6/28(水)の東京株式市場は売りが先行する展開になっています。日経平均株価の寄り付きは20,149円20銭(前日終値比78円17銭安)となりました。ECB(欧州中銀)のドラギ総裁が金融緩和縮小に前向きな姿勢を示したことを受け、欧州株が下げ、その流れを引き継いで米国株が下げたことが影響しているとみられます。また、欧州委員会がEU競争法違反を理由にグーグルに対し24.2億ユーロの制裁金を課し、同社の持株会社であるアルファベットの株価が急落し、ナスダックが大きめの下げとなったことも嫌気されているとみられます。
ただ、日本株の押し目には買いが入ってくる可能性があり、日経平均株価が上昇に転じる可能性もありそうです。下の「ドル・円相場(日足)・一目均衡表」をみる限り、ドルが円に対して「強気」転換となり、円安・ドル高が進みやすくなってきたためです。すなわち
(1)ドルの対円相場の日足チャートが「クモ」の下から上に上抜け
(2)その転換線が基準線の下から上に上抜け
(3)その遅行スパンが日々線の下から上に上抜け
という3つの現象が確認され、一目均衡表分析上の「3役好転」の形になったためです。ドルの対円相場はここから上は5/11(木)に付けた1ドル114円36銭まで重要な節目はないとみられることもドルにとっての追い風になるとみられます。ドルが対円で上昇しやすくなったことで、日本株の上昇が加速する可能性も台頭してきたと考えられます。
なお、円安・ドル高が加速するか否かは、7月第1週に米国で、ISM製造業景況指数(7/3)や雇用統計(7/7)等、重要な経済指標の発表があり、それらの結果に影響を受けると考えられます。
図 ドルが円に対し「強気」転換?〜ドル・円相場(日足)・「一目均衡表」
※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。データは2017/6/28(水)の取引時間中
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