SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-12-14 09:28:12

マーケット > レポート > 日本株投資戦略 >  「トランプ銘柄」だけではない!?ここから買える「出遅れバリュー株」はコレ!?

「トランプ銘柄」だけではない!?ここから買える「出遅れバリュー株」はコレ!?

2016/11/25
投資調査部 鈴木英之

「トランプ・ラリー」が続いています。日経平均株価は米大統領選挙の投票日であった11/8(火)には17,171円でしたが、11/25(金)には18,381円まで7%も上昇しました。米大統領選挙という重要イベントを通過したことでリスクが取りやすくなり、減税や財政出動などトランプ次期大統領の経済対策について、そのプラス面に期待が集まったためとみられます。この間、米金利の上昇や円安・ドル高が加速したことも追い風になりました。

物色面で目立つのは金融株で、その他では社会インフラ関連株等がけん引役となりました。特に時価総額1千億円超の主力株グループでは銀行株が上位に顔を並べています。こうした物色傾向は今後も続くのでしょうか、それとも他の銘柄にシフトするのでしょうか。

1

「トランプ・ラリー」でここまで買われた銘柄の特徴は?

「トランプ・ラリー」が続いています。日経平均株価は米大統領選挙の投票日であった11/8(火)には17,171円でしたが、11/25(金)には18,381円まで7%も上昇しました。

表1はその間に上昇した主力銘柄を上昇率の大きい順に並べたものです。ここで目立つのは金融株です。その他、社会インフラ関連株等もけん引役となりました。

金融株はなぜ上昇したのでしょうか。すでに米国経済が好調であるにもかかわらず、トランプ次期大統領が減税や財政出動を伴う社会インフラ整備を主張したため、期待インフレ率が高まり、米10年国債が上昇したためと考えられます。また、トランプ次期大統領が金融規制緩和を検討していることも追い風とみられます。

米金利上昇を受けて、日本の10年国債利回りにも上昇圧力がかかりました。一般的に金利の上昇は利ザヤの拡大につながるため、金融株にはプラス要因であると考えられています。

ただ、金融株が上昇したのは、金利の上昇だけが背景ではないとみられます。図1をご覧いただくとご理解頂けるように、1倍割れを含む低PBR銘柄が多いことがもうひとつの特徴です。バリュエーションの面で出遅れていた銘柄が物色の主役であった可能性がある訳です。

金融株は長く続いてきた低金利を背景に、物色の圏外に置かれ、その結果として低PBR銘柄の代表的な存在になってしまいました。

しかし、低PBR銘柄に代表されるバリュエーション面で割安な銘柄は他にもあると考えられます。今回の「日本株投資戦略」では、そうした銘柄を抽出すべくスクリーニングを行ってみました。

表1:米大統領選挙後に上昇した主力銘柄

コード

銘柄名

株価(円)
(11/24)

騰落率
(11/8〜)

PBR
(倍)

8306

三菱UFJフィナンシャル・グループ

677

28.0%

0.55

6877

OBARA GROUP

5,060

27.2%

3.02

6141

DMG森精機

1,286

25.9%

1.00

8750

第一生命ホールディングス

1,886

24.3%

0.77

6432

竹内製作所

2,498

23.2%

2.22

6588

東芝テック

556

22.4%

2.28

8508

Jトラスト

999

21.7%

0.67

8308

りそなホールディングス

547

21.6%

0.69

6740

ジャパンディスプレイ

267

20.8%

0.44

8377

ほくほくフィナンシャルグループ

1,850

20.5%

0.43

3288

オープンハウス

2,672

20.4%

2.39

8309

三井住友トラスト・ホールディングス

4,231

19.2%

0.61

8515

アイフル

369

18.4%

1.72

5233

太平洋セメント

350

18.3%

1.25

8316

三井住友フィナンシャルグループ

4,251

18.0%

0.58

8341

七十七銀行

537

17.9%

0.46

8586

日立キャピタル

2,784

17.8%

1.00

8766

東京海上ホールディングス

4,888

17.3%

1.05

6472

NTN

435

17.3%

0.93

1605

国際石油開発帝石

1,094

17.0%

0.50

  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成。時価総額1千億円以上の上場銘柄について、11/8〜11/24の間の株価上昇率が大きい順に並べたもの。PBRは前期実績基準。
2

ここから買える「出遅れバリュー株」はコレ!?

