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マーケット > レポート > 投資戦略を極める! > 日本市場を席捲する外国人投資家。その動きを利用した投資戦略とは!?

日本市場を席捲する外国人投資家。その動きを利用した投資戦略とは!?

2021/3/12

「外国人投資家が〇〇週連続で株を買い越している。」や、「外国人が買い始めたから、株式市場は暫く強い相場が続くかもしれない。」などという言葉を良く耳にしませんか?「ふーん、そんなもんなんだ。」と受け入れてしまえばそれまでですが、本当にその定説は正しいのでしょうか?

そもそも、何故外国人投資家(以下、外国人)を中心に相場を語ろうとするのでしょうか?「投資信託筋が買っている。」や「生損保が買っている。」などと外国人以外に焦点を当てて、相場を解説しても良いのではないでしょうか?しかし残念ながら、日本の株式市場を語る上で重要なキープレイヤーは外国人であり、他の投資主体はあまり議論の対象にはならないことが多いと言えるでしょう。

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外国人の売買動向が重要な理由

それには幾つか理由が挙げられるのですが、
外国人の売買金額が、他の投資主体に比べて相対的に大きい。
外国人は一般的に、国内の投資家に比べて、より大胆な買い方・売り方をしてくるために、株価にインパクトを与えやすい。
の2点が大きな要因かと思います。

まず1について。
東京証券取引所が毎週発表している「投資主体別売買動向」によりますと、主な投資主体として、下記の通り区別できます。
そして【】内の数字は、2019年1月〜2021年1月までの売買金額ベースでの平均シェアを表しています。

自己 【売:14%, 買:15%】‐証券会社の自己勘定部門
委託 【売:86%, 買:85%】‐証券会社に発注された顧客の注文
 法人 【売:7%, 買:7%】
  投資信託 【売:2%, 買:2%】
  事業法人 【売:1%, 買:1%】
  その他法人等 【売:0%, 買:0%】
  金融機関 【売:4%, 買:4%】
   生保・損保 【売:0%, 買:0%】
   都銀・地銀等 【売:0%, 買:0%】
   信託銀行 【売:3%, 買:3%】
   その他金融機関 【売:0%, 買:0%】
 個人 【売:16%, 買:15%】
 海外投資家 【売:62%, 買:62%】
 証券会社 【売:1%, 買:1%】

これを見る限り、外国人が圧倒的に日本市場を支配していることがお分かりになるかと思います。「大型の投資信託が設定されたこともあり、株式市場は上昇しています。」というコメントを良く聞きますが、これだけのシェアを占めている外国人の前にあっては、影響は軽微だと考えられます。

次に2について。
私自身、以前証券会社の自己勘定部門において国内外の顧客からの注文を受けていた経験がありますが、外国人投資家の注文は国内の機関投資家の注文とは異なる傾向がありました。

国内の機関投資家は一般的に、市場にインパクトを与えないように、買いたい(売りたい)目標金額を数日に分けて分散注文してくることが多いです。また注文の仕方も、成行注文などは極力使わずに、VWAP-G取引やVWAP-T取引などを使い、株価へのインパクトを極力抑えようとします。

他方、外国人投資家は、買いたい(売りたい)目標金額が、1日の平均売買代金の〇〇%、或いは〇倍を占めていても、インパクトをあまり気にせずに注文してきます。例えば、買い方ひとつ見ても、下の指値でじっと待つのではなく、どんどん売り指値をとっていくような買い方をしてくることもあります。

以上の要因から、外国人の売買動向が市場に方向性を与える大きな要因になり得ると言えるでしょう。

外国人投資家の売買動向を投資戦略に活かすには!?

説明ばかりしていても仕方がないので、日本市場で大きなウエイトを占める外国人の売買動向をどうやって投資戦略に活かせば良いか?を解説したいと思います。

図1をご覧ください。こちらは2019年1月〜2021年1月までの外国人投資家の売買動向と日経平均株価の推移をプロットしたものになります。

如何でしょうか?正直、これを見ても何も分からないというのが正直な感想ではないでしょうか?何やら買い越し・売り越しに周期的なものがあるようにも思えますが、頻繁に売り買いを逆転させているようにも思えますし・・・はい、そうなんです。これだけ見ていても株価と外国人の売買動向の関係を十分に説明することはできません。

ではどうすればこの情報を投資戦略に活かせるのでしょうか?ここで私が以前から分析に使っている手法をお伝えします。図2をご覧ください。

こちらは、外国人の売買動向そのもののデータではなく、13週移動平均と26週移動平均を計算し、株価と一緒にプロットしたものです。

如何でしょうか?株価の動きと売買動向の動きが綺麗に連動しているように見えませんか?
つまり、「外国人が売り越しだ、買い越しだ!」などを議論するのではなく、その売買動向のトレンドを見ることが大事だということになります。

ではそのトレンドはどのように確認すればよいのでしょうか?テクニカル分析を普段から活用されている方なら、もうお分かりになられているかもしれませんが、ゴールデンクロス、デッドクロスという手法を使ってチャートを分析してみると、トレンドの転換点を把握することができます。再度、図3をご覧ください。

白丸で囲った部分がゴールデンクロス、デッドクロスが起こった場所になります。これを見る限り、コロナショックの下落をいち早く察知し、またその後の株価反発もしっかり的中できています。

唯一、1番目の白丸で起こったデッドクロスが「騙し」のケースになりますが、更に売買動向の金額がマイナスかプラスかも見るようにしていただくことで、「騙し」を回避することができると考えられます。つまり、

売買動向の数値がマイナス圏で起こったゴールデンクロス
売買動向の数値がプラス圏で起こったデッドクロス

この2つのケースを確認していただくことで、「騙し」を回避しつつ、外国人の売買動向の転換点を確認することができると考えられます。最初のデッドクロスでは、売買動向の数値がマイナス圏で起こってしまいました。これは騙しである可能性が高いと言えます。一方、2番目のゴールデンクロスは、売買動向の数値がマイナス圏で起きたので正解。3番目のデッドクロスも、プラス圏で起きたので正解。そして4番目のゴールデンクロスも、マイナス圏で起きたので正解となります。実際に2、3、4番目のクロス時点でそれぞれポジションを取っていれば利益を稼ぐことができたことが図3よりお分かりになるかと思います。

今後の展望は?

足元の株式市場は、日経平均株価が3万円の大台をうかがう展開となっており、非常に強い上昇トレンドとなっております。しかし相場のトレンドはいずれは潮目が変わるもの。それが一体いつなのか?と知りたくなるところですが、外国人投資家の動向に注目するならば、次にプラス圏でデッドクロスが起こった時になります。
図を見る限り、13週と26週の移動平均との間に、まだ少し乖離がありますから、今すぐにはデッドクロスがないかもしれません。しかし、このまま時間が経てば、26週が13週に追いついてくる可能性は十分に考えられますので、その時が要注意かもしれません。

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)

eワラント証券 吉野 真太郎

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