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バークシャー ハサウェイ(BRKB)取扱を開始!伝説の投資家の強さの秘密に迫る!
投資家の皆様の強いリクエストにお応えして、当社では7月1日(火)よりバークシャー ハサウェイ B株(ティッカー: BRKB)の取り扱いを開始することになりました!
取扱銘柄:バークシャー ハサウェイ B株(ティッカー: BRKB)
取扱開始日:7月1日(火)
※8月4日(月)予定までは外貨建商品取引サイトのみの対応となり、
メインサイトの外国株式タブ押下後の株価やチャートはご利用できません。詳しくはこちらから。
バークシャーハサウェイは世界有数の投資家であるウォーレン バフェット氏に率いられた投資会社です。バフェット氏は長期投資の第一人者と言われ、その投資哲学と、実際に長期間にわたって残し続けてきた圧倒的な運用成績にはファンも多く、関連書籍も多数発売されています。また、数々の含蓄に富んだ名言と、質素な生活ぶりから「オマハの賢人」とも称されています。
今回、バフェット氏率いるバークシャーハサウェイの運用の強さの秘密や、そのポートフォリオの一部をご紹介させて頂きます。購入銘柄検討の参考にして頂けたら幸いです!
バークシャーハサウェイの圧倒的な運用成果!
バークシャーの報告書には、1965年以降の49年間の経営成績(1株あたり純資産の成長率)とS&P500指数(配当込み)のパフォーマンスの比較が掲載されています。
図1:バークシャーの経営成績とS&P500 指数のパフォーマンス比較
(会社資料をもとにSBI証券作成)
図1から読み取れるポイントは
- 49年間で成長率がマイナスになったことはわずか2度しかない。同期間でS&P500指数がマイナスになったのは11回。
- S&P500指数に対しても39勝10敗で大幅に勝ち越し。指数に対して負けた年も、バークシャーの経営成績自体はプラス。
- 特に、ITバブル崩壊やリーマンショック時のように、市場全体が崩れた時に指数を大きく上回る傾向が強い。
などです。これだけ長期間にわたって圧倒的な運用成果を残している投資家は稀でしょう。
これがどれほどすごいことなのかは、次の表をご覧頂くとよりわかると思います。
一年間で+20%のリターンを生み出せる投資家は数多くいらっしゃると思いますが、それを49年間維持するとなると、これは尋常なことではありません。上の表でご覧いただけるように、もしそれを成し遂げた場合には、1965年に投資した100万円は2014年には69億円になっていることになります。いかにバークシャーのパフォーマンスが優れていたか、おわかりいただけると思います。
強さの秘密は「負けを最小限に抑えること」!
先ほどもご説明しましたが、バークシャーは過去49年間の運用で年間パフォーマンスがマイナスになったのはたった2回しかありません。それも、ITバブル崩壊とリーマンショックという、株式史上に残る大崩れの年のみで、しかもそれらの年におけるバークシャーの負けは▲10%以内でおさまっています。これは驚異的というより他ありません。
長期間の株式運用でもっとも大切なことは「負けない事」です。こう書くと当たり前のように見えますが、株価の下落するスピードは上昇するスピードの何倍も速いことが多いため、実際に負けを最小限に抑えることは至難の業です。
図2では、年間+20%の運用を10年間続けた場合と、年間+60%の勝ちと▲20%の負けを1年おきに繰り返した場合を比較しています。単純平均すると1年あたりのリターンはどちらのケースも同じ+20%ですが、実際には運用成果に大きな差がつくことがお分かり頂けるでしょう。バークシャーが資産を大きく増やしてこれた理由は、まさにこれなのです。
図2:「負けない運用」の強さの例
どんな銘柄が組み込まれている?