表2はここから買える「出遅れバリュー株」を抽出することを目的にスクリーニングを実施し、その結果抽出された銘柄です。ここでのスクリーニング条件は以下の通りで、全条件を満たす銘柄を低PBR順に並べてみました。

(1)時価総額1千億円以上の上場銘柄(3月決算・金融を除く)
(2)市場予想営業利益(11/24現在)が中間決算発表シーズン直前の10/18時点よりも上昇
(3)2018/3期の市場予想営業利益が10%超の増益見通し
(4)PBRが1倍未満
(5)予想配当利回りが2%以上

商社が多いのが特徴です。商社は新興国経済の減速や商品市況の低迷等を背景に長い間、低PBR状態に放置されてきましたが、ここにきて出直りの兆しを強めているようです。

なお、予想配当利回りをスクリーニング条件にしているため、結果的に好配当利回り銘柄が中心となっています。このため、内外の金利が上昇する局面では、債券との比較で相対的な魅力が低下しやすく、現在の相場では出遅れやすい側面があると考えられます。逆に日経平均株価が調整し、日米の長期金利の上昇が止まる場面では買われやすい側面もあると考えられます。その意味では、文字通り「出遅れ株」という表現がふさわしいと考えられます。

表2:ここから買える「出遅れバリュー株」はコレ!?

取引 チャート コード 銘柄名 株価
(11/24)
11/8からの
騰落率
今期市場
予想PER
PBR 今期市場予想
配当利回り
現買信買 チャート2768双日 289 7.8% 9.3 0.66 2.8%
現買信買 チャート8053住友商事 1,357 9.2% 11.8 0.71 3.7%
現買信買 チャート8002丸紅 629.1 16.3% 7.7 0.77 3.1%
現買信買 チャート 4208 宇部興産 232 8.4% 12.6 0.85 2.6%
現買信買 チャート 6701 日本電気 302 5.2% 12.3 0.92 2.1%
現買信買 チャート 9531 東京瓦斯 473 -2.0% 23.7 0.98 2.3%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。単位はPERとPBRが「倍」、配当利回りと騰落率が「%」。市場予想はBloombergが集計したアナリストの市場コンセンサスであることを示しています。
3

「トランプ・ラリー」で下げた銘柄に「逆張り」チャンスはあるのか?

表3は主力銘柄のうち、「トランプ・ラリー」で逆に下げた銘柄です。基本的には、現在の上昇相場のテーマから外れている銘柄が含まれています。また、一部の例外を除き、PBRが高めの銘柄が多いように思われます。そして、業績見通しが悪化した銘柄も無論含まれています。

もっとも、ゲーム関連株の中には業績見通しが良好な銘柄もあり、これまでVR(仮想現実)等で物色されてきた反動が出ている銘柄もあります。また、食品株などは基本的に円安が逆風になりやすいという市場のイメージも強いようです。

市場での注目テーマが変わったり、為替の動きに変化が生じた場合は、これらの下げた銘柄から大きく反発する銘柄が出てくる可能性もありそうです。

表3:米大統領選挙後に下落した主力銘柄

コード

銘柄名

株価(円)
(11/24)

騰落率
(11/8〜)

PBR
(倍)

3668

コロプラ

959

-29.0%

1.95

9684

スクウェア・エニックス・ホールディングス

2,855

-16.2%

2.07

2269

明治ホールディングス

9,130

-10.1%

3.33

4527

ロート製薬

1,610

-10.1%

1.71

5105

東洋ゴム工業

1,442

-9.6%

1.05

9766

コナミホールディングス

3,905

-9.0%

2.62

3116

トヨタ紡織

2,474

-9.0%

1.91

3046

ジェイアイエヌ

4,970

-8.4%

7.82

2264

森永乳業

766

-8.1%

1.47

4613

関西ペイント

2,031

-8.0%

1.88

1893

五洋建設

561

-8.0%

1.99

7240

NOK

2,219

-7.7%

0.89

7915

日本写真印刷

2,366

-7.5%

1.52

9533

東邦瓦斯

867

-7.5%

1.65

8876

リログループ

15,670

-7.2%

7.16

2871

ニチレイ

2,199

-6.9%

2.09

2270

雪印メグミルク

3,135

-5.6%

1.68

7211

三菱自動車工業

520

-5.6%

1.13

3349

コスモス薬品

21,120

-5.6%

5.54

2440

ぐるなび

2,432

-5.1%

5.83

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成。時価総額1千億円以上の上場銘柄について、11/8〜11/24の間の株価下落率が大きい順に並べたもの。PBRは前期実績基準。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

信用取引を行うには、信用取引口座の開設が必要になります。WEBサイト上でのお手続きだけで「最短翌日」口座開設完了!


免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
新しいウィンドウで開きます。重要な開示事項(利益相反関係等)について
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

総額300万円山分け 入庫キャンペーン
お客さまサポート

よくあるお問合せ
・口座開設の流れ
・NISA関連のお問合せ
・パスワード関連のお問合せ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 国内信用デビュープログラム 年末年始大感謝祭 期間限定で最大20万円キャッシュバック!

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、
一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.