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2024-03-28 23:33:01

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世界同時株安にも強い、米国内需系の成長企業はコレ!?

2015/9/2

一旦落ち着くかに見えた世界の株式市場でしたが、1日(火)より同時株安が再来しています。いまのところ、今回の株価下落が深刻な下落相場につながる可能性は小さいと見ていますが、いましばらく動向を注視する必要がありそうです。主に中国を中心とした海外情勢が懸念されているため、引き続き内需系の企業が選好されやすいと思われます。今回は米国株式の反発局面に備えて、内需系で成長率が高い銘柄をピックアップしています。

銘柄 株価(9/1) 52週高値 52週安値
アルタ サロン コスメ & フレグランス(ULTA) 153.76ドル 176.77ドル 95.83ドル
チポトレ メキシカン グリル(CMG) 706.71ドル 758.61ドル 597.33ドル
アンダー アーマー(UA) 93.16ドル 101.62ドル 60.00ドル
DR ホートン(DHI) 29.66ドル 32.37ドル 19.29ドル
アメリソースバーゲン(ABC) 99.27ドル 120.68ドル 74.32ドル
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世界同時株安が再来、買いのチャンスを迎える銘柄も!?

中国人民銀行の追加金融緩和と上海総合指数の下落モメンタムの低下から、世界同時株安は一旦落ち着くかに見えました。しかし、1日(火)に発表された中国の製造業PMIの悪化をきっかけに再度変動性が高まっています。

メインのシナリオとして、今回の株価下落は株価評価(PER)の水準の調整にとどまり、深刻な下落相場につながる可能性は小さいと考えています(※)。しかし、いましばらくは注視していく必要がありそうです。

市場では主に中国を中心とした海外情勢が懸念されているため、引き続き米国の内需で事業展開している企業が選好されやすいと思われます。米国経済については、雇用統計、小売売上、住宅販売などの月次指標はしっかりした動きになっています。

先週発表された4-6月期のGDPも、年率換算で前期比3.7%増となりました。速報値の同2.3%増、市場予想の同3.2%を大きく上回って、米国経済の堅調を確認しました。図表1で今後の市場予想を確認すると、好調の目処とされる3%を下回るものの、2%台後半の成長継続が見込まれています。

そこで今回は米国株の反発局面に備えて、米国の内需系(北米売上が9割以上)の成長企業をピックアップしてご紹介します。海外情勢から間接的にしか影響を受けないこれら企業の株価が市場全体と同様に下落する場合には、良い投資チャンスが迎える可能性があるでしょう。

※この点について、詳しくは今週8/31(月)にアップしました「アメリカNOW! 今週の5銘柄」の(米国株市場で何が起こっているのか?)の部分をご覧ください。

図表1:米国の実質GDP成長率推移(白抜きは予想)

  • ※ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成
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米国内需系の成長企業はコレ!?

米国内需系の成長企業を抽出するため、当社WEBサイトの「米国株スクリーナー」を使って以下の条件でスクリーニングしました。

【スクリーニングの条件】
・実績売上成長率が15%以上
・今期予想売上成長率が10%以上
・EPSの長期成長率が15%以上
・当社取り扱いで時価総額が50億ドル以上

条件に該当したのは49銘柄で、うち前年度の北米売上比率が9割以上と確認できたものが図表2の銘柄群です。この中から、時価総額が大きく、比較的名前が知られている5銘柄(赤字でハイライト)をピックアップしてご紹介いたします。

尚、Tモバイルはピックアップの条件に合致していますが、通信サービスは本来さほど成長率が高い業界とは考えられず成長が継続できない可能性があり、今回は取り上げていません。同社はシンプルな料金プランへの改定が消費者に受け入れられて加入者数を伸ばしていることが足元の好調につながっているようです。

図表2:米国内需系の高成長企業をスクリーニング

銘柄 事業内容 実績売上高
成長率(%)
予想売上高
成長率(%)
長期予想
EPS成長率(%)
時価総額
(億ドル)
Tモバイル US(TMUS) 通信サービス 21.1 11.4 69.0 326
チポトレ メキシカン グリル(CMG) レストラン 27.8 15.0 22.3 225
アメリソースバーゲン(ABC) 医薬品卸 35.9 13.0 16.4 218
アンダー アーマー(UA) アパレル 32.3 25.6 24.4 208
DR ホートン(DHI) 住宅建設 28.2 30.2 16.8 111
アルタ サロン コスメ & フレグランス(ULTA) 美容商品チェーン 21.4 20.3 19.9 102
メディベーション(MDVN) バイオ医薬品 160.3 24.8 118.2 75
センティーン(CNC) ヘルスケアサービス 52.4 35.1 16.6 74
ユナイテッド セラピューティックス(UTHR) バイオ医薬品 15.4 10.4 18.7 73
  • 注:8/28時点のデータによります。
  • ※ブルームバーグ、全米不動産協会のデータをもとにSBI証券が作成
5

注目銘柄のポイント

銘柄名 株価
(9/1)
153.76ドル 予想PER
(倍)
33.5
ポイント
  • ビューティーケア製品販売店をチェーン展開している会社です。
  • ロードサイドの独立店舗で、マス向けの美容商品(ドラッグストアで扱っているようなもの)、高級な美容商品(百貨店で扱っているようなもの)、美容サロンのサービスをワンストップショップできる便利さが受けて拡大しています。1万平米の広い店舗で2万品目を超える豊富な品揃えができることも強みとなっているようです。
  • 15年4-6月期は、売上高が前年同期比19%増、純利益は同22%増、既存店売上は同10.1%増(7.0%ポイントが客数増、3.1%ポイントが客単価増)と好調です。通期の既存店売上伸び率のガイダンスを7-9%から8-10%へ引き上げています。6月末の店舗売り場面積は前年比14%増となっています。
図1:売上高、純利益、店舗数推移
売上高、純利益、店舗数推移

