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今週のIPO銘柄は、中国メディカルケア業界・米国ホテル業界の成長株!

2014/4/10   SBI証券

新規公開銘柄は、初値が公募価格を上回るケースが大きく、注意が必要である。

アイカンヘルスケアグループは、急速に拡大する中国メディカルケア業界でトップシェアを握る銘柄である。

ラ キンタ ホールディングスはリーズナブルなホテルチェーン。ホテル数は順調に拡大中だ。

今月は大型・注目案件が目白押しの状況であり、IPOラッシュと呼んでもよいかもしれない。
そこで今回は、注文時にご留意いただきたい点についての説明と、今週の注目IPO銘柄についての紹介をさせて頂きたい。また、今後のIPO銘柄の取扱については、スケジュールが確定次第こちらのページに詳細を記載させて頂くので、あわせてご確認頂けたら幸いである。

上場を予定している米国株について、当日昼間(日本時間)のうちに予め買い注文を入れておくことができるのは当社の特徴であり、多くの投資家の皆様にご活用いただいている。ただし、株価動向によっては取引が成立せずに失効してしまうケースもあるようだ。

図1は過去半年間、米国市場で新規公開を行った銘柄の公募価格と初値をプロットしたものである(一部、データが取得できなかった銘柄は除外)。赤い直線は公募価格と初値が一致するラインで、このラインより上にある点は初値>公募価格となったケース、このラインより下にある点は初値<公募価格となったケースを意味している。そして図1からは、初値が公募価格を上回ったケースが多いことをご確認頂けるだろう。相場環境にも左右されるため一概には言えないが、この期間において、初値は公募価格を平均で+19%ほど上回っていたようだ。

どれほど良い企業であっても、必要以上に高い価格で購入した場合にはリターンを得ることはできない。従って、この分析はむやみやたらに高い指値で注文を入れることを推奨するものではない。ただし、公募価格前後でご注文頂いた場合には約定できないケースもあることは、ご留意頂く必要があるだろう。

また、大型のIPO案件が今後も続く見通しであり、人気・不人気銘柄の差が出て特定の銘柄に資金が集中する事があるかもしれない。その場合には、株価が短期的に適正水準から乖離する場合もあるだろう。幅広く市場を見渡す投資家の皆様には、良いエントリータイミングを提供してくれる可能性がありそうだ。

図1:IPO銘柄の公募価格と初値の関係
IPO銘柄の公募価格と初値の関係

(Bloombergデータを基にSBI証券作成)

アイカンヘルスケアグループ(KANG):中国メディカルケア業界でトップシェアを握る。

9日に上場したアイカンヘルスケアグループは、中国国内でメディカルセンターを経営する。13年末現在で42の拠点を運営し、中国内のシェアは11.6%で1位(2012年現在)である。 (1)食生活の西欧化に伴う成人病の増加が社会問題となりつつあること、(2)今後中国で中間所得層の増加が見込まれること、(3)今後国民1人あたり医療費の向上が予想されること(図2)、などから中国でのメディカルマーケットの急速な拡大は当分の間続くと期待できる。事実、2014年3月期の売上高は、9ヶ月が経過した時点で前年比+49%で、この売上高の増加ペースは年度毎に加速している状況だ(図3)。

8日には公募価格はIPOの仮条件12-14ドルの上限にあたる14ドルと発表された。これは14年3月期の業績ベースだとPSR4.5倍/PER53倍程度だが、今後も売上の急拡大が続く可能性が高いことを踏まえるとこれでも割高とは言い切れない。市場は、当社の売上高が近い将来には現在の2-3倍の水準になると想定していると考えられる。したがって、それを上回る成長を予想する投資家にとっては魅力的な株価と映るだろう。

図2:国民1人あたり医療費
国民1人あたり医療費

(上場申請書類を基にSBI証券作成)

図3:業績推移
業績推移

(上場申請書類を基にSBI証券作成)

ラ キンタ ホールディングス(LQ):ミドルクラスのリーズナブルなホテルチェーン ホテル数は順調に拡大中

同じく9日に上場したラ キンタ ホールディングスは、全米に展開するホテルチェーンを運営し、2013年9月時点でフランチャイズ含め819のホテル(約80,000室)のホテルを傘下に持つ。アメリカでのリーズナブルな海外旅行を好まれる方にとっては見覚えのある名前かもしれないが、ミドルクラスのホテルを中心に展開し、順調な拡大を続けているグループだ(図4)。

08年以降の業績を見てみると、リーマンショック時に売上を落としているが営業黒字は確保できているし、その後、着実に業績を回復させ2012年には当時の売上を上回っている(図5)。ホテル業界は景気の影響を受けやすい業種と言われるが、コストパフォーマンスの高さに定評のあるミドルクラスのホテルを中心に運営しているため、抵抗力が比較的強いのかもしれない。また、2010年以降のデータでは、客室稼働率と平均宿泊代金の両方の改善が順調に進んでいる点も好感が持てる(図6)。

8日には公募価格17ドルと発表されたが、これは2014年の業績ベースだとPSRで2倍強である。(表1)をご覧頂くとわかるように当社で現在お取引頂けるホテル関連銘柄のPSRは1.2-2.4倍のレンジにある。この17ドルという公募価格は、最終的に仮条件の18-21ドルを下回る値付けとなったためやや印象が悪いが、当社のブランド力、売上成長率の高さと今後の拡大余地などを踏まえると、十分に魅力的な価格水準だと考えられる。事実(当社では取り扱っていない銘柄の例ではあるが)、他のホテルチェーンの中にはPSR3倍台後半で取引されている銘柄もあり、それらとラ キンタ ホールディングスの共通点は、売上の伸び率が高い、比較的規模の小さい銘柄である点である。

図4:運営ホテル数推移
運営ホテル数推移
図5:業績推移
業績推移
図6:平均宿泊代金と稼働率推移
平均宿泊代金と稼働率推移

(上場申請書類を基にSBI証券作成)

表1

企業

コード

時価総額

売上高

予想PER

予想PSR

概要

2010

2011

2012

2013

KANG

0.9

68

94

134

173
(9ヶ月分)

52.6

4.5

中国でメディカルセンターを経営

LQ

2.1

706

752

818

874

18.2

2.2

全米に展開するバジェットホテルチェーンを運営

MAR

16.5

11,691

12,317

11,814

12,784

23.3

1.2

マリオット、リッツカールトンなどのブランドホテルを世界展開

H

8.3

3,527

3,698

3,949

4,184

49.2

1.8

世界規模で展開する大型ホテルチェーン

WYN

9.1

3,851

4,254

4,534

5,009

16.5

1.7

様々な価格帯のホテルチェーンを運営

HLT

21.0

8,068

8,783

9,276

9,735

35.7

2.1

世界的な規模のホテル運営会社

HOT

14.9

5,071

5,624

6,321

6,115

27.8

2.4

ホテル経営会社

(Bloomberg、上場申請書類を基にSBI証券作成)

(PER/PSRは14年度アナリスト予想ベース)

(時価総額は4/9時点。アイカンヘルスケアとラ キンタは公募価格ベース)

  • ※上記実績は過去のものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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