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チャート妙味のNY株式市場 低金利、業績加速で一段高へ

チャート妙味のNY株式市場
低金利、業績加速で一段高へ

2020/2/13

1S&P500は「カップ・ウィズ・ハンドル」のチャートになっている

米国株式市場は新型コロナウイルス発生という悪材料をこなし、過去最高値付近まで戻してきました。S&P500指数はアメリカの投資家が大好きな「カップ・ウィズ・ハンドル」というチャートのカタチをしています。

これはちょうど紅茶カップのように深いU字型の落ち込みを描いた後、株価が戻し、最後に紅茶カップの柄(え)の部分に相当する、横ばいの商状を呈したチャート・パターンを指します。

このようにして力を貯め込んだ後、もう一段高すると信じられているのです。

2株高は正当化できる?

このような株高は新型コロナウイルスの材料が未だくすぶっている中で果たして正当化できるのでしょうか?

私は正当化できると考えています。その第一の根拠として年初に比べて長期金利がザックリと下がったからです。下は米国10年債利回りのチャートです。

市中金利が下がると株式バリュエーションはそのぶん割高に買われても良いです。

次に企業業績なのですが、2019年第4四半期決算はS&P500採用企業の3分の2が決算発表を終え、これまでのところ全体的な業績見通しに異変はありません。

今年のS&P500の一株当たり利益(EPS)は176.41がコンセンサスとなっています。

するとS&P500指数は今年のEPS予想の19倍で取引されていることになります。これは過去5年間の平均よりやや割高です。でも正当化できないほどの無茶苦茶な割高ではありません。

3米国に世界の資金が集中する

新型コロナウイルスの関係で韓国、日本、ドイツ、オランダ、オーストラリア、ブラジルなど中国と関わりの深い各国の経済はプレッシャーを受けるでしょうし、それらの国々では緩和的な金利政策が維持されるはずです。それらの国々の株式市場は業績への悪影響を考えると素直には買いにくいため、おのずと資金はアメリカに集中すると考えるのが自然です。

このような事情から、アメリカのマーケットだけが「ひとり勝ち」するシナリオが発生する公算が高いのです。

なお新型コロナウイルスが米国経済に与える悪影響の度合いは上に掲げた各国よりは遥かに小さいと考えられています

■まとめ
以上のような理由から、引き続き米国株に対しては強気のスタンスで良いと思います。

なお、セクター的には上に書いたような事情から輸出比率の低い企業が選好されると思います。一例としてヘルスケア・サービスなどは海外比率が低いので見直されるでしょう。

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著者

広瀬 隆雄(ひろせたかお)

コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター

グローバル投資に精通している米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
1982年 慶応大学法学部政治学科卒業。 三洋証券、SGウォーバーグ証券(現UBS証券)を経て、2003年からハンブレクト&クィスト証券(現JPモルガン証券)に在籍。

広瀬 隆雄

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