前週末から始まった世界的な株安は、前日一旦落ち着きを取り戻したかに見えたが、長続きはしなかった。
昨日の日経平均は前日比245円高で引け2日連続の上昇となり、ドル円も109円台半ばで堅調だった。ニューヨーク市場ではダウ平均が前日の引けと同水準で寄り付いたが、米10年債利回りが再び2.88%台に上昇するなど、金利上昇圧力が高まり引け間際にかけて反落、再び1,000ドル超下げた。
米金利上昇圧力が高まった背景には、前日に超党派で合意した米予算を巡る問題があるようだ。歳出上限を先2年間で3,000億ドル引き上げるには、財源の確保が必要となる。米政府は昨年末に1.5兆ドルの大型減税を決定したばかりで、財源が国債の増発しかないことが金利上昇圧力となっているようだ。
ドル円はダウ平均の大幅下落やクロス円の下落を受け、109円台半ばから1円ほど円高が進んだ。昨日は東京時間に109円10銭台でドルロングにポジションを傾け109円70銭超えで利食い、新たに109円70銭台でドルショートにし、109円手前で買い戻すことができて、前日分のマイナスを取り戻した。
ドル円は1/26の108円28銭を安値に下値を切り上げているが、再度株式市場が乱高下していることもあり、予断を許さない。
日経平均株価やNY株式先物を睨みつつ、今日は108円50銭割れで買い、109円30銭超えで売る戦略で臨みたい。