市場での注目度の高い企業も含めて、4〜6月期決算の発表シーズンをようやく通過しましたが、総じて期待以上の結果となった印象です。実際、一部運用会社によると、TOPIX採用の3月期決算銘柄の99％が決算発表を終えた8月13日時点での実績では、金融とソフトバンクグループを除いて、売上高で前年同期比21.6％増、営業利益は約3.4倍、純利益は約5.4倍に拡大したとのことです。新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい事業環境となった前年同期からの反動増で、特に製造業の回復が全体をけん引する格好です。さて、好決算銘柄への見直し買いなども意識されるなか、どのような視点で銘柄を選別すればよいのでしょうか。
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どこに注目すべきか？ |
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ここで、想定を超えて好調だった所謂「サプライズ決算」となった銘柄をセクター別で見てみると、飯田GHD（3291）や野村不動産HD（3231）、三菱地所（8802）などの住宅・不動産、日本製鉄（5401）、大和工業（5444）などの鉄鋼、ダイキン工業（6367）、ミネベアミツミ（6479）などの機械、デンソー（6902）、村田製作所（6981）などの電子部品、日立造船（7004）、川崎重工業（7012）などの重機械、凸版印刷（7911）、大日本印刷（7912）などの印刷、といったセクターが挙げられます。こうしたセクターに属する銘柄には業績好調の企業が目立った印象です。
「サプライズ決算」銘柄の中には上方修正や自社株買いなどを発表した銘柄も多く含まれますが、そのなかでも注目したいのは、中間および通期の業績予想の上方修正を発表している企業のうち、通期の修正幅が上期上振れ分にとどまっている企業です。つまり、事業環境が不透明などの理由で、下期を保守的に予想しているということになります。例えば、前出のミネベアミツミ（6479）は自動車向けなどにボールベアリングの販売が予想を大きく上回りました。また、村田製作所（6981）も自動車向けやPC向けの部品需要が想定以上でした。このほか、フジクラ（5803）は光通信機器やフレキシブルプリント基板が、ダイキン（6367）は住宅向け空調機器販売がそれぞれ好調。さらに、新光電気工業（6967）はパソコンやサーバー向けのICパッケージ、自動車向けのリードフレームが大きく伸びました。オカムラ（7994）やSGHD（9143）も通期は上期上振れ分の修正に留まっています。
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「高進捗」銘柄に注目 |
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そして、もう一つの注目点は「進捗率」です。期末に収益が偏りやすい建設など公共投資関連や四半期ごとに波があるゲーム関連などを除いて、第1四半期の営業利益の通期計画に対する進捗率が高い銘柄も注目できそうです。四半期の利益は通期計画の4分の1、25％が平均ということになりますが、例えば進捗率の高い銘柄としては飯田GHD（3291）が進捗率32.3％、ダイキン工業（6367）が同37.7％、日本ゼオン（4205）が同33.0％、豊田織機（6201）が同38.3％といった形です。全体相場については、外部環境の不透明感や需給面の重さから方向感の出にくい展開が続いていますが、7〜9月期決算に向けて、業績上振れ期待のある銘柄を中心に、個別銘柄の株価カサ上げが全体相場の押し上げにつながる可能性に期待したいと思います。チャートや信用取り組みにも気を配り、押し目をしっかり拾っていきたい局面です。
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今回のコールくん、プットくんの注目銘柄 |
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コールくんが選ぶ〜注目銘柄
7月下旬に付けた安値30,000ドルを底に反発に転じると、足元では50,000ドル近辺まで値を戻しているよ。
権利行使価格が近い銘柄を選んだよ。
9月中の手仕舞い売りを予定しているよ。
60円台での売却を目標にしているよ。
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ETH先物INDEXリンク債_2024年 第1回
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プットくんが選ぶ〜注目銘柄
トヨタ（7203）の減産報道をきっかけに日経平均は一時27,000円を割り込んだよ。引き続き27,000円割れ水準を狙うよ。
価格水準と権利行使価格の近い銘柄を選んだよ。
1週間程度を想定しているよ。
4円以上での売却が目標だよ。
- ※あくまでも現在の市場動向から推測した目安であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
日経平均 プット 第1813回
日経平均 プット 第1811回
日経平均プラス5倍 第76回
日経平均 コール 第2129回
ETH先物_2021年8月限プラス5倍 第2回
- ※コメント作成時、eワラントホームページのアクセス状況に基づきます。
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