SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 03:46:11

マーケット > レポート > 特集レポート > アナリストの業績予想修正から有望銘柄を探る

アナリストの業績予想修正から有望銘柄を探る

2015/11/04

7-9月期決算が市場予想を上回った企業から今後の相場を牽引する銘柄を探った10/28のレポートに続いて、今回はアナリストによる業績上方修正に焦点を当てています。前回ご紹介したゼネラル モーターズ(GM)、マクドナルド(MCD)、ボーイング(BA)、マイクロソフト(MSFT)は業績修正の面からも上位にランクインしていますが、今回はこれらを除いた銘柄を新たにご紹介いたします。

図表1:注目銘柄リスト

銘柄 株価(11/2) 52週高値 52週安値
テキサス インスツルメンツ(TXN) 56.99ドル 59.99ドル 43.49ドル
ペイパル ホールディングス(PYPL) 36.99ドル 42.55ドル 30.00ドル
ギリアド サイエンス(GILD) 109.60ドル 123.37ドル 85.95ドル
ゼネラル ダイナミックス(GD) 148.72ドル 153.76ドル 130.91ドル
ダウ ケミカル(DOW) 51.59ドル 53.80ドル 35.11ドル

※ブルームバーグのデータをもとにSBI証券が作成

1

 アナリストによる業績上方修正から相場の牽引銘柄を探る

10/28のレポート「7-9月期決算前半戦終了!!ここから相場を牽引するのはコレ!?」では、今後の株式相場を牽引する銘柄を、7-9月期決算の市場予想からの上方乖離に注目して探りました。

当該レポートでは、7-9月期決算EPSの市場予想からの乖離率が大きく、年初来の株価上昇が上位にないものを5銘柄選んでご紹介いたしました。今回はその続編として、同様の目的で7-9月期決算を受けたアナリストによる業績予想修正に焦点を当てました。

図表2は、10/30までに7-9月期決算発表を終えたS&P100指数採用企業79社から、過去4週間に通期のEPSが上方修正され、かつ、上方修正したアナリストの比率が80%を超える銘柄を抽出したものです。

修正率上位銘柄のうち、オレンジ色でハイライトしたゼネラル モーターズ(GM)マクドナルド(MCD)ボーイング(BA)マイクロソフト(MSFT)は、 前回のレポートで取り上げていますので、そちらをご参照ください。尚、前回のレポートで取り上げたインテル(INTC)は、通期EPSは1.6%上方修正されましたが、上方修正比率が50%(上方修正したアナリストと下方修正したアナリストが拮抗)と80%を下回っているため、今回のリストには入っていません。

今回はこれらを除いた銘柄から、赤字でハイライトした5銘柄を選んでご紹介いたします。

尚、緑色でハイライトした医薬品企業は、セクターとして業績上方修正の上位に最も多くランクインしています。しかし、ご案内の通り民主党の大統領選有力候補のクリントン氏が業界の価格引き上げを批判し、対処する意向を表明したことから、今後の価格設定が厳しくなる可能性が警戒されています。

売上実績が市場予想を4%、5%も上回るなど、これほど業績が好調なために批判があるということもありそうです。業績好調といってもなかなか積極的に買い上がるのは難しいと思われるため、今回取り上げるのは基本的に避けています。ただ、PERが9倍台と特に低いギリアド サイエンスについては下値不安も小さいと考えられるため、例外的に取り上げています。

図表2:通期EPS上方修正率上位(10/30発表分まで)

  • 注:上方修正比率は、EPS予想を変更したアナリストのうち、上方修正したアナリストの比率です。例えば、上方修正が5人、下方修正が3人の場合、上方修正比率は5人÷(5人+3人)の63%となります。
  • ※ブルームバーグデータをもとにSBI証券が作成
2

 注目銘柄

銘柄名 業種 半導体
ポイント
  • 同社は4-6月期決算発表で7-9月期の売上は31.5-34.1億ドル(前年同期比10%減-3%減)のレンジで、4-6月期よりも勢いが弱いとのガイダンスを発表しましたが、実績は34.3億ドル(前年同期比2%減)とガイダンスを上回って着地したため、アナリスト予想の上方修正が大きくなりました。
  • 10-12月期の売上ガイダンスは30.7-33.3億ドルと前年同期比6%減 -2%増相当で、中央値では7-9月期と同じ2%減収が見込まれています。分野別の売上動向(前年比)は、自動車向けが引き続き強く、産業向けは横ばい、消費者向け電子機器は特定顧客(アップルか?)の需要増で増加、通信向けは無線インフラ分野が30%減となり減少、企業向けシステムも減少しています。
  • 当社はIoT(インターネットオブシングス)の実現に欠かせない組み込み半導体の世界的大手で、その売上構成比が高いことから、今後成長率が高まる可能性に注目できます。

決算期

売上高(百万ドル)(前年比)

純利益(百万ドル)(前年比)

