米12月雇用統計 (非農業部門雇用者数前月比/失業率 等) |
発表時間: |
1/5(金)22:30(日本時間)
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前回値: |
+22.8万人 / 4.1% |
事前予想: |
+19.0万人 / 4.1% |
※ 今回よりUstreamでの雇用統計LIVE配信は休止となります。
1/5(金)発表の米雇用統計 予想を確認!
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月予想 | |
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非農業部門 雇用者数(万人) | 13.8 | 20.8 | 3.8 | 24.4 | 22.8 | 19.0 |
失業率(%) | 4.3 | 4.4 | 4.2 | 4.1 | 4.1 | 4.1 |
時間給賃金 前月比(%) | 0.3 | 0.2 | 0.5 | -0.1 | 0.2 | 0.3 |
時間給賃金 前年比(%) | 2.6 | 2.7 | 2.9 | 2.3 | 2.5 | 2.5 |
※出所:SBIリクイディティ・マーケット
※市場予想は1/4現在の予想平均値
非農業部門雇用者数(万人)の推移
- ※出所:米労働省
失業率(%)の推移
- ※出所:米労働省
米時間給賃金 前年比(%) 、 前月比(%)
- ※出所:米労働省
今回の雇用統計の注目点
- 失業率は4.1%とリーマンショック前の水準を回復しており、就業者数への反応は一時的なものに留まると予想。こうした中で3月の利上げの有無を占う意味でも時間給賃金に注目。市場予想は前月比+0.3%、前年同月比+2.5%だが、前月比が予想を上回る+0.4%〜+0.5%であればドル買いに反応、一方+0.2%と予想を下回る場合にはドル売りに反応すると予想。
- 昨年12月にトランプ大統領の署名による税制改革法案の可決・成立がインフレ期待の上昇にどの程度影響を及ぼすのか、さらには時間給賃金が予想以上に上昇する場合、FRBの利上げペース(年3回予想)に影響を及ぼす可能性があるだけに注目。
- 失業率が4.1%(予想、前月分)と歴史的低水準にあり、ほぼ完全雇用の状態にありながらも、一段の改善が進むのか注目。
- 米S&P500指数の向こう30日間の予想変動率を測る指数であるシカゴ・オプション取引所のVIX指数(恐怖指数)は、2017年を通じて長期平均である19を一度も上回ることがなかったほど、低ボラティリティー状態が続いたが、今回の雇用統計でも低ボラティリティーが続くのか注目。
- ISM製造業景況指数は予想を上回る59.7と堅調を継続するも、雇用指数は前月の59.7 から57.0へ低下しており、製造業の雇用改善が継続しているか注目。
- 12月年度末に絡んだ米企業のポジション調整を消化した後だけに、米債券市場の10年債利回りが税制改革期待もあって2.5%台まで再上昇するのか、低下が続くのか、ドル円の行方を占う上で注目。