株式投資における銘柄選択の考え方の一つとして、新高値を取った銘柄に順張りで投資する考え方があります。新高値を取ったということはそれだけ買いたいと考える投資家が多いということの表れであり、さらに高値を取っていく可能性を秘めているともいえます。一方で高値掴みをしてしまうかもしれないという懸念もあるでしょう。
本レポートでは、新高値銘柄を見るポイントと直近高値更新した銘柄にeワラントのコールで投資する方法を紹介しています。eワラントはレバレッジが効いているので、上値が限定的で、順張りする期間が短期間であったとしても大きなリターンが期待できますし、万が一高値掴みをしてしまっても信用取引ではありませんので最大損失は買付代金までに限定されています。この機会に是非eワラントのお取引をご検討ください!
新高値更新銘柄に投資するメリットと注意点 |
上昇している理由が分からないけれども株価が高値更新した、というご経験はないでしょうか?株価が上昇するのは買いたいという投資家が多いためで、買っている投資家は何らかの理由で”買い”という判断をしているものと思われます。「企業分析をしてから投資判断をする主義なので高値更新銘柄を機械的に買うのはちょっと・・・」という方もいらっしゃるでしょうが、株価が高値更新をしているということは何かしら見落としている材料があって、市場がそれを評価しているとも考えることができるでしょう。
ひとえに高値を更新するといっても直近高値を更新したのか、年初来高値を更新したのか、上場来高値を更新したのかなど、どれほどの期間をかけて高値を更新してきたのか確認することが重要です。例えば年後半に年初来高値を更新した銘柄や上場来高値を更新した銘柄は比較的長い上昇トレンドにあるといえ、数週間から数ヵ月にわたって上昇が見込める銘柄かもしれません。
一方で、例えば直近1ヵ月の高値は更新したけれども年初来高値の更新ではないという銘柄の場合、年初来高値まで更新するような一段高につながる可能性もありますが、実はレンジ内の高値更新であってレンジの上限に達して反落することがあるかもしれません。また、高値更新銘柄を買ったら株価のピークだったという、いわゆる高値掴みになる可能性もあります。高値掴みをなるべく避けるためには、チャートを見ながら出来高を伴ってゆっくり上昇している銘柄を選ぶことが良いように思われます。短期的に急騰した銘柄は一時的な需給による影響であってファンダメンタルとは乖離した株価になっている可能性があるためです。
直近年初来高値を更新した銘柄を原資産とするeワラントは? |
本稿作成時点(8/3の東証終値)において年初来高値を更新した東証一部の銘柄のうち、eワラントの原資産になっている銘柄は以下のとおりです。これらの銘柄のコールを買い、原資産の値動きを日足チャートなどを見ながら株価が下落トレンド入りを確認できるまで保有を継続します。保有期間は長くても満期日の1、2ヵ月前までとし、途中売却して利益確定を狙いましょう。一方で、株価の上昇余地が限定的で早期に下落トレンドに入った場合は早めの手仕舞い売りをすることも視野に入れましょう。
コード |
原資産 |
業種 |
eワラントで投資するなら |
---|---|---|---|
2914 |
J T |
食料品 |
JT コール 第109回 |
3382 |
7&I-HD |
小売業 |
7&iHD コール 第80回 |
4901 |
富士フイルム |
化学 |
富士フイルム コール 第44回 |
6594 |
日本電産 |
電気機器 |
日本電産 コール 第79回 |
9433 |
KDDI |
情報・通信業 |
KDDI コール 第157回 |
今回のコールくん、プットくんの注目銘柄 |
コールくんが選ぶ〜注目銘柄
株価指数や為替は夏休み入りであんまり動きがない展開なので、決算発表での値動きを狙ってみることにしたよ。次の理由で金曜日(7日)に決算発表を控えている東レのコールを選んだよ。
まず、原油価格が再び下落しているのが株価にとってプラスに働きそうだった。また中国の景気リスクが懸念されるけど、同社有価証券報告書によれば中国への売上比率は2015年3月期で17%と低くはないけど、売上の前年からの伸び率は中国以外のアジアや欧米の方が高かったので、中国への依存度が高すぎるわけでもないと考えたんだ。これらの理由から業績に期待が持てると思ったよ。株価は4月に今年の最高値をつけてからちょっと調整気味なので、戻り高値を狙いたいね。
権利行使価格が株価水準に近い銘柄にしたよ。
決算発表の翌週には売却して損益を確定したいね。
2円半ばで売却したいね。
- ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
ダウ・ジョーンズ工業株価平均コール294回
東レコール98回
東レコール96回
東レプット79回
東レプット77回
- ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。
プットくんが選ぶ〜注目銘柄
原油、銅、パラジウム、鉄鉱など様々な資源安が続いているね。供給過剰や中国の景気減速への懸念が存在する限り、この傾向が続くだろうね。そんな中、資源国であるオーストラリアに注目し、豪ドル安を想定しているよ。資源輸出(そして中国の製造業)に依存するオーストラリア経済に悪影響が出ているね。ニュージーランドは同様な状況に対して、中央銀行が先日利下げを決めたよ。資源安が既に豪ドルの売り圧力につながっているけど、更に利下げの可能性を考慮すると、豪ドル安が続いても(そしてボラティリティが上がっても)おかしくないだろうと思う。
このテーマがしばらく続くと考えているので、レバレッジが高くも低くもない(8倍弱)のプットを選んだよ。
1ヵ月程度かな。長く持っても良いかもしれないね。
6円台後半で売却することを想定しているよ。
- ※あくまでも目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
豪ドルリンク債プット314回
豪ドルリンク債プット310回
豪ドルリンク債プット319回
豪ドルリンク債プット300回
サイバーセキュリティバスケットコール3回
- ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。
eワラントが10年以上投資家に支持されているワケ
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リスクについて
eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式・株価指数、投資証券(REIT)、預託証券、国債先物、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合があります)。
ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
トラッカーeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与える有価証券です。このため、投資元本の保証がなく、損失が生じる恐れがあります。トラッカーeワラントの価格は、eワラントに比べると一般に対象原資産の価格により近い動きをします(ただし、レバレッジトラッカーは同方向または逆方向に増幅されたような値動きとなります)が、任意の二時点間において対象原資産の価格に連動するものではありません。また、金利水準、満期日までの予想受取配当金及び対象原資産の貸株料等の変動によって、対象原資産に対する投資収益率の前提が変化した場合には、トラッカーeワラントの価格も影響を受けます。
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