SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-11-06 11:20:35

マーケット > レポート > 特集レポート > 【7月米雇用統計まとめ】予想を上回った結果、年内の利上げ観測押上げ

【7月米雇用統計まとめ】予想を上回った結果、年内の利上げ観測押上げ

2016/8/9
提供:SBIリクイディティ・マーケット社

予想を大幅に上回った雇用統計結果

先週末の米7月雇用統計は、非農業部門就業者数が25.5万人増と予想(18.0万)を上回ったほか、6月分(29.2万)、5月分(2.4万)もそれぞれ上方修正されました。
さらに時間給賃金も前月比+0.3% (前年比+2.6%)と4月(+0.4%)以来の水準を回復するなど堅調な労働市場の回復基調の継続を確認する結果となりました。

米雇用統計非農業部門 就業者数(万人)

直近3ヵ月の月平均就業者数は19.3万人増となった一方で昨年の月平均22.0万人増を僅かながら下回っています。しかしながら昨年の失業率(5.28%)と比べ、今年は4.9%と、5.0%を下回る完全雇用に近い水準を考慮すれば就業者数増加の僅かな減少は問題視するほどではないと思われます。さらに業種別就業者数の変化を見ると建設業の数値が(前月比+1.4万)、前月(‐0.3万)から4ヵ月ぶりに増加に転じたほか、運輸・倉庫関連が増加しています。その一方で小売業が前月+2.6万から+1.5万へ低下している点からは、ネット販売の増加を裏付けているとも推測され、ネット販売を含めた堅調な個人消費(4−6月期個人消費:前期比+4.2%)が雇用拡大につながっているといった見方もあるなど広範な業種で雇用の回復が個人消費の改善に寄与していることが明らかとなっています。

米雇用統計主要業種別 就業者数
 

6月(万人)

7月(万人)

資源・エネルギー

-0.7

-0.7

建設業

-0.3

1.4

製造業

1.5

0.9

民間サービス産業

25.4

20.1

専門・企業サービス

5.3

7.0

小売行

2.6

1.5

教育・医療

5.8

3.6

娯楽・宿泊

5.2

4.5

運輸・倉庫

-0.7

1.2

金融

1.5

1.8

政府関連

3.3

3.8

こうした結果を後押ししているのが賃金上昇で、前月比+0.3%と前月(+0.1%)から上昇。
平均労働時間も週34.5時間と前月から0.1時間上昇しており、総労働所得も前月の+0.3%から7月は前月比+0.8%へ上昇しています。

米時間給賃金 前月比(%)

今回の雇用統計の結果を受けたNYダウは2週間ぶりの高値(18,543ドル)へ上昇したほか、ナスダックやS&P500はそれぞれ史上最高値を更新して取引を終了しています。労働市場の改善が個人消費の先行きに安心感を与え、企業の設備投資を下支えすることにつがっていることも年内の利上げ観測を高めているようです。アトランタ連銀が算出するGDPナウ(GDP成長率予想)は、7−9月期の成長率見通しを+3.8%へ引上げるなど米国経済の先行きに楽観的な見通しを示しています。仮にこうした好調なペースでの成長が年内も続くことになれば、2016年の米GDPは概ね+2.0%成長につながり、潜在成長率(2.0%)を回復するとの期待も年内の利上げ観測の根拠となっています。

7月雇用情勢インデックスやFRB労働市場情勢指数、さらに今週末12日に発表の米7月小売売上高で米国経済の底堅さを改めて意識されれば、今月26日に各国中央銀行総裁らが一同に会すジャクソンホールで行われる経済シンポジウムでのイエレン議長の講演で『年内利上げ』に前向きな発言への期待がさらに高まることになるかもしれません。
ただ、こうした利上げ観測が一段と高まることがNY株式市場の上昇の足かせになるのか、株価収益率が17倍まで上昇するなど高値警戒感も出始めているNYダウの値動きも含め、ドル円が本格的な反発基調に転じることになるのか市場動向をしばらく注視する必要がありそうです。

今すぐFX口座を開設
FX取引サイトへ

ご注意事項

  • 取引手数料は無料です。
  • 外国為替保証金取引(SBI FX α)は、1取引単位は1万〜1,000万通貨単位で、必要保証金は取引金額に下記のレバレッジコース毎の保証金率を乗じた金額になります。
    「ローレバレッジ1倍コース:100%」
    「ローレバレッジ3倍コース:33%」
    「ローレバレッジ5倍コース:20%」
    「スタンダードコース:10%」
    「ハイレバレッジ25コース:4%(※)」
    「ハイレバレッジ50コース(法人口座限定):2%(※)」
    「ハイレバレッジ100コース(法人口座限定):1%(※)」
    「ハイレバレッジ200コース(法人口座限定):0.5%(※)」
    (個人のお客様は、必要保証金の額の約1倍〜25倍の取引、法人口座のお客様は、必要保証金の額の約1倍〜約200倍の取引が可能です。)
    ※ 高レバレッジ取引の可能な通貨ペアは原則として当社が指定する主要通貨ペアに限定されます。
  • 外国為替保証金取引(SBI FX ミニ)は、1取引単位は1,000〜1万通貨単位で、必要保証金は取引金額に保証金率4%〜100%を乗じた金額になります。(必要保証金の額の約1倍〜約25倍までの取引が可能です。)
  • 本取引は、取引額(約定代金)に対して少額の必要保証金をもとに取引を行うため、必要保証金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。
  • 本取引は、通貨等の価格又は金融指標の数値の変動により損失が生ずるおそれがあり、かつその損失の額が預託した保証金の額を上回ることがあります。
  • 本取引は元本及び利益が保証されるものではありません。
  • ハイレバレッジ100コース(法人口座限定)及びハイレバレッジ200コース(法人口座限定)には決済期限があります。毎週末最終営業日の取引時間終了時点(夏時間午前5:30、冬時間午前6:30)の15分前からお客様の保有建玉は順次強制的に決済されるため、意図せざる損失を被るおそれがあります。
  • スワップポイントは金利情勢の変化等により変動しますので、将来にわたり保証されるものではありません。
  • 取引レートは2Way方式で買値と売値は同じでなく差があります。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

2024年アメリカ大統領選挙特集
お客さまサポート

よくあるお問合せ
・口座開設の流れ
・NISA関連のお問合せ
・パスワード関連のお問合せ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 【ゼロ革命1周年】もーっと0円キャンペーン ~今なら米国ETFの手数料が全額返ってくる!~

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、
一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.