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マーケット > レポート > 投資戦略を極める! > グロース株とバリュー株の転換点を迎えたのか?

グロース株とバリュー株の転換点を迎えたのか?

2020/11/20

長くGAFAやFANGなどと呼ばれる大手IT企業が米国株式市場をけん引してきました。これらの銘柄群はグロース(成長)株と呼ばれます。しかし、11月の大統領選挙を過ぎたあたりからその勢いに陰りが見え始めています。グロース株の株価が低迷する中で逆に騰勢を強めているのがバリュー(割安)株です。もしかすると相場は大きな転換点を迎えているのかもしれません。

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グロース株・バリュー株とは?

グロース株とは将来の成長性が期待される銘柄であり、売買を伴う人気銘柄となることがあります。また、EPSやPBRなどで見ると割高なケースが多いのが特徴です。バリュー株とはEPSやPBRなどで見た場合にグロース株と比べて相対的に割安とされる銘柄です。長期的にはグロース株が優位な相場とバリュー株が優位な相場があるとされ、グロース株やバリュー株で構成された株価指数によってその動向を見ることができます。

このような株価指数はスタイルインデックスと呼ばれており、運用を行う際のベンチマークとして利用されています。例えば、グロース株で運用を行っているファンドがあったとして、そのファンドの運用成績が市場全体と比較してどうだったかを測るのは必ずしも合理的ではありません。仮に市場全体よりもパフォーマンスが良かったとしても、単純にグロース株が優位な相場環境だったから、という可能性もあるからです。そこで、グロースやバリュー、大型・中型・小型などの観点で作られたスタイルインデックスとの比較で、ファンドのパフォーマンスがよかったのか、悪かったのかを判断するという用いられ方をします。

米国にはラッセル1000指数という大型株で構成された株価指数があります。この株価指数のスタイルインデックスとして、グロース株で構成されるラッセル1000グロース指数、バリュー株で構成されるラッセル1000バリュー指数があります。10月末時点でラッセル1000グロース指数の上位構成銘柄は、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベットであり、対してラッセル1000バリュー指数の上位構成銘柄はバークシャー・ハサウェイ、JPモルガン・チェース、ジョンソン&ジョンソン、ウォルト・ディズニー、ベライゾン・コミュニケーションとなっています。図1は1995年5月から2020年11月(11月は18日まで)の各指数の推移です。

グロース株とバリュー株のパフォーマンス比較

最近の米国株式市場では、ダウ平均が堅調であってもナスダック指数が下げているということがありました。ナスダック指数にはハイテク関連のグロース株が多いので、グロース株が売られているということに他なりません。これまでの相場がグロース株優位だったのか、バリュー株優位だったのかを見るには図1からは分かりにくいと思います。そこで図1と同じ期間で、ラッセル1000グロース指数とラッセル1000バリュー指数それぞれについて、ラッセル1000指数を上回る超過収益率を計算し、1995年5月末を100として累積指数化したのが図2です。

ラッセル1000グロース指数がラッセル1000指数を超過する傾向にあった時期をグロース株優位、ラッセル1000バリュー指数がラッセル1000指数を超過する傾向にあった時期をバリュー株優位とすると、2000年まではグロース株優位、2000年から2007年まではバリュー株優位、2007年から現在に至るまでグロース株優位となっています。特に(トランプ大統領が就任した)2017年以降はグロース株優位の傾向は一段と強くなっており、2020年8月までにパフォーマンス差は過去最大に拡大しています。一方で、2020年秋以降、両者のパフォーマンス差は縮小してきています。もしかするとグロース株優位の相場からバリュー株優位の相場へと転換をしたのかもしれません。

また、図2からはグロース株優位とバリュー株優位の転換が発生すると、その後相場全体が大きく下落していたことも分かります。仮に前述の通り、グロース株優位の相場からバリュー株優位の相場への転換が起こっているとすれば、今後相場全体が大きく下落する可能性も否定できません。

バリュー株優位の相場へ転換したと考えるなら

相場をけん引してきたハイテク株などのグロース株の下落と、自動車や銀行といった出遅れ株の上昇は、グロース株優位の相場からバリュー株優位の相場へのスタイル転換の兆候と言えるかもしれません。スタイル転換を前提とする場合、今後の物色先はグロース株からバリュー株になることを想定するとともに、同時に相場全体の下落に備える必要があるでしょう。eワラントを活用することで、うまく相場の転換点を投資機会に変えることができるかもしれません

<市場全体の下落リスクを排除して、バリュー株が市場を超過する部分を抽出する>
バリュー株の現物買い+日経平均マイナス3倍トラッカーの買い
バリュー株のコール型eワラントの買い+日経平均マイナス3倍トラッカーの買い

<グロース株が市場を下回る部分、バリュー株が市場を超過する部分をどちらも狙う>
グロース株を対象としたプット型eワラントの買い+バリュー株のコール型eワラントの買い
韓国200種指数を対象としたプット型eワラントの買い+バリュー株のコール型eワラントの買い

本稿執筆時点における日本のバリュー株でeワラントのコール型の対象になっているのは以下のような銘柄が挙げられます。
・銀行株:みずほFG(8411)、三井住友FG(8316)、三菱UFJ FG(8306)
・自動車株:トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)
・商社株:伊藤忠商事(8001)、三菱商事(8058)
・その他:三井不動産(8801)、東京海上HD(8766)、
・米国株:キャタピラー、JPモルガン・チェース

一方で、グロース株でeワラントの対象になっているのは、以下のような銘柄があります。
・半導体、電子部品関連株:東京エレクトロン(8035)、日本電産(6594)、キーエンス(6861)、ソニー(6758)、SUMCO(3436)
・その他:任天堂(7974)ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクG(9984)
・米国株:アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、AMD

なお、韓国200種指数はサムソンが3割弱の構成比となっておりハイテク関連指数とも言えますので、世界的なグロース株優位の相場が転換するのであれば、韓国200種指数も弱含むものと考えられます。

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)

eワラント証券 投資情報室長 多田 幸大

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