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2019-10-17 11:53:18

外国株式 > 海外ETF > 最終回「インデックス・ファンドの父」、バンガード創立者 ジョン・ボーグルの生涯 (連載全5回)

最終回「インデックス・ファンドの父」、バンガード創立者 ジョン・ボーグルの生涯 (連載全5回)

バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社

2019年1月16日、世界最大級の資産運用会社であり、インデックス運用のパイオニアであるバンガードの創立者、ジョン・クリフトン・ボーグル(愛称:ジャック・ボーグル)が、ペンシルベニア州のブリンマーの自宅で逝去しました。ボーグルは、世界で初めて個人向けインデックス・ファンドを設立したことで、「インデックス・ファンドの父」として広く知られ、また資産運用業界に最も貢献した人物の一人としても認識されています。ボーグルは、一部の裕福な投資家だけではなく、全ての投資家に平等に低コストの投資機会を提供し、それまでの資産運用業界の慣習を変えた開拓者として、世界中の多くの投資家から尊敬されています。ボーグルが資産運用業界を改革し人々の生活に貢献しようとした思いとその背景には、自身の質素な生い立ちと、成功に至るまでの向かい風の中での地道な努力がありました。異端児と呼ばれたボーグルの生涯と、今や5.6兆ドル(約600兆円)を超える運用総資産額を誇る、ボーグルが創り上げたバンガードの創業から現在に至るまでの経緯を、全5回の連載でお送りしたいと思います。

第五回:Stay The Course 〜航路を進め〜

2019年1月16日、ジョン・クリフトン・ボーグルは享年89歳で自宅にて息を引き取りました。「インデックス・ファンドの父」が他界したというニュースは、世界中の投資家を悲しませました。米新聞ウォール・ストリート・ジャーナルは、ボーグルの死についてこう述べました。

「アメリカの投資家は、強力な味方を失ったかもしれない。」ボーグルは、「バンガードの価値観は、私の価値観そのものだ」と述べたことがあります。

その価値観とは、主に7つの法則に基づいています。1) 上から下までどんな立場の人に対しても尊敬、尊重をすること、2) 常に平等であること、3) 同僚や仕事に対して真剣に接し取り組むこと、4) 自身が信用され、また相手を信用すること、5) 誠実であること、6) 熱意、情熱を持つこと、7) 顧客および受益者と社会に対して敬意を持ってサービス提供をすることです。

この価値観こそが、2019年6月末現在ファンド総資産約5.6兆ドルを超えるバンガードを創るのにあたり不可欠だったと言っても過言ではありません。これらの価値観を持っていたからと言えるでしょうか、ボーグルのその厳格さは有名でした。周囲が驚くほど財布の紐は硬く、1993年の記者との食事でボーグルは食べ放題よりも単品料理の方が得だと気づいて注文したことなど、数々のエピソードがあります。

ニューヨークで朝一番の会議がある時でも、前日からニューヨークに宿泊するのではなく早朝に ペンシルベニアから電車で通うなど、無駄だと考えるコストを嫌い、お金に大きな価値を置く人でした。

十億ドル単位の個人資産を有する他の運用会社の創業者と異なり、亡くなった際のボーグルの資産は 約数千万ドルでした。自身は年収の大きな割合を占める金額を度々寄付していたのですが、「お金に関して私の唯一の後悔は、もっと寄付ができたはずということだ」とも述べていました。

この厳格さの背景には、自身が質素な生活環境で育ったこと、また若い頃からコツコツと働いてきた習慣がありました。ボーグルの父は、ボーグルの祖父からの相続で相当な資産を手に入れましたが、世界恐慌時、その資産は一瞬にして無くなりました。ボーグルは幼少期についてこうも述べていました。

「私たち一家は極めて貧乏ということではなかったが、お金はあまりなかった。たとえ小さなものでも大きな喜びを感じることが多かった。」ボーグルは9才のときに新聞配達のアルバイトを始め、私立高校のブレア・アカデミーと私立大学のプリンストン大学の学費を稼ぐために学生食堂でウェイターとして長年働きました。学費を自力で稼がなければならないことで、働くことに対する精神が育ったのかもしれません。

