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2024-12-03 14:05:26

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安川電、古河電に続け!?残る四半期決算で好業績が期待される銘柄はコレ!??

2017/08/04
投資調査部 鈴木英之

2017年4〜6月期の決算発表が佳境を迎えました。決算発表社数でみると8/7(月)〜8/10(木)に合計で1,300社超の企業が決算発表を予定しており、ここが最大にして最後のヤマ場になるとみられます。

そこで、今回の「日本株投資戦略」では、四半期決算を前に書いた過去のレポートでご紹介した銘柄のうち、決算発表が終わっていない銘柄を改めてご紹介し、直近の参考情報と併せてご紹介することにしました。過去にご紹介したレポートには、好業績を発表し、株価が大幅に上昇した安川電(6506)、古河電(5801)も含まれていました。レポートで銘柄をご紹介した時に用いたスクリーニング条件は、ある程度有効であったと考えてよさそうです。

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残る四半期決算で好業績が期待される銘柄はコレ!?

2017年4〜6月期の決算発表が佳境を迎えました。8/4(金)にはトヨタ(7203)を含む300社超の上場企業で決算発表が行われました。しかし、決算発表社数でみるとやはり、8/7(月)〜8/10(木)に合計で1,300社超の企業が決算発表を予定しており、ここが最大にして最後のヤマ場になるとみられます。

そうした中、発表された2017年4〜6月期の利益が市場予想を上回ったり、会社側が通期の業績予想を上方修正する等のケースが目立っており、それらを好感して株価が上昇するケースも多くなっています。7/20(木)に主要企業のほぼ「先頭」を切って決算発表を行った安川電(6506)では四半期利益が事前の市場予想を上回った上、会社側が通期(18/2期・決算期変更)の業績見通しを上方修正し、株価が大きく上昇しました。また、8/2(水)に決算発表をした古河電(5801)も好決算および業績予想の上方修正が好感され、8/3(木)は株価が「ストップ高」となっています。

ちなみに「日本株投資戦略」では、2017年4〜6月期の決算発表を前に、それに関連する3本のレポートを書いてきました。

・買い場到来?業績予想「上方修正」も期待できる「特選10銘柄」はコレ!??(6/30付)
・第1四半期、利益上振れ&株価上昇が期待できそうな銘柄はコレ!?(7/7付)
・注目のマザーズ市場。四半期決算から好業績銘柄を予想!?(7/28付)

実は、好業績で株価が上昇した安川電や古河電は上記のレポート(7/7付)でご紹介した銘柄でした。また、6/30付のレポートでご紹介した都競馬(9672)も7/27(木)に好決算を発表し、翌営業日には一時6.3%の水準まで上昇しました。

これらから、上記の3本のレポートで銘柄をご紹介した時に用いたスクリーニング条件は、ご投資に当たっての参考情報としてある程度有益であったと考えることができます。そこで、今回の「日本株投資戦略」では、上記のレポートでご紹介した銘柄のうち、決算発表が終わっていない銘柄を改めてご紹介し、直近の参考情報と併せてご紹介(表1)することにしました。

なお、日経新聞等で四半期業績について観測報道が出ている銘柄もあります。その場合、それら報道で示された数字が、アナリストの事前予想を下回っている時は注意が必要ですが、報道で示された数値程度は株価に織り込まれていると考えることもでき、投資判断の際には注意が必要であると考えられます。

表1:残る四半期(2017年4〜6月期)決算で好業績が期待される銘柄は!?

