感に覆われた時期の水準(「アベノミクス相場」開始直前水準である13.6倍)以下まで下げるのはやはり「行き過ぎ」ではないかと考えられます。2014/5に日経平均株価が、その予想PER13.46倍まで下げた直後に反発に転じたように、今回も、予想PER13.37倍(2015/9/29)まで下げた日経平均が反発に転じても不思議ではないと思います。

もっとも油断は大敵です。過去を振り返ると、10月相場も波乱となるケースが少なくないためです。しかし、8月および9月の株価下落で、好業績株に投資妙味が出てきたことも事実だと思います。折しも、10月は下旬から3月決算企業の「中間決算」発表が本格化するため「企業業績」にスポットが当たりやすくなると考えられます。そこで今回の「日本株投資戦略」では、今期好業績が見込まれ、業績予想の上方修正も期待できるような銘柄をピックアップしてみました。波乱相場は、それらの銘柄で乗り切れると期待したいところです。

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株式相場が反発に転じる材料が揃ってきた!?

冒頭でご説明したように、8月から9月にかけて株式相場は波乱の動きになりました。過去を振り返ると、10月相場も過去10年間の日経平均株価・月間騰落率が平均で2.0%の下落とパフォーマンスが良くない月になっているため、引き続き注意が必要です。

しかし、株価の反発につながり得る材料は出てきています。ひとつはやはり冒頭で触れたように、日経平均株価が予想PERでみた重要な下値支持ラインまで下げたため、値ごろ感が強まりやすいことです。予想PERの高低が市場心理の強弱を表すと考えるならば、前の政権末期の閉塞感に覆われた時期の水準(「アベノミクス相場」開始直前水準である13.6倍)以下まで下げるのはやはり「行き過ぎ」ではないかと考えられます。2014/5に日経平均株価が、その予想PER13.46倍まで下げた直後に反発に転じたように、今回も、予想PER13.37倍(2015/9/29)まで下げた日経平均が反発に転じても不思議ではないと思います。9/30と10/1の株価上昇は、反発相場の「序章」となっているのかもしれません。

ちなみに、その大幅安によって日本株下落のキッカケを作った中国株ですが、冷静に見ると落ち着きを取り戻す兆しをみせています。上海総合指数の月間騰落率は6月-7.3%、7月-14.3%、8月-11.8%と大きな下落が続きましたが、9月は-4.8%と下落率は小さくなっています。水準的にも、バブル的上昇局面の起点となった3,000ポイント台に戻ってきていますので、下値不安は後退しつつあるようです。株式市場は、中国経済の減速リスクをいったんは消化しつつあるように思われます。

あとは、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策について、その方向感が明確になることが、日本株のみならず広く世界の株式市場の本格的反発につながる要因となるかもしれません。最近の米国株式市場では、ようやく強い経済指標に対し素直に株価上昇で反応するケースが増えているように見受けられます。従って、FRBによる政策金利の引き上げは逆に、市場で「アク抜け」と理解され、株価上昇につながる可能性が膨らんできたと考えられます。

図1:予想PERがアベノミクス相場の「最低ライン」に届いた日経平均株価

  • ※日経平均株価データを用いてSBI証券が作成。
2

どうなる企業業績?その中で再評価が見込まれるのはどんな銘柄か。

株式市場の一部では、新興国経済の減速を背景に、上場企業の業績予想は下方修正される可能性が大きく、予想PERは「下がっても当然」との指摘があります。確かに、企業業績で下方修正が増えてくると、予想PERを使って株価の割安・割高を論ずる意義が低下してしまうので、その使い方には注意が必要になります。

ただ、図2からご理解いただける通り、上場企業の業績の方向感を示唆する日経平均株価の予想EPSは10/1現在1,265円となり、再び上昇の兆しをみせています。会社予想業績をベースとする日経平均予想EPSはもともと保守的な数字とみられていただけに、海外経済の不透明感が強まってはいても、下方修正には及ばないのかもしれません。また、10/1に発表された日銀短観からもわかるように、確かに製造業には逆風が強まっているイメージですが、非製造業は予想以上に好調で、「全産業」ベースでは、ほぼ予想通りの景況感になっています。

従って、上記の図1で示した予想EPSの低下を素直に「割安感の強まり」と評価していいように思われます。こうした中、10月下旬からはいよいよ3月決算企業の「中間決算」発表が本格化するため「企業業績」にスポットが当たりやすくなるとみられます。そこで今回は、今期好業績が見込まれ、業績予想上方修正も期待できるような銘柄をピックアップしてみました。

スクリーニング条件は以下の通りで、下の全条件を満たす銘柄を(2)の数字が大きい順に並べました(表1)。

(1)時価総額1千億円以上で、今期予想EPSが2社以上のアナリストから公表されている主力上場銘柄。
(2)今期のアナリスト予想営業利益が、会社予想営業利益を5%超上回っている銘柄。
(3)来期のアナリスト予想営業利益が、今期(アナリスト予想)に対し、10%以上の増益見通しであること。
(4)今期予想EPSが過去4週間で2%超上方修正されていること。

図2:再び上昇の兆しを見せ始めた日経平均の予想EPS(一株利益)

  • ※日経平均株価データを用いてSBI証券が作成。

表1:中間決算で再評価が見込まれる銘柄(スクリーニング)

