※2015年5月25日時点のチャートを基に作成しています。
出所:総合分析チャート 日足
ユーロ/円は、5月18日に1月22日以来の高値を付けた後、やや失速する動きとなっている。一目均衡表では、転換線(青色)を下抜けており、オシレーターのMACDでは、両線がデッド・クロスして売りシグナルとなっている。このことから、目先軟調な展開が予測できる。
目先は、下値ポイントである133.10を(終値ベースで)完全に下抜けるか注目したい。また、相場の方向性を示すとされる一目均衡表の基準線(紫色)は、28日に再び上昇となり、当面は上昇基調である。ただ、この基準線を下抜ける場合には、一段の下げも考えられる。
下値のポイントは、(1)133.10 (2)131.38〜131.15(雲上限ライン 26日〜6月2日)、(3)130.25 近辺と予測できる。特に(2)が重要な下値ポイントとなり、ここを下抜けて、一目均衡表の雲を下抜ける展開となる場合には、再び下げトレンドとなる可能性もある。そして、6月5日(±2日)は、日柄的に相場の流れが反転、又は加速となりやすい日柄であることから、(2)近辺で下げ止まるようなら反転の可能性も考えられるが、下抜ける場合には下げが加速する可能性も想定しておきたい。また、その際には、MACDの両線の動きにも注目したい。
注目の欧州経済指標
日付 | 時間 | 経済指標 | 前回結果 | 市場予想 |
---|---|---|---|---|
5/28 | 18:00 | 5月消費者信頼感 | -5.5 | -5.5 |
5/28 | 18:00 | 5月鉱工業信頼感 | -3.2 | -3.0 |
5/28 | 18:00 | 5月経済信頼感 | 103.7 | 103.5 |
5/29 | 17:00 | 4月マネーサプライM3(前年比) | 4.60% | 4.90% |
6/1 | 17:00 | 5月製造業PMI | 52.3 | - |
6/2 | 18:00 | 4月生産者物価指数(前月比) | 0.2% | - |
6/2 | 18:00 | 5月消費者物価指数(前年比) | 0.0% | - |
- 作成:SBIリクイディティ・マーケット社
出所:総合分析チャート 日足
豪ドル/円は、5月14日に1月20日以来の高値を付けた後、失速する動きとなっている。4月中旬からのトレンドラインを下抜けていることや、MACDで両線がデッド・クロスとなっていることから、目先は軟調な展開が予測できる。
そして、相場の方向性を示すとされる一目均衡表
の基準線(紫色)は、27日までは横ばいだが、28日から6月4日までは上昇が続く。そのため、基準線を下抜けなければ、堅調な流れとなる可能性も考えられるが、下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。
目先の下値ポイントは、(1)基準線(94.50〜95.07 26日〜6月2日)(2)93.73(3)92.43〜93.09(雲上限ライン 26日〜6月2日)近辺と考えられる。そして、MACDがゼロポイントを下抜けるのか、手前で上向きに転換するのかにも注目して、相場の方向性を見極めたい。
注目の豪州経済指標
日付 | 時間 | 経済指標 | 前回結果 | 市場予想 |
---|---|---|---|---|
5/29 | 10:00 | 4月HIA新築住宅販売(前月比) | 4.4% | - |
6/1 | 8:30 | 5月AiG製造業指数 | 48.0 | - |
6/1 | 10:30 | 4月住宅建設許可件数(前月比) | 2.8% | - |
6/2 | 10:30 | 1Q経常収支 | -96億AUD | - |
6/2 | 13:30 | 豪中銀 政策金利 | 2.00% | 2.00% |
- ※作成:SBIリクイディティ・マーケット社
「テクニカル分析」とは
チャート等の動きを分析して「買い時」、「売り時」の判断を行うのをテクニカル分析といいます。テクニカル分析を理解すれば「売り時」、「買い時」をとらえやすくなります!
テクニカル分析とは?難しそうですが、実は簡単! |