取引 チャート コード 銘柄名 株価
(8/4)
市場
通期
決算期
決算発表
月日
(予定含む)
参考情報
(営業利益の動向)
現買信買 チャート 4641 アルプス技研 3,685 東1・12月 8/8 Q1は24.1%増。通期7.5%増益予想
現買信買 チャート 7272 ヤマハ発動機 2,860 東1・12月 8/8 Q1は15.5%増益。通期10.5%増益予想
現買信買 チャート 6383 ダイフク 3,890 東1・3月 8/8 Q1は27%増見込みと日経報道
現買信買 チャート 6841 横河電機 1,874 東1・3月 8/8 Q1は18%増見込みと日経報道
現買信買 チャート 7966 リンテック 2,780 東1・3月 8/7 Q1は7%増見込みと日経報道
現買信買 チャート 6976 太陽誘電 1,801 東1・3月 8/7 村田製が中国在庫調整で減益
現買信買 チャート 1429 日本アクア 500 マ・12月 8/7 中間期営業益9.5%増に上方修正
現買信買 チャート 2150 ケアネット 1,836 マ・12月 8/10 Q1は19.4倍。
現買信買 チャート 3904 カヤック 1,629 マ・12月 8/14 Q1は174%増。通期は24.4%増益予想
現買信買 チャート 6046 リンクバル 2,071 マ・9月 8/8 中間は158%増。通期は29.1%増益予想
  • ※Bloombergデータ、当社WEBサイト・個別銘柄「業績」ページ、各社公表資料、各種報道等をもとにSBI証券が作成。日経新聞等で観測報道が出ている銘柄について、実際の業績がその報道内容に近い数値になることが多いようですが、そこから外れるケースもまれにありますので、ご注意ください。表で「東1」は東証1部、「マ」は東証マザーズを意味しています。
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過去のレポートでご紹介した銘柄を検証

上述したように、「日本株投資戦略」では、2017年4〜6月期の決算発表を前に、それに関連する3本のレポートを書いてきました。表2はそのうち、12月決算銘柄を対象に、第1四半期の業績を手掛かり材料として、好業績銘柄を予想したものになっています。第1四半期(2017年1〜3月)の業績をヒントに抽出した銘柄だけに、実際に業績予想が上方修正される銘柄が多くなっています。今回のレポートが作成された8/4(金)にも2銘柄が業績予想を上方修正しました。

表2:「業績予想『上方修正』も期待できる『特選10銘柄』はコレ!?」として6/30付「日本株投資戦略」で紹介した銘柄

コード 銘柄名 株価
(7/3始値)
(A)
株価
(8/4終値)
(B)
騰落率
(A)→(B)
決算発表
月日
(予定含む)
第1四半期
営業
増益率
第2四半期
累計営業
増益率
通期会社
予想営業
利益修正
6440 JUKI 1,631 1,573 -3.6% 8/3 46.9% 78.4% 上方修正
4848 フルキャストホールディングス 1,316 1,422 8.1% 8/4 69.2% 72.7% 上方修正
4151 協和発酵キリン 2,080 2,025 -2.6% 7/28 72.5% 57.3% 上方修正
6929 日本セラミック 2,620 2,885 10.1% 8/4 60.3% 38.1%
6856 堀場製作所 6,870 6,970 1.5% 8/4 19.6% 24.7% 上方修正
4641 アルプス技研 3,670 3,685 0.4% 8/8 24.1% -
7272 ヤマハ発動機 2,903 2,860 -1.5% 8/8 15.5% -
2124 ジェイ エイ シー リクルートメント 1,717 1,682 -2.0% 7/31 17.8% 11.4%
9672 東京都競馬 2,864 3,310 15.6% 7/28 17.9% 32.3%
4912 ライオン 2,326 2,204 -5.2% 8/3 17.1% 13.1%
  • ★スクリーニング条件(6/30付「日本株投資戦略」作成時点)

    (1)12月決算の東証上場銘柄(金融は除く)であること、(2)時価総額が300億円以上あること、(3)2社以上のアナリストが業績予想を公表していること、(4)2017年12月期第1四半期(1〜3月期)の営業利益が前年同期比10%超の増益であったこと、(5)同四半期の増益率が通期予想営業増益率(会社公表値)よりも大きかったこと、(6)2017年度上半期(1〜6月期)の市場予想営業増益率が通期予想営業増益率(会社公表値)よりも大きいこと、(7)2017年度の予想EPS(市場予想)が過去4週間で低下していないこと、(8)2018年度の市場予想営業増益率が10%超であること

    上記の全条件を満たす銘柄を(6)の上半期予想営業増益率が大きい順に10銘柄並べたものが表2です。Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。市場予想はすべてアナリスト予想をBloombergが集計した市場コンセンサス。増益率は前年同期比。なお、色付きの銘柄は8/4(金)時点で決算発表が終わっていない銘柄で、表1に掲載した銘柄です。