「75年間働いてきた中で唯一『働かされた感』のあった仕事は、14才のときにやったボウリング場でのボウリングピンを設置するアルバイトだった。それ以外の仕事は全て楽しく、生産性のある、精神的に磨かれるものだった」と述べていました。

ボーグルは、『インデックス・ファンドの時代』(Common Sense on Mutual Funds)や『インデックス投資は勝者のゲーム』(The Little Book of Common Sense Investing)など、広く読まれ愛されてきた数々の本の著者でもあります。自身がこの世を去る数か月前に出版された『航路を進め』(Stay The Course)はそれ以前の著書とは少し異なり、投資に対する価値観のみならず自身の家族や人生に対する考えが記述されています。人生について、ボーグルはこう述べています。

「(現状より)もう少しだけ懸命に、そしてより賢く働き、自発的になれ。正しいことをして、真っすぐな道を歩け。自分の持つ価値観に反することなく生きなさい。偽物は何マイルもの距離からでも見抜ける。」また、著書のタイトルでもあるインデックス投資の基礎「航路を進む」ことについて、ボーグルはこうも述べています。

「とにかく真っすぐ航路を進むのだ。何があっても、決めた航路を守ってぶれずに進め。私は何度も『航路を進め』と言ってきたが、毎回本気で言っている。私から伝えられるウィズダム(知恵)の中で最も重要なことだ。」

ボーグルのことを「インデックス・ファンドの父」として尊敬する投資家は世界中にいます。資産運用業界では雲の上の存在として大変慕われていますが、ボーグルは自身のことをこう述べます。「私はヒーローなどではない、ただ愚直に投資家のことだけを考えてきただけのこと。」投資家のことだけをひたすら思って資産を運用するために、バンガードはボーグルが残した偉大な遺産を今後も継承していくことへの責任を約束し、また実現し続けることに専念します。 これが、投資家に還元できる最もボーグルらしい、そして最大の価値だと信じています。

SBI証券が、日本でバンガードETFの取り扱いを始めて、10年以上になります。現在SBI証券では、バンガードの米国上場ETFと香港上場ETFの計67商品を購入することができます。今日では当たり前となったインデックス投資による運用手法ですが、ボーグルがバンガードの社長を務めた当時はそうではありませんでした。

インデックス・ファンド自体は、一般的な投資手法として定着するのに約30年以上もかかりました。時は経ちインデックス・ファンドも受け入れられ、2001年にバンガードが初めて立ち上げたETFであるVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)は、今では運用資産額が世界でトップ3となる巨大なETFに成長しました。

VTI

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF。米国株3500銘柄以上に投資ができ、時価総額加重で、米国の投資可能な株式約99%への投資を実現している(S&P500は米国株式全体の約80%)。1992年にファンドが設定され、2001年にバンガード初のETFとして米国に上場。ファンドとETF合わせて、85兆円の運用資産を誇る世界最大の公募投信。バンガードETFの中で一番歴史が古く、最も経費率の低い0.03%で運用されている。

VT

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF。この一本で、世界の株式全体に投資ができるETF。先進国、新興国を含め、大型株、中型株、小型株まで、世界中の投資可能な株式98%以上にあたる8000銘柄に実際に投資している唯一のETF。日本の個人投資家の中では一番人気の商品。2019年8月現在の経費率は0.09%である。

VOO

バンガード・S&P500 ETF。米国株時価総額上位500銘柄に投資ができ、時価総額加重で米国の投資可能な株式の約80%への投資を実現している。1976年に資産運用業界およびバンガード初の個人投資家向けインデックス・ファンドとして設定され、2010年にETFシェアクラスが米国に上場された。ファンドとETF合わせて、約64兆円の運用資産を誇る世界最大級の公募投信。2019年8月現在の経費率は0.03%である。

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