※会社資料をもとにSBI証券が作成

図2:店舗当たり売上と売上高純利益率
店舗当たり売上と売上高純利益率

※会社資料をもとにSBI証券が作成

銘柄名 株価
(9/1)
706.71ドル 予想PER
(倍)
41.0
ポイント
  • 米国を中心にメキシカンフード(タコスやブリトーなど)のレストランチェーンを展開する会社です。
  • アニュアルレポートから同社事業の説明です:「チポトレが1993年に最初の店を出したときのアイデアはシンプルで、素早く供される食べ物が“ファストフード”的である必要はない、というものです。品質の高い材料、伝統的な調理法、特色のある内装、フレンドリーな店員など、ファインダイニングの世界でよく見られる要素を取り入れました。20年経って当社が1,500店目を出すときには、私たちが競争する市場は“ファスト・カジュアル”と呼ばるようになり、レストラン業界で最も速く成長するカテゴリーとなっています。」
  • 成長ホルモンなどを使用せず自然に育てられた肉類や地元で採れた野菜を使用するなど素材にこだわりをもち、健康志向の高まりにもマッチしているようです。図1に見るように、店舗数の拡大により、売上・利益が順調に拡大しています。図2では店舗当たり売上が上昇し、連れて利益率も上昇していることが確認できます。
  • 15年4-6月期決算は、売上が前年同期比14%増、純利益が同27%増、既存店売上が同4.3%増と足元の動きも堅調です。
図1:売上高、純利益、店舗数推移
売上高、純利益、店舗数推移

※会社資料をもとにSBI証券が作成

図2:店舗当たり売上と売上高純利益率
店舗当たり売上と売上高純利益率

※会社資料をもとにSBI証券が作成

銘柄名 株価
(9/1)
93.16ドル 予想PER
(倍)
88.6
ポイント
  • 米国のスポーツ用品メーカーで、「アンダーアーマー」ブランドによるスポーツウェア、フットウェア等の開発・販売を行っています。北米売上が9割(14年)を占めますが、今後は海外展開による成長が期待されています。
  • 現会長兼CEOのケビン・プランク氏が自らのアスリート経験から、綿のシャツに変わる機能的なウェアを求めて、速乾性や動きやすさなどの機能を備えた身体に密着する同社の特徴的なウェアが開発されました。アパレル類が売上の74%を占めて主力製品となっています。
  • 図2は米国の小売売上のうち、スポーツ用品の動向を見たものですが、15年初から好調に推移しています。健康志向の高まりや普段着にスポーツウェアを着る習慣の広がりが背景にあるようです。ナイキ(NKE)やヨガパンツのルルレモン(LULU)などと共に同社もスポーツ用品の成長企業として注目できると考えられます。
  • 15年4-6月期の売上は前年同期比29%増と好調です。NBA(米プロバスケットボール)のMVPになったステファン・カリーやゴルフのマスターズで優勝したジョーダン・スピース、バレエダンサーのミスティ・コープランドなど同社提携アスリートの活躍が目立っています。
図1:売上高、純利益、店舗数推移
売上高、純利益、店舗数推移

※会社資料をもとにSBI証券が作成

図2:スポーツ用品売上高推移
店舗当たり売上と売上高純利益率

※ブルームバーグデータをもとにSBI証券が作成

銘柄名 株価
(9/1)
29.66ドル 予想PER
(倍)
15.0
ポイント
  • 米国の住宅建設最大手です。米国の27州及び78の都市圏市場で住宅の建設・販売を行っています。
  • 米国の住宅建設市場は、雇用の改善を背景とした世帯形成の回復から複数年にわたり好調が見込まれています。全米不動産協会の予想では、新築住宅着工件数は15年に113万戸の前年比12%増、16年に130万戸の同15%増が見込まれています。過去のピークは05年の206万戸であり、回復の余地は大きいと考えられます。
  • 15年4-6月期は、受注が前年同期比25%増、売上が同37%増、純利益が同96%と好調です。
図1:売上高、純利益推移
売上高、純利益、店舗数推移

※会社資料をもとにSBI証券が作成

図2:新築住宅着工件数推移
店舗当たり売上と売上高純利益率

注:予想は全米不動産協会のものです。
※会社資料をもとにSBI証券が作成

銘柄名 株価
(9/1)
99.27ドル 予想PER
(倍)
377.5
ポイント
  • 医薬品卸大手で、米国内で流通する医薬品の約2割を扱います。日本のスズケンに当たる会社です。
  • 好調の背景は、C型肝炎治療薬など薬価が高い薬の売上が増えていることに加え、当社は薬局チェーン大手、ウォルグリーン・ブーツとの提携の効果が現われているようです。また、今後はバイオシミラー(バイオ医薬品の後発薬)の承認増が見込まれることも業界の成長を後押しすると見込まれます。
  • 15年4-6月期の決算は、売上が前年同期比13%増、営業利益が同16%増、調整後EPSが同19%増と好調でした。同社は15年9月期の調整後EPSとして、前年比24〜25%増に相当する4.92〜4.97ドルを見込んでいます。なお、予想PERは一過性の費用を含むベースですが、会社ガイダンスの調整後EPSベースでは、20倍となります。
図1:売上高、営業利益推移
売上高、純利益、店舗数推移

※トムソン・ロイターのデータをもとにSBI証券が作成

※株価日足チャートは、2015/8/31時点のものです。

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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