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2024-03-29 22:22:32

週間マーケット展望 2024年3月25日

今週の展望

今週のドル円は昨年11月の151円91銭や22年10月の高値(151円95銭)を上抜け一段と円安が加速するか、あるいは上値の重さがあらためて意識され心理的節目とされる150円00銭を再び割り込むか、月末、四半期末に加え、海外市場のイースターホリデーを控えて神経質な値動きが予想されます。加えて、堅調な値動きが続く日経平均株価も3月配当落ちのほか、日経平均銘柄の入れ替えも控えて積極的な売買が控えられることも想定されることから株高の一服に伴って円安進行も小休止となる可能性に注意が必要です。こうした中、3/27の田村日銀審議委員の発言に加え、3/28には今回の決定会合に対する「主な意見」が公表されるだけに先行き見通しに対する見解が方向性に影響を及ぼす可能性があります。一方、米国では3/27に10-12月期GDP(確報値)のほか、3/28にはFRBが最も注視する2月個人消費支出(PCE)コアデフレーターが上振れればFRBの利下げ開始時期が後ろ倒しにつながるか合わせて注目されます。

今週のユーロ、先週発表のドイツ3月ZEW景況感指数やユーロ圏3月総合PMIは市場予想を上回ったもののドイツやユーロ圏製造業PMIは下振れるなど欧米間の景況感格差が意識されたほか、遅くとも6月の利下げ開始観測が根強いことからユーロドルは日足・転換線/基準線(1.0882ドル/1.0857ドル)や雲の上限(1.0916ドル)を回復できるか上値メドとして注目されます。しかし、雲の下限(1.0795ドル)を下抜ければ2/14の安値(1.0695ドル)を目指して一段と下落する可能性もあるだけに3/27発表のユーロ圏3月消費者信頼感指数のほか、3/28発表の米2月PCEコアデフレーターに対する反応が注目されます。また、ユーロ円は3/20に付けた2008年8月以来の165円35銭を回復できるか、あるいは日足・転換線/基準線(162円82銭/162円78銭)を下抜けるか、3/27の田村日銀審議委員の発言や3/28の日銀政策会合での「主な意見」に対するドル円の反応とともにイースターホリデー前に円安基調が一服するなど調整売りを強めるか注目されます。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

-

週間予想レンジ

149.00 〜 153.00

 

ドル/円

週明けから日米金融政策会合を控えた様子見ムードを背景に、3/18の取引では148円91銭から149円33銭までの149円台前半を中心に小幅な値動きに終始。3/19の日銀政策会合では、「2%の物価安定の目標」が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至り、大規模金融緩和の役割を終えたとしてマイナス金利を解除。

一方、当面緩和的な金融環境が継続する意向を示したことから円安に反応し、3/20には151円82銭まで上昇したものの、FOMCでは年内3回の利下げ見通しが維持されたほか、日銀が7月か10月に追加利上げを検討との報道もあり150円73銭へ反落。しかし、日米金利差が大幅に縮小するには至らないとの見方が円安基調を継続したほか、日本経済のデフレ脱却期待とともに、3/22の日経平均株価は一時41,087円まで上昇したことも好感され151円86銭へ上昇。もっとも、151円台後半からの円買い介入への警戒が上値抑制につながったほか、週末のポジション調整とともに151円前半へ反落し151円40銭で取引を終えました。

昨年11月の151円91銭や22年10月の高値(151円95銭)を上抜け一段と円安が加速するか、あるいは上値の重さがあらためて意識され心理的節目とされる150円00銭を再び割り込むか、月末、四半期末に加え、海外市場のイースターホリデーを控えて神経質な値動きが予想されます。加えて、堅調な値動きが続く日経平均株価も3月配当落ちのほか、日経平均銘柄の入れ替えも控えて積極的な売買が控えられることも想定されることから、株高の一服に伴って円安進行も小休止となる可能性に注意が必要です。

