東京株式市場は、受け渡しベースで2/25（木）から3月相場に入りました。
東証1部上場企業の3分の2以上が3月決算銘柄で、同月末に配当や株主優待の権利が確定する銘柄が多くなります。そこで今回は、20万円以下で買えて好配当が期待される投資家に人気の3月優待20銘柄を選びました。

いよいよ週明けからは3月となり、「優待の春」本番です。いろいろなメディアで株主優待の魅力について特集されることが予想されるため、投資家としては冷静に分析し、判断したいところです。

東証1部上場銘柄の中から、3月に権利が確定し、株主優待に対する投資家の人気が高く、好配当が期待できる銘柄を選びました。

さらに、投資家の皆さんがリスクを分散しやすいよう、20万円以下で株主優待の権利が確定する銘柄に絞りました。
抽出条件は以下の通りです。
（1）東証1部上場銘柄（広義の金融を除く）であること。
（2）3月決算銘柄で、3月末（権利付き最終日は3/29）に配当と株主優待の権利が確定する予定の銘柄であること。
（3）最低投資金額が20万円以下で株主優待の権利が確定する銘柄であること。
（4）株主優待の権利を獲得するために、別途継続保有期間の条件がない銘柄であること。
（5）3月期末に東証1部平均（1.65%）以上の予想配当利回りが見込まれる銘柄であること。
（6）今年度第3四半期までの営業利益実績が堅実であると評価される銘柄であること。

上記のすべての条件を満たす銘柄について、SBI証券の株主優待検索ページにおいて閲覧回数の多い順（2/24現在）に20銘柄を並べたものが表1となります。

（5）・・・予想1株配当（年間）は、中間配当（実施済み）と期末配当（予想）をすべて受け取った場合の金額で、それを株価で割ったものが予想配当利回りになります。期末配当を受け取ったのみでは、予想配当利回りを確保することはできません。また、東証1部の予想配当利回りは平均で1.65%であり、ここではそれを上回ることが「好配当」であると、考えます。

（6）・・・第3四半期累計（2020/4〜12期）の営業利益が営業増益（前年同期比）になっているか、または通期会社予想営業減益率よりも同四半期営業減益率が小さい場合に、この条件を満たすものとします。