EPS(ドル)

15.12予
13,012
0%
3,021
3%
2.96
16.12予
13,330
2%
3,208
6%
3.19
 ・株価(11/2):56.99ドル  ・予想PER(16.12期):17.9倍
銘柄名 業種 電子決済
ポイント
  • 98年設立の電子決済の会社で、イーベイ(EBAY)から分離され15年7月にNY市場に上場しました。eメールアカウントの登録でお金のやり取りを可能にしたことから、イーベイのオークション参加者や国際間の資金のやり取りをする個人や零細事業者の間で使用が広がりました。その後様々な電子決済の分野に事業を広げ、14年には40億件の決済を取り扱う企業に成長しています。
  • 上場後初の7-9月期決算は、売上が22.6億ドルで前年同期比15%増、純利益が3.8億ドルで同31%増でした。口座数は1.73億件で前年同期比10%増、総決済額は700億ドルで為替の影響を除いたベースで27%増と順調に拡大しています。
  • スマホでのクレジットカード決済を可能にするスクエア(SQ)が10/14に上場申請しており、電子決済の分野は引き続き注目を集めそうです。

決算期

売上高(百万ドル)(前年比)

純利益(百万ドル)(前年比)

EPS(ドル)

15.12予
9,214
15%
1,549
270%
1.27
16.12予
10,705
16%
1,853
20%
1.50
 ・株価(11/2):36.99ドル  ・予想PER(16.12期):24.7倍
銘柄名 業種 バイオ医薬品
ポイント
  • バイオ医薬品大手でC型肝炎治療薬とエイズ治療薬が主力です。
  • 年初の15年売上ガイダンスは260-270億ドルでしたが、四半期決算発表ごとに上方修正を繰り返し、7-9月期決算後には300-310億ドルにまで引き上げられています。
  • 7-9月期決算は、売上が37%増、純利益が68%増で、市場予想を再度大幅に上回りました。C型肝炎治療薬売上(HarvoniとSovaldiの合計)は、前年同期の水準が低かったこともあり70%増でした。4-6月期比との比較では、欧米で減少しましたが日本での上市(Sovaldiが5/25、Harvoniが9/1)が効いて合計では2%の減少にとどまりました。欧州の減少は新たに上市した地域で当初の需要が強く出ることによる反動で、増加基調は続くと見られます。
  • 業績が市場予想を上回り続けていることから、16年12月期予想も保守的である可能性が高いと見られます

決算期

売上高(百万ドル)(前年比)

純利益(百万ドル)(前年比)

EPS(ドル)

15.12予
31,953
28%
18,571
52%
12.06
16.12予
31,110
-3%
17,908
-4%
11.85
 ・株価(11/2):109.60ドル  ・予想PER(16.12期):9.2倍
銘柄名 業種 軍需
ポイント
  • 軍事用車両・船舶・情報通信システム等(売上構成7割強)、ビジネスジェット(同3割弱)の会社です。米国の国防費が削減傾向にあるため事業環境は厳しいものの、海外向け事業の伸びによりある程度カバーされています。
  • 7-9月期はビジネスジェットと軍需では船舶が伸びて売上が3%増、純利益が5%増と堅調でした。自社株買いにより発行済株式数が前年同期比5%減少しているため、EPSは同11%増となっています。

決算期

売上高(百万ドル)(前年比)

純利益(百万ドル)(前年比)

EPS(ドル)

15.12予
31,886
3%
2,941
9%
8.99
16.12予
32,604
2%
2,976
1%
9.51
 ・株価(11/2):148.72ドル  ・予想PER(16.12期):15.6倍
銘柄名 業種 ソフトウェア
ポイント
  • 7-9月期決算は、売上数量が2%増加しているものの、価格(為替の影響を含む)が18%も下落して売上は前年同期比16%減でした。一方、純利益は部門利益の過半を占めるパフォーマンス・プラスチック部門利益が他部門の落ち込みをカバーして3%増を確保しています。
  • パフォーマンス・プラスチック部門は、各種包装に使用されるプラスチック材料や、タイヤなどに使用されるエラストマー(弾性のある工業材料)、電源ケーブルに使用されるプラスチックなどを供給している部門で、主要分野の販売数量が伸びています。
  • 世界経済の低成長を受けて事業環境は厳しいものの、企業努力で利益の落ち込みを防いでいます。経済環境が改善するときには、注目できるでしょう。

決算期

売上高(百万ドル)(前年比)

純利益(百万ドル)(前年比)

EPS(ドル)

15.12予
48,817
-16%
3,754
0%
3.25
16.12予
47,455
-3%
3,872
3%
3.46
 ・株価(11/2):51.59ドル  ・予想PER(16.12期):14.9倍

※注目銘柄(5銘柄)の株価週足チャートは、当社のチャートツールを用いて作成(2015/11/02時点)

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

今すぐ外国株式口座開設

今すぐお取引

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.