こうした中、3/27の田村日銀審議委員の発言に加え、3/28には今回の決定会合に対する「主な意見」が公表されるだけに先行き見通しに対する見解が方向性に影響を及ぼす可能性があります。一方、米国では3/27に10-12月期GDP(確報値)のほか、3/28にはFRBが最も注視する2月個人消費支出(PCE)コアデフレーターが上振れればFRBの利下げ開始時期が後ろ倒しにつながるか合わせて注目されます。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

-

週間予想レンジ

161.50 〜 165.50

 

ユーロ/円

日米金融政策会合を控え、ユーロドルは3/18の1.0906ドルを高値に3/19にはFOMCを前に年内利下げ回数が2回に減少するとの観測とともに1.0835ドルへ下落。一方、ユーロ円は日銀政策会合を受けて3/18の161円95銭を安値に3/20にかけて165円35銭へ上昇したことやFOMCでは年内3回の利下げが維持されたことから1.0923ドルへ反発。こうした流れを受けて3/21の欧州市場序盤に1.0943ドルへ上昇したものの、スイス中銀が予想外の利下げを決めたほか、英中銀政策委員会がハト派寄りの現状維持を決めたことから3/22にかけて欧州通貨全般が対ドル、対円で売られユーロドルは1.0802ドルへ、ユーロ円は163円49銭へ反落し、それぞれ1.0807ドル、163円68銭で取引を終えました。

先週発表のドイツ3月ZEW景況感指数やユーロ圏3月総合PMIは市場予想を上回ったものの、ドイツやユーロ圏製造業PMIは下振れるなど欧米間の景況感格差が意識されたほか、遅くとも6月の利下げ開始観測が根強いことからユーロドルは日足・転換線/基準線(1.0882ドル/1.0857ドル)や雲の上限(1.0916ドル)を回復できるか上値メドとして注目されます。しかし、雲の下限(1.0795ドル)を下抜ければ2/14の安値(1.0695ドル)を目指して一段と下落する可能性もあるだけに3/27発表のユーロ圏3月消費者信頼感指数のほか、3/28発表の米2月PCEコアデフレーターに対する反応が注目されます。また、ユーロ円は3/20に付けた2008年8月以来の165円35銭を回復できるか、あるいは日足・転換線/基準線(162円82銭/162円78銭)を下抜けるか、3/27の田村日銀審議委員の発言や3/28の日銀政策会合での「主な意見」に対するドル円の反応とともにイースターホリデー前に円安基調が一服するなど調整売りを強めるか注目されます。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

-

週間予想レンジ

187.50 〜 192.50

 

ポンド/円

ポンド円は3/18の189円54銭を安値に3/19の日銀金融政策発表後にドル円を中心に円売りが加速したことに加え、3/20のFOMCの結果発表を前にドル円が151円82銭へ上昇したことに伴い193円54銭反発。こうした中、ポンドドルは3/18の1.2747ドルを高値にFOMCを前にした1.2668ドルへ下落。しかし、3/20のFOMCの結果発表を前にポンド円の上昇にサポートされたほか、FRBは年内3回の利下げ見通しを維持したことから1.2787ドルへ反発した流れを受けて3/21の欧州市場序盤に1.2803ドルへ上昇。

しかし、スイス中銀が予想外に0.25%の利下げを決めたことに加え、英中銀政策委員会ではこれまで追加利上げを支持していた2名の委員が据え置きに賛成したほか、1名の委員が利下げを主張。さらにベイリー中銀総裁もハト派寄りの考えを示したことから3/22に向けて対ドルで1.2575ドル、対円で190円39銭へ反落するなど軟調な値動きを続け1.2600ドル、189円83銭で取引を終えました。

ポンドドルは日足・雲の下限(1.2628ドル)を下回って先週末の取引を終えたことから遅行線が価格帯を下回れば三役逆転となるだけに2/5の安値(1.2519ドル)を目指して一段安となる可能性があります。そのため、3/25の英中銀のマン政策委員の発言や3/28発表の英10-12月期GDPを受けて英中銀の早期利下げ観測が高まるか、さらには3/28発表の米2月PCEコアデフレーターの結果を受けてドル買いが強まるか合わせて注目されます。