表3は、3月決算銘柄を対象にアナリストが四半期決算で大幅増益を見込んでいる銘柄を中心に抽出したものです。実際に決算発表が行われた銘柄はおおむねすべて大幅増益になっており、アナリスト予想は参考になる情報を提供してくれていると考えられます。ただ、株価は実際の業績がアナリスト予想を上回ったかどうか、会社側の通期業績予想がアナリスト予想以上なのか等によって大きく左右される傾向にあります。このため、株価パフォーマンス的には冴えない結果になった銘柄も散見されるのが現実です。

なお、東証マザーズから抽出した銘柄については、レポート作成日に決算発表のあった1銘柄を除き8/7(月)〜8/14(月)に決算発表が予定されています。東証マザーズは8/10(木)に58社が決算発表を予定しています。東証マザーズ銘柄は業績の良し悪しで大きく株価が変動しやすいのでご注意ください。表1に掲載された銘柄をご参考にするか、先物取引を利用してリスクヘッジを行うかなど、対策をお取り頂ければと思います。

表3:「第1四半期、利益上振れ&株価上昇が期待できそうな銘柄はコレ!?」として7/7付「日本株投資戦略」で紹介した銘柄

コード 銘柄名 株価
(7/10始値)
(A)
株価
(8/4終値)
(B)
騰落率
(A)→(B)
決算発表
月日
(予定含む)
第1四半期
市場予想
営業増益率
第2四半期
営業
増益率
通期会社
予想営業
利益修正
6997 日本ケミコン 465 402 -13.5% 8/3 357.3% 281.8%
6622 ダイヘン 880 931 5.8% 8/2 128.7% 80.8%
6305 日立建機 2,847 3,100 8.9% 7/27 118.2% 584.5%
6996 ニチコン 1,225 1,296 5.8% 8/2 105.3% 158.7% 上方修正
6770 アルプス電気 3,215 2,963 -7.8% 7/27 63.5% 56.5% 上方修正
6506 安川電機 2,384 3,080 29.2% 7/20 62.9% 141.9% ※上方修正
6963 ローム 8,640 8,680 0.5% 8/1 41.0% 80.1%
5801 古河電気工業 4,915 5,840 18.8% 8/2 38.9% 123.0% 上方修正
7220 武蔵精密工業 3,260 3,430 5.2% 8/3 37.6% 58.0%
6383 ダイフク 3,270 3,890 19.0% 8/8 34.2% - -
5802 住友電気工業 1,799.0 1,747.5 -2.9% 8/1 33.2% 30.8%
6841 横河電機 1,803 1,874 3.9% 8/8 31.3% - -
7966 リンテック 2,716 2,780 2.4% 8/7 29.0% - -
6976 太陽誘電 1,790 1,801 0.6% 8/7 26.7% - -
7269 スズキ 5,324 5,636 5.9% 8/3 25.3% 43.8%
6908 イリソ電子工業 8,870 10,790 21.6% 8/2 20.6% 34.2%
8876 リログループ 2,144 2,277 6.2% 8/4 20.5% 11.6%
6594 日本電産 11,555 12,720 10.1% 7/26 20.1% 23.8% 上方修正
  • ★スクリーニング条件(7/7付「日本株投資戦略」作成時点)

    (1)3月決算銘柄(金融を除く)であること、(2)時価総額が300億円以上あること、(3)3社以上のアナリストが業績予想を公表していること、(4)2018年3月期・第1四半期(4〜6月期)の市場予想営業利益が前年同期比20%超の増益になっていること、(5)同四半期の市場予想営業増益率が通期予想営業増益率(会社公表値)よりも大きいこと、(6)2018年3月期(通期)の営業利益について、市場予想が会社予想を上回っていること、(7)2018年3月期の予想EPS(市場予想)が過去4週間で上昇していること、(8)2019年3月期の市場予想営業増益率が10%超であること
    (8)2019年3月期の市場予想営業増益率が10%超であること

    上記のすべての条件を満たす銘柄を(4)の第1四半期予想営業増益率が大きい順に並べたものが表3です。なお、ここでの「市場予想」とはBloombergが集計した市場コンセンサスのことを意味しています。なお、※印の安川電機は今期から決算期変更を予定しており、会社予想の対象となる「通期」は2018年2月期になります。なお、色付きの銘柄は8/4(金)時点で決算発表が終わっていない銘柄で、表1に掲載した銘柄です。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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