コード 銘柄名 株価
(10/1)
(円)
予想
PER(倍)
会社予想
営業利益
(百万円)
前年同期
比増減
(%)
市場予想
営業利益
(百万円)
市場予想
÷
会社予想
1861 熊谷組 376 12.2 11,900 -26.1% 16,750 40.8%
1942 関電工 768 20.3 10,100 7.6% 12,438 23.1%
4922 コーセー 11,200 33.5 28,000 23.6% 33,194 18.5%
1893 五洋建設 547 20.4 14,500 18.0% 16,300 12.4%
7269 スズキ 3,759 16.7 190,000 5.9% 211,341 11.2%
9107 川崎汽船 270 10.6 39,000 -18.7% 43,281 11.0%
4095 日本パーカライジング 991 10.5 16,500 11.1% 17,770 7.7%
4681 リゾートトラスト 3,125 22.4 19,500 21.6% 20,892 7.1%
2802 味の素 2,536 23.9 82,000 10.0% 86,880 6.0%
  • Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。「市場予想」はBloombergが集計したアナリスト・コンセンサス。予想PERについても、市場予想EPSをベースに計算。データは2015/10/1現在。
3

「中間決算」で再評価が期待される5銘柄を詳細解説

最後に、前項でのスクリーニング条件より抽出した「厳選5銘柄」を詳細解説します。市場予想営業利益が会社予想を大きく上回っている銘柄から順に5銘柄選びました。ただし、業種の重複を避けるため五洋建設を、新興国経済減速や市況低迷懸念を勘案して川崎汽船を除いた上位5銘柄をコメントしています。

銘柄コード 1861 銘柄名
ポイント
  • 準大手ゼネコンの一角を占めています。受注額に占める建設と土木の比率は五分五分ですが、一般的にはトンネル工事などの大型土木工事に強い建設会社として知られています。
  • 受注額(第1四半期)は前年同期比11%減とやや一服ですが、東京五輪開催を控えている上、中央リニア新幹線等の工事があり、今後の仕事量確保に不安は少なそうです。第1四半期の完成工事粗利益率は前年同期の6.2%から、当四半期は7.6%と大きく改善しています。その効果もあり、第1四半期の営業利益は前年同期比39%増と、好調なスタートでした。大手ゼネコンの多くが予想PER20倍以上で評価されていることを考えれば、予想PER17倍台(10/2)は割安感の強い水準と考えられます。

日足チャート

  • 当社のチャートツールを用いてSBI証券が作成(2015/10/2現在)
銘柄コード 1942 銘柄名
ポイント
  • 電気工事の最大手。東京電力が親会社です。企業収益の改善を背景に、大型開発案件やオフィスビル建設などの増加が追い風になっています。第1四半期の営業利益は前年同期比129%増、個別受注高が同24.9%増と好調でした。原油や天然ガスの価格が下がり、親会社であり主要納入先の東京電力の採算が改善することはプラス要因になると考えられます。
  • 円安が定着し、製造業の国内回帰が一層増え、国内設備投資が増えてくれば、当社のビジネスチャンスも拡大しそうです。株価は8/6高値から15%前後下げた水準ですが、ファンダメンタルズの改善を背景に、200日移動平均が強い下値支持ラインになりそうです。

日足チャート

  • ※当社のチャートツールを用いてSBI証券が作成(2015/10/2現在)
銘柄コード 4922 銘柄名
ポイント
  • 化粧品大手です。業績が好調で、7/31に業績予想を大きく上方修正しています。買収した米国タルト社が順調に貢献していることに加え、インバウンド消費の取り込みにも成功しているようです。
  • 修正後の今期予想営業利益は前期比23%増の280億円です。しかし、第1四半期の営業利益は85億円(前年同期比97%増)で、進捗率は約30%増でした。会社側の業績予想は現状でも保守的と考えられ、さらなる業績予想上方修正の期待が高まりそうです。短期的には、中国・国慶節の大型連休(10/1〜10/7)があり、インバウンド消費が注目されやすいことも追い風とみられます。予想PERが高くなってきましたので、投資タイミングに注意したいと思います。

日足チャート

  • ※当社のチャートツールを用いてSBI証券が作成(2015/10/2現在)
銘柄コード 7269 銘柄名
ポイント
  • 地域別売上高(台数)で、アジアが60%と突出し、さらにその7割がインド向けです。同国は将来、中国を抜いて人口最大の国になる可能性もあり、潜在成長余地は大きいとみられます。
    外為相場では、対ドル、対ユーロのみならず、対インドルピーも非常に重要です。1インドルピー0.01円の円安で7.3億円の増益効果(前期実績からの想定)が期待されます。なお、1インドルピーは前期平均レート1.81円に対し、現在は1.83円近辺です。
  • 排出ガス検査対応に絡む不正で株価が急落したフォルクスワーゲン株を保有していましたが、すでに売却契約済みで有価証券売却益367億円が発生しています。株価は8/6の高値4,780.5円から一時26%下げるなど、調整が進んでいます。アジアはインドが好調な半面、東南アジアが不振ですが、これらの地域の将来性を考えれば、現在のような押し目は長期的なチャンスかもしれません。業績的には、むしろ上振れ期待が大きいようです。

日足チャート

  • ※当社のチャートツールを用いて作成(2015/10/2現在)
銘柄コード 4095 銘柄名
ポイント
  • 鉄やアルミ、ステンレスなどの金属表面に塗布し、洗浄または防錆、潤滑などの効果をおよぼす表面処理薬剤でトップシェアの企業です。自動車や鉄鋼などが主力取引先です。これらの製造業の海外展開に対応して当社も海外進出しており、米国、韓国、中国、台湾、タイなど11ヵ国に展開しています。
  • 強い国際競争力がありそうですが、一般消費者向け商品ではないため、馴染みの薄い銘柄と言えるかもしれません。その分、予想PERは低めで、現在のような長期下落局面が買い場になる可能性がありそうです。

日足チャート

  • ※当社のチャートツールを用いてSBI証券が作成(2015/10/2現在)
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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