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マーケット > レポート > ちょっとe(イー)銘柄の見つけかた > 暗号資産相場は上昇トレンド続く?中長期投資法

暗号資産相場は上昇トレンド続く?中長期投資法

2021/4/8

昨年後半から大きく上昇しているビットコインやイーサリアムなどの暗号資産相場ですが、トレンドとしては依然として上昇基調にあります。各国中央銀行が緩和的な金融政策を継続していることに伴う資産価格の高騰が要因の1つと考えられますが、それ以外にも要因があるのかもしれません。

今後もトレンドが続くようであれば、ビットコインプラス5倍トラッカーやイーサリアムプラス5倍トラッカーを使って暗号資産相場の上昇トレンドをフォローしてみるのも一案です。ただし、レバレッジトラッカーもeワラントの一種ですので各銘柄には満期が設定されています。単純に保有し続けるだけでは、トレンド途中でポジションが決済されてしまうことになります。

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暗号資産相場の状況

下図1、2は昨年12月以降のビットコイン、イーサリアムの日足チャートです。例えば、ビットコインは昨年秋以降緩やかに上昇基調にありましたが、昨年末から上げ足を速め、3月中旬には最高値となる61,780米ドルにまで上昇しました。60,000米ドルの節目到達に伴う達成感からその後はやや軟調に推移していましたが、3月末には再び上昇に転じ、直近では50,000米ドル台後半を推移しています。一方のイーサリアムも似たように推移をしていましたが、足元では2月下旬につけた高値を更新するなど、ビットコインを上回るパフォーマンスを見せています。

トレンドをはかる移動平均やパラボリックを見るとビットコインもイーサリアムも引き続き上昇基調にあることがわかります。

ここ数カ月の暗号資産相場の上昇の要因としては、前述の資産価格の高騰に加えて、以下のようなヘッドラインが材料として作用したものと考えられます。

・米電気自動車のテスラがビットコインへの投資、同社製品のビットコイン決済開始を発表
・米オンライン決済ペイパルが加盟店でのビットコイン決済を開始
・米モバイル決済スクエアがビットコインを取得
・米モルガン・スタンレーが富裕層向けにビットコインファンドの提供を計画
・ビットコインETFがカナダで上場、米フィデリティもETF上場を申請
・メルカリが暗号資産関連事業を手掛ける子会社設立計画を発表

このほかにも、ここ数カ月の間にビットコインなど暗号資産をめぐる各企業の動向がニュースとして数多く報道されています。個人を中心とした投機的な取引で大きく上昇した2017年時と異なり、伝統的な金融機関を含む大企業や富裕層の需要が高まっていることが印象的です。今後も企業を中心とした大口の需要は増えていくものと予想され、ビットコインなど暗号資産価格が上昇していく可能性はあると考えられます。

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レバレッジトラッカーを使った中長期投資法

「この先ビットコインやイーサリアムが上昇すると考えているので、暗号資産相場の上昇を収益機会にしたい」と考える場合、暗号資産現物やCFDを投資対象として選ぶことができますが、eワラントのレバレッジトラッカー(プラス5倍トラッカー)を使って代替的に暗号資産相場の上昇を収益機会に変えることができます。

「レバレッジトラッカー」は、ビットコインやイーサリアム、日経平均株価など、対象となる相場(以下、「対象原資産」と言います)の値動きに価格が連動する有価証券です。レバレッジトラッカーには、対象原資産の価格の変動幅のプラス5倍にほぼ連動する「プラス5倍トラッカー」と、対象原資産の価格の変動幅のマイナス3倍にほぼ連動する「マイナス3倍トラッカー」の2タイプがあります。対象原資産の価格が上昇するとプラス5倍トラッカーの価格は上昇し、マイナス3倍トラッカーの価格は下落します。逆に、対象原資産の価格が下落するとプラス5倍トラッカーの価格は下落し、マイナス3倍トラッカーの価格は上昇します。

CFDと比較すると、対象原資産の変動幅に連動する仕組みは同様ですが、レバレッジトラッカーはeワラントの一種なので、他のeワラントと同様に追証発生のリスクはありません。このため、レバレッジ取引に不慣れな方でも比較的取り組みやすいレバレッジ商品と言えます。

ただし、レバレッジトラッカーにも他のeワラント同様に「満期日」が設定されています。満期日まで保有された場合、満期参照原資産価格に応じて自動的に差金決済が行われます。レバレッジトラッカーの満期決済金額の算出式は以下の通りです。

・プラス5倍トラッカー
(7円 + 5 ×(満期参照原資産価格 − 権利行使価格)×1ワラント当たり原資産数 × 満期日の為替スポットレート) × 保有ワラント数
・マイナス3倍トラッカー
(5円 +(-3)×(満期参照原資産価格 − 権利行使価格)×1ワラント当たり原資産数 × 満期日の為替スポットレート) × 保有ワラント数

ビットコインレバレッジトラッカーやイーサリアムレバレッジトラッカーの満期日は取引開始日から2カ月程度となっています。言い換えると、1銘柄を保有するだけでは最長でも2カ月程度の価格変動の影響を享受できないということになり、半年や1年、それ以上の中長期的なトレンド継続を想定する場合には十分に対応ができないということになります。

では、中長期的なトレンド継続を想定する場合には、レバレッジトラッカーは不向きなのでしょうか?