一方、ポンド円は3/27の田村日銀審議委員の発言に加え、3/28には今回の決定会合に対する「主な意見」が公表されるだけに日銀の年内追加利上げ観測が高まるか、ドル円の反応のほかポンドドルが一段と下落基調を強めるか焦点となります。そのため、日足・転換線/基準線(190円76銭/190円74銭)を下値支持線として3/20の193円54銭の回復を目指して反発するか、これらを上値抵抗線として3/11の安値(187円97銭)を目指して下押し圧力を強めるか注目されます。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

-

週間予想レンジ

97.50 〜 100.50

 

豪ドル/円

3/18の98円04銭を高値に3/19の豪中銀政策委員会では予想通り現状4.35%の豪政策金利を据え置いたほか、フォワードガイダンスでは2月の「追加利上げを排除出来ない」との表現から「何らかの措置を排除することはできない」と変更されたことから97円57銭へ反落。しかし、日銀金融政策決定会合でマイナス金利の解除を決定したものの、緩和的金融環境が続くとの見解が示されたことから円安・株高が継続。

さらに、3/21発表の豪2月雇用統計が予想以上に強含んだことが好感され2014年12月以来の高値となる100円17銭まで上昇。しかし、豪中銀の年内利下げ開始観測は変更しないとする大手豪銀の見解が示されたほか、100円台回復の達成感とともに3/22には週末のポジション調整とともに98円52銭へ反落し98円65銭で取引を終えました。

今週は1)3/26に発表される豪3月消費者信頼感指数や3/27発表の豪2月消費者物価指数を受けて豪中銀の利下げ開始観測が前倒しされるか 2)3/27の田村日銀審議委員の発言や3/28には先週の金融政策決定会合に対する「主な意見」が公表され、日銀の金融政策の先行き見通しをドル円を中心に円安が加速するか、円買いにつながるか 3)四半期末やイースターホリデーを控えたポジション調整の行方などを中心に3/11の安値(96円90銭)と3/21の高値(100円17銭)の50%水準にあたる98円54銭を下値支持線として再度100円台を試す展開となるか、この水準を上値抵抗線として日銀政策決定会合前の97円台半ばを目指して下落基調に転じるか注目されます。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

-

週間予想レンジ

7.75 〜 8.05

 

南アフリカ・ランド/円

3/19の日銀金融政策決定会合の発表を前に、金融政策正常化に対する円買い警戒感から、3/19の7円84銭を安値に日銀のマイナス金利解除後の円安進行とともに7円97銭へ反発。さらに3/20発表の南ア2月消費者物価指数が市場予想を上回ったことから中銀の早期利下げ観測が後退。また、FOMCでは年内3回の利下げ見通しを維持したことから対ドルでの上昇をとともに3/21には8円09銭へ上昇。一方、24年、25年の期待インフレ率が前回時点から下方修正されたことを受け3/22には7円95銭へ反落し7円96銭で取引を終えました。

今週は政策金利の現状維持が見込まれる3/27の南ア中銀政策委員会での声明がタカ派寄りとなれば早期利下げ観測の後退とともにランド買いに反応すると見込まれる一方、南ア経済の先行き不透明感や財政懸念が燻る中、スタグフレーションへの警戒も上値抑制につながる可能性があります。また、ハト派寄りの見解が示されれば対ドルでの下落とともに対円での上値抑制につながりかねないことから、8円00銭からの上値抑制にもつながりかねません。また5月実施の総選挙に向けてラマポーザ大統領率いる与党(アフリカ民族会議)が大幅に議席を失う可能性が高く、先々の政局不透明が意識されることから、日足・転換線/基準線(7円96銭/7円92銭)を下抜ければ雲の上限(7円84銭)までの下落が意識される水準まで下落基調が続くか注目されます。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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