次に、バークシャーの運用資産の上位銘柄を見てみましょう。ここに紹介した7銘柄で資産の実に約74%を占めています(2014/3/31現在のデータ)。また比較のため、S&P500指数も並べてあります。
企業 |
コード |
株価リターン(6/20) |
ウェイト |
ROE |
予想PER |
配当 |
概要 |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
15年 |
10年 |
5年 |
|||||||
WFC |
+148% |
+81% |
+119% |
21.8% |
14.1% |
13.0 |
2.4% |
米国銀行大手。カリフォルニアに本社 |
|
KO |
+31% |
+62% |
+71% |
14.6% |
25.3% |
19.6 |
2.8% |
ソフトドリンク製造販売 |
|
AXP |
+163% |
+110% |
+288% |
12.9% |
27.8% |
17.3 |
1.0% |
金融・旅行サービス大手 |
|
IBM |
+50% |
+102% |
+71% |
12.4% |
88.7% |
9.6 |
2.2% |
大手コンピューターメーカー |
|
WMT |
+74% |
+36% |
+57% |
4.2% |
22.1% |
14.3 |
2.5% |
大手ディスカウントストアチェーン |
|
PG |
+82% |
+45% |
+58% |
4.0% |
16.0% |
17.9 |
3.1% |
ヘルスケア関連日用品 |
|
XOM |
+158% |
+131% |
+46% |
3.8% |
18.7% |
13.7 |
2.5% |
世界的石油・石油化学会社 |
|
S&P500指数 |
+46% |
+74% |
+113% |
15.1% |
17.4 |
1.8% |
(BloombergデータをもとにSBI証券作成)
バフェット氏の投資哲学については数々の書籍で詳しく紹介されています。とてもここで全ては説明しきれませんが、長期保有が前提となるため、競争の激化によって収益性を低下させることがないように注意するのがポイントです。事実、バフェット氏は事業や収益源が理解できない企業には決して投資しないことで知られており、事業環境や競争状況が短期間に著しく変化するインターネットやハイテク業界の銘柄は保有していません。
一方、上の表にあげた銘柄からは、以下のような共通点が見出せます。
- 確固たるビジネスモデルを持ち、それぞれの業界でブランドを確立している。
- 業界そのものに構造的な成長が見込める。
- ROE(株主資本利益率)/配当利回りが平均より高めである。
これらを今になって紐解いてみると、「なんだ、バフェット氏の投資って簡単なんだ」とつい思ってしまいがちですが、これらの銘柄の将来性を何十年も前から見抜いて保有し続けたというのが氏の非凡なところでしょう。実際、今自分でこのような銘柄を探そうと思ってもそう簡単に見つかるものではなく、仮に見つかったとしても、どのタイミングで投資すればよいかが悩ましいところです。
投資手法に正解はありませんが、もし皆様がバフェット流の長期投資を実践したい場合には、その会社の事業環境や競争優位性についてじっくりと考察した上で、自分なりの適正株価をイメージし、投資するチャンスが訪れるのをじっくりと待つ必要がありそうです。そしてバフェット氏率いるバークシャーハサウェイに直接投資することはその一つの方法と言えるでしょう。
バークシャーハサウェイご注文時の注意事項は?
バークシャーハサウェイに投資する上でご注意いただきたいのは、下の二つです。
- 過去の運用実績が将来の成果を保証するものではないこと。
バフェット氏がいかに優れた投資家で長期間にわたってすばらしいパフォーマンスを残しているとしても、それが将来にわたって続くという保証はありません。投資のご判断についてはあくまでも自己責任でお願いいたします。
- 外貨建商品取引サイトのみの対応となること (8月上旬までの予定)
当面の間、バークシャーハサウェイの株価情報へのアクセスは外貨建商品取引サイトからのみとなります。ログイン前に外国株式トップページなどから当銘柄の企業情報をご確認頂くことはできません。予めご了承ください(8月上旬に対応予定)。なお、注文時のプロセスは他銘柄と同様です。詳しくは、下図をご確認ください。
手順1:ログイン後、外貨建商品取引サイトにアクセス
手順2:外貨建商品取引サイトでティッカー BRKBを入力
- ※上記実績は過去のものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
- ※本ページでご紹介する個別銘柄および各情報は、投資の勧誘や、個別銘柄の売買を推奨するものではありません。