テクニカル分析
出所:総合分析チャート 日足
USD/JPYは、10月1日の高値110.08から上値の重い動きとなっており、調整色が強まっている。目先はトレンドラインを完全に下抜けるかどうかに注目したい。そして、オシレーターのMACDでは、両線クロス後、下向きが継続していることや、両線の乖離幅の拡大傾向が続いていることから、軟調な流れが継続する可能性が考えられる。そのため、トレンドラインを完全に下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。下値のポイントは、(1)106.63(38.2%押しのポイント)、(2)105.56(50%押しのポイント)、(3)104.50(61.8%押しのポイント)となる。
トレンドラインを完全に下抜けない場合や、(1)から(2)近辺までで下げ止まり、反転する場合には、再び110円台の高値を試す可能性が考えられる。しかし、(2)を下抜ける程度までの調整となる場合には、110円台を試すにはやや時間を要すると考えられることから、今後の展開を見極める上で、どこまで調整となるのか注目したい。
一目均衡表では、転換線・基準線を下抜けており、やや軟調な展開を示唆する形となっている。そして、相場の方向性を示す基準線(紫色のライン)は、106.75を下回らなければ21日まで上向き継続だが、それ以降に下向きに転換する。そして、転換線と基準線が交差(クロス)も近く、遅行スパン(赤色のライン)が価格帯を下抜ける場合にも軟調を示唆する形となることから注目したい。一目均衡表上での下値のポイントは、一目均衡表の雲上限ラインの104.50〜105.89(14日〜21日)近辺となる。
注目の経済指標
日付 | 時間 | 経済指標 | 市場予想 | 前回結果 |
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10月15日 | 21:30 | 9月小売売上高(前月比) | -0.1% | 0.6% |
21:30 | 10月ニューヨーク連銀製造業景気指数 | 20.90 | 27.54 | |
27:00 | 米地区連銀経済報告[ベージュブック] | |||
10月16日 | 21:30 | 新規失業保険申請件数 | 29.0万件 | 28.7万件 |
22:15 | 9月鉱工業生産(前月比) | 0.4% | -0.1% | |
23:00 | 10月フィラデルフィア連銀景況指数 | 19.8 | 22.5 | |
10月17日 | 21:30 | 9月住宅着工件数 | 100.5万件 | 95.6万件 |
21:30 | 9月建設許可件数 | 103.0万件 | 99.8万件 | |
22:55 | 10月ミシガン大学消費者信頼感指数 | 84.1 | 84.6 |
作成:SBIリクイディティ・マーケット社
テクニカル分析」とは
チャート等の動きを分析して「買い時」、「売り時」の判断を行うのをテクニカル分析といいます。テクニカル分析を理解すれば「売り時」、「買い時」をとらえやすくなります!
テクニカル分析とは?難しそうですが、実は簡単! |