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2020-07-04 01:20:41

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リスク選好姿勢強まり、弱気派多数のセクターのリバランスを見極める

2020/5/29

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に伴い世界各国・地域で実施されていたロックダウン(都市封鎖)や行動制限に関して、一部解除の動きがみられています。政府は5月25日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を継続していた東京など首都圏の1都3県及び北海道でも緊急事態宣言を解除しました。4月7日から実施されていた緊急事態が約7週間ぶりに全面解除となりました。

緊急事態宣言の全面解除を受けて、感染状況などを見極めながらではありますが、経済及び社会活動が段階的に再開されることになります。株式市場においてもこれを好材料視する流れから、日経平均は3月6日以来となる節目の21000円を回復してきました。

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コロナショックで大きく下落した業種は?

今後は経済活動の再開の状況を注視しつつ、物色対象を探ることになるわけですが、世界各国が経済活動再開に向けた動きに向かうことから、これまで大きな影響を受けていたセクターや銘柄等の買い戻しが改めて強まることが見込まれます。日経平均が2万円の大台を突破し、さらに上値を狙う動きを見せてきていることをみても、足元ではリスク選好姿勢が優勢であるように見えます。

リターン・リバーサルの流れが続くとみるならば、これまで弱気だったセクターや銘柄への買い戻しを狙った戦略が有効に機能するかもしれません。逆に強気だったセクターや銘柄へのショートを意識する方もいらっしゃるかもしれませんが、市場が相対的にリスク選好姿勢に傾く中では有効に機能しない可能性もありますので注意は必要です。図1は、東証業種別指数(33業種)のうち、1月高値から3月安値までの騰落率上位・下位10業種をピックアップしたものです(終値ベース)。

新型コロナウイルスの世界的拡大を受けて、原油需要が急減した鉱業セクターや鉄鋼・海運業などの景気敏感株の下落が目立ちます。一方で、電気・ガス業や情報・通信業などのディフェンシブセクターは比較的小幅な下落に留まっていたことがわかります。

各セクターの反発状況は?

一方で、各国政府の対策や中央銀行の金融緩和などの効果を受けて4月以降の株式市場は大きく上昇していますが、その上がり方もセクター毎で異なっています。図2は3月安値から5月高値までの騰落率上位・下位10業種をピックアップしたものです。

1月から3月で下落率がトップだった鉱業が3月から5月の上昇率で1位になっているほか、同様に下落率が大きかった海運業や非鉄金属なども上位に入っています。一方で、1月から3月の下落率が上位だった空運業に関しては、3月から5月にかけての戻りも鈍くなっています。人々の行動や渡航が制限される中で、業績回復にはまだ時間がかかりそうだと判断されているのかもしれません。

さらに、図3は1月高値から5月27日までの騰落率下位10業種をピックアップしたものです。既に大きな反発を見せている鉱業や海運業を除けば、鉄鋼や空運業、銀行業や不動産業などは依然として戻りが鈍いとも言えそうです。

現段階では楽観視するのは禁物ですが、金融市場が正常化に向かう局面がみられてくるようですと、こういったセクターへの買い戻しの流れが次第に強まる展開が見込まれますので、セクター動向を注視しておく必要がありそうです。

リバーサル狙いの買いで、これらセクターの株価が上昇すると考えるのであれば、上記セクターに該当する株式現物を買い持ちしておくことが考えられます。想定通り株価が上昇すれば、その上昇分を収益に変えることが可能です。

とはいえ、新型コロナウイルスの感染第二波や米中関係悪化により株価に再び下値圧力がかかる可能性は否定しきれず、いきなり現物株を購入するのはやや不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。そのような方は、現物株の代替に上記セクターに該当する株式を対象としたコール型eワラントを使ってみるのも一手です。eワラントは少額から取引することができるうえ、レバレッジ効果がありますので、想定通り株価が上昇すれば現物株以上の投資効果が得られることもあります。

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)

eワラント証券 投資情報室長 多田 幸大

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