いえ、そうではありません。ただし、少し工夫が必要になります。具体的には、満期が来る前に保有しているレバレッジトラッカーを一度決済し、さらに満期が先の銘柄に乗り換える、いわゆる「ロールオーバー」を行うことで、中長期的に暗号資産相場の変動を収益機会に変えることができます。

例えば、2月に追加された4月限月のビットコイン先物(リンク債)を対象とするレバレッジトラッカーの場合、満期日は2021年4月14日に設定されていますので、最終取引日の4月13日までに、5月限月のビットコイン先物(リンク債)を対象とするレバレッジトラッカー(満期日:5月12日)に乗り換えることで、5月までのビットコイン相場の変動を享受できることができます。さらに、5月の満期日前には今後追加予定の6月限月の銘柄に、6月には7月限月に、と繰り返すことで、中長期的にビットコイン相場に投資し続けることが可能です。

eワラントにはお客様の買値と売値の間に価格差(スプレッド)があるので、スプレッドのぶんだけ評価額が減少してしまうことにはなりますが、中長期的にトレンドが継続すればスプレッドによる減少分を吸収し、さらに収益をあげることも可能と考えられます。ぜひご検討下さい。

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今回のコールくん、プットくんの注目銘柄

コールくんが選ぶ〜注目銘柄

この原資産を選んだ理由

イーサリアムに比べて出遅れ気味のビットコインだけど、基本的には両暗号資産の相関性は高く、いずれはイーサリアムの上昇にビットコインが追い付くと考えているよ。4月限月の銘柄を持っている場合にはロールオーバーを期待したいね。

この権利行使価格と満期日を選んだ理由

満期が先の銘柄のうち、価格が安いほうを選んだよ。

保有期間の目安

5月の満期前まで保有を予定しているよ。

目標売却価格(買気配値)

22円以上での売却を目標にしているよ。

  • ※あくまでも現在の市場動向から推測した目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
この銘柄を見ている方はこんな銘柄も見ています

BTC先物_2021年5月限プラス5倍 第1回
ETH先物_2021年5月限プラス5倍 第2回

  • ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。

プットくんが選ぶ〜注目銘柄

この原資産を選んだ理由

米長期金利の上昇に基づく金利差の拡大で米ドル対円相場は円安ドル高に進んでいたけど、111円を前にピークアウトしたように見えるよ。2月以来の米ドル買い・円売りの巻き戻しが起きるかもしれないね。

この権利行使価格と満期日を選んだ理由

短期的な米ドルの急落を想定して、相場水準よりも権利行使価格が少し低めの銘柄を選んだよ。

保有期間の目安

4月末までには手仕舞いしたいところだね。

目標売却価格(買気配値)

3円以上での売却が目標だよ。

  • ※あくまでも現在の市場動向から推測した目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
この銘柄を見ている方はこんな銘柄も見ています

日経平均 プット 第1796回
日経平均 プット 第1788回

  • ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。

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  • eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式(上場投資信託等を含む)・株価指数、預託証券、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)、暗号資産先物(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合が・あります)。
  • ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
  • トラッカーeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)、暗号資産先物(リンク債)の価格変動や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与える有価証券です。このため、投資元本の保証がなく、損失が生じる恐れがあります。トラッカーeワラントの価格は、eワラントに比べると一般に対象原資産の価格により近い動きをします(ただし、レバレッジトラッカーは同方向または逆方向に増幅されたような値動きとなります)が、任意の二時点間において対象原資産の価格に連動するものではありません。また、金利水準、満期日までの予想受取配当金及び対象原資産の貸株料等の変動によって、対象原資産に対する投資収益率の前提が変化した場合には、トラッカーeワラントの価格も影響を受けます。さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。
  • お客様の購入価格と売却価格には価格差(売却スプレッド)があります。
    詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。
  • SBI証券におけるカバードワラント取引手数料は無料です。また、お客様の購入価格と売却価格には価格差(売買スプレッド)があります。トラッカーeワラントの購入価格には年率で計算された管理コストが予め織り込まれています。管理コストは、計算時点におけるマーケット・メーカーのヘッジコスト(金利水準、ヘッジ対象の流動性、資金調達コスト等を含む)の予想に基づいて設定され、銘柄および購入時点によって異なる可能性があります。
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