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権利確定接近、投資家に関心の高い「8月優待銘柄」はコレ!?

2017/08/10
投資調査部 鈴木英之

東京株式市場は波乱含みの展開となっています。6月以降、日経平均株価は2万円の大台を挟んで一進一退の動きになっていましたが、北朝鮮情勢が緊迫の度合いを増した8/9(水)は大幅安となり、7/7(金)の安値を割り込んでしまいました。

そうした中、8月相場もいよいよ後半戦に突入します。8月は生活に密着し、投資家にとっても馴染み深い外食企業や小売企業の多くで配当・株主優待の権利が確定する月ですが、それらの企業のほとんどが8/28(月)を権利付最終日としています。 そこで今回の「日本株投資戦略」では、権利付最終日まで残りわずかになってきた8月株主優待銘柄について、再度考えることにしました。

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権利確定接近、投資家に関心の高い「8月優待銘柄」はコレ!?

表1は当社WEBサイト上の「国内株式」内に設置されている「株主優待検索」ページから、8月に株主優待の権利が確定する銘柄を「閲覧回数順」にソートし、その回数の多い銘柄について上位20銘柄を並べたものです。それらの銘柄について株価(8/10現在)と最低投資単位で投資した場合の株主優待内容を記載しております。

最近、株主優待はそれを享受して生活を楽しむ著名投資家や各種メディアによる紹介もあり、多くの方の関心を集めているようです。しかし、「魅力ある株主優待」を考える時、投資家によって「投資余力」も「投資スタンス」も「生活スタイル」も「好み」もそれぞれ異なると思いますので、魅力を感じられる株主優待内容も「人それぞれ」であるのが現実だと思います。だとすれば、様々な投資家が数多く閲覧している銘柄には、それ相応の意味があると考えられます。

なおご参考までに、8月株主優待銘柄についてご説明した7/21(金)付「日本株投資戦略」において、その銘柄が閲覧回数順で何位であったかを「前回(7/20:閲覧回数を調べた月日)順位」として示しています。順位を上げた銘柄の株主優待に魅力があるという訳ではありませんが、投資家の関心度が増していることは確かであると思います。ちなみに「前回順位」が「-」で表示されている銘柄は、前回順位が20位よりも下位であったことを示しています。

8月に株主優待の権利が確定する銘柄には、外食企業や小売企業が多いのが特徴です。このため、株主優待の内容としても、それらの企業の店舗等で使える食事券や買物券等が多いのが特徴です。食事券や買物券は株主になった企業の商品やサービスの提供を受けることで、それらの企業をより深く知るチャンスになると思われます。

表1:投資家の関心が強い8月株主優待銘柄

取引 チャート コード 銘柄名 前回(7/20)
順位
株価
(8/10)
最低投資単位(100株)を保有する株主に対する株主優待の概要(注1)
現買信買 チャート 3387 クリエイト・レストランツ・ホールディングス 2 1,145 優待食事券3,000円相当
現買信買 チャート 7630 壱番屋 6 4,130 優待券(1,000円相当)
現買信買 チャート 9861 吉野家ホールディングス 4 1,978 飲食券(300円)10枚
現買信買 チャート 3048 ビックカメラ 3 1,336 買物優待券(1,000円)1枚
現買信買 チャート 8200 リンガーハット 5 2,565 食事優待券(540円)2枚
現買信買 チャート 9979 大庄 9 1,807 優待飲食券または産直品(2,500円相当)
現買信買 チャート 7445 ライトオン(注3) 10 989 優待券(3,000円相当)
現買信買 チャート 2735 ワッツ 7 1,460 自社オリジナル商品詰合せ(10点)
現買信買 チャート 3543 コメダホールディングス 1 1,911 1,000円相当の自社電子マネー
現買信買 チャート 2292 S FOODS 13 4,130 自社グループオリジナル商品カタログ販売
現買信買 チャート 7545 西松屋チェーン(注3) - 1,187 1,000円相当の買物券
現買信買 チャート 8267 イオン 15 1,697.5 優待カード(半期100万円を限度に3%分返金)
現買信買 チャート 7581 サイゼリヤ 11 3,295 2,000円相当のイタリア食材
現買信買 チャート 4668 明光ネットワークジャパン 12 1,580 クオカード1,000円相当
現買信買 チャート 3607 クラウディア(注4) 14 660 株主優待券1枚、おこめ券1s分
現買信買 チャート 7513 コジマ 8 382 買物優待券(500円)2枚
現買信買 チャート 9993 ヤマザワ(注2) 16 1,788 自社買物優待券または山形県産つや姫
現買信買 チャート 9414 日本BS放送 - 1,194 1,000円相当のビックカメラ商品券
現買信買 チャート 2484 夢の街創造委員会 - 1,391 3,000円相当のVisaギフトカード
現買信買 チャート 3396 フェリシモ - 1,238 3,000円相当の自社取扱商品詰合せ
  • ※Bloombergデータ、当社Webサイトの株主優待検索ツール、各社Webサイト等をもとにSBI証券が作成。株主優待の内容はレポート作成日現在のもので、その後に変更される場合があります。
  • ※なお、表1をご参考頂き、8月に権利が確定する株主優待について検討する時は、おもに以下の3点にご注意ください。
  • (注1)表1の株主優待の内容は、最低投資金額で得られる権利の概要を示したもので、詳細や最低投資金額を超えた投資金額での優待内容等については、各社公式サイトでご確認ください。例えばイオン(8267)の場合、優待カード(オーナーズカード)を保有する株主に対し、半期100万円を限度とする買物金額に対し、保有株数に応じた割合で返金されます。その割合は100株以上保有では3%ですが、500株以上では4%、1,000株以上では5%、3,000株以上では7%となっています。
  • (注2)株主優待の権利を行使する時に条件や制限がある場合もありますので、ご注意ください。例えばヤマザワ(9993)の場合、山形県・宮城県内在住株主の場合は自社買物優待券(100円)を20枚(税込1,000円以上の買物につき1,000円ごとに1枚利用可)を受け取ることができますが、それ以外の地域に在住する株主には山形県産つや姫が提供されるという内容になっています。
  • (注3)表1に掲載した銘柄の権利付最終日はすべて8/28(月)ですが、ライトオンと西松屋チェーンのみ8/15(火)です。権利落ち日以降に買い付けても株主優待の権利は享受できませんのでご注意ください。また、権利付最終日に向けて買い需要が増えやすい反面、権利落ち日以降はそれが剥げ、株価が下がりやすくなる面がありますので併せてご注意ください。
  • (注4)経済効率的には無論、なるべく少ない投資金額で権利を確保でき、優待と配当を合わせた総合利回りが高ければ、満足度は高くなると考えられます。しかし、「魅力ある株主優待」はそれだけでは決まらないとみられます。知名度や業績面で安心感のある銘柄であることや、優待内容がその投資家にとって有用性の高いものであることも重要な要素だと考えられます。例えば表1にも掲載されたクラウディア(3607)の場合、「株主優待券」を使い、同社指定取扱店舗で婚礼衣裳購入・レンタル、挙式・披露宴等に利用し、割引(5〜10%)他サービスの提供を受けることができます。まさしく「婚活中」の投資家には有用性が高いといえますが、それ以外の投資家には有用性が低下すると考えられます。
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「8月優待銘柄」の投資ポイント

クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)は洋食、中華、エスニック、居酒屋など様々なタイプのレンストランを展開しています。一般的には「磯丸水産」が知られているかもしれません。2017年5月末現在、全国に868店舗を展開しています。業績は順調。今期(2018年2月期)の営業利益は前期比7.6%増の予想(会社予想)ですが、第1四半期は前年同期比13.1%増と好スタートを切りました。株価は四半期決算発表(7/14)後に急騰し、その後はもみ合いとなっています。

100株以上500株未満を保有する株主には半期(2月・8月)に1回ずつ優待食事券3,000円相当が贈呈されます。

壱番屋(7630)はカレー専門店を中心に展開しています。現在はハウス食品が50.9%を保有する親会社になっています。2017年5月末の店舗数は国内1,298店舗、海外155店舗となっています。決算期変更のため単純比較はできませんが、2018年2月期・第1四半期の営業利益は前年同一期間と比べて11.7%増となりました。足元の既存店売上高(前年同月比)は6月+2.1%、7月+0.7%と順調に推移しています。株価は足元で上昇基調が続いているようです。

100株以上200株未満を保有する株主には半期(2月・8月)に1回ずつ1,000円相当の優待券が贈呈されます。

吉野家ホールディングス(9861)は牛丼の「吉野家」の他、国内外に3,074店舗(2017年2月末)を展開する外食チェーンです。今期(2018年2月期)の営業利益は前期比135%増の予想(会社予想)ですが、第1四半期は前年同期比393%増と好スタートを切りました。

100株以上1,000株未満を保有する株主には半期(2月・8月)に1回ずつ300円の飲食券が10枚贈呈されます。ただし、飲食券10枚を会社側が定めた期限までに返送した場合、グループ会社製品詰合せセットと交換することが可能となっています。

株主優待銘柄として投資家への人気は高いようです。このため、予想PERは60倍前後となっており、東証一部の平均(15.5倍前後)よりも相当に高くなっていますので、その点は要注意とみられます。

一般的に、予想PERが高く、株価が割高となっている銘柄には一定のリスクがあるとみられます。そこで優待銘柄への投資に際しても、予想PERが低めの銘柄を選びたいという投資家もいらっしゃるかと思います。ご参考までに、表1の銘柄のうち、予想PER(8/10現在)が20倍未満の銘柄としてはビックカメラ(3048)コメダホールディングス(3543)S FOODS(2292)西松屋チェーン(7545)クラウディア(3607)日本BS放送(9414)フェリシモ(3396)などがあります。

このうち、コメダホールディングス(3543)は喫茶店チェーンを運営する子会社を有する持株会社で、2017年5月末現在全国に761店舗を展開しています。100株以上保有する株主に対しては1,000円相当の自社電子マネーが贈呈されます。

予想PERは17.3倍、予想配当利回りは2.61%となっており、バリュエーション面での割高感は小さいようです。

図1:クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)・日足

図2:壱番屋(7630)・日足

図3:コメダホールディングス(3543)・日足

  • ※図1〜図3は当社チャートツールを用いてSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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