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経済指標でチャンスを掴むファンダメンタル分析
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各国の経済状態を確認して分析することを「ファンダメンタル分析」と言います。経済状態の確認は主に各国政府等が発表する経済指標によって行います。経済指標の発表前後では為替マーケットが大きく動くことがありますので特に注目です! |
ファンダメンタル分析とは?
ファンダメンタル分析とは経済指標などから世の中の動きを分析して為替が上がるのか下がるのか予想することです。経済指標とは各国の政府などが発表する「各国の経済状態を数値化したもの」で、為替マーケットの動向を見る上で大変重要なバロメーターのひとつになります。
経済指標によって動く為替レート(経済指標を使った売買手法)
主要な経済指標には調査会社や証券会社などから事前予想が発表されており、為替マーケット参加者はその事前予想を元に売買を行う傾向があります。
実際の発表数値が予想値と大幅に乖離していた場合には、サプライズとなりマーケットが大きく動く要因になるため、利益を得るチャンスとなります。では経済指標によって為替が動いた例を見てみましょう。
米国雇用統計(非農業部門雇用者数)
米国の雇用統計はもっとも注目が集まる指標です。米国経済の規模が大きいこと、指標発表の特徴として(1) 統計調査の対象が幅広く、(2) 毎月発表されており、(3) 発表タイミングが原則第1週と早いという条件がそろっていることで景気動向を見るのに有効な指標として注目度が高くなっています。
【発表時の例】 |
2015年3月の米国雇用統計発表時の外国為替相場 |
2015年3月6日に発表のあった米国の非農業部門雇用者数が事前予想23.5万人増加のところ、実際の発表数値が29.5万人増加となったため、米国の景気先行きに期待が広がり、米ドルが買われ、米ドル/円は1円近くドル高となりました。
出所:FX総合分析チャート 15分足
どの経済指標で為替が動くの?
経済指標は多数ありますが、各国の雇用関連指標、GDPなど主要な経済指標によって為替レートが動くことが多くなっています。特に重要な経済指標を押さえて売買のチャンスをつかみましょう。
重要経済指標の発表内容と発表スケジュール
経済指標名 |
経済指標内容 |
主要国の発表タイミング |
---|---|---|
雇用統計 |
特に重要度の高い景気指標であり、中でも米国の非農業部門雇用者数の増減、豪州では新規就業者数(雇用者数)の増減結果などがマーケットを左右する場合が多いです。米国の雇用統計であれば10万人を超えた場合に好調と判断され景気の先行きが楽観視され米ドル高となる傾向があります。事前予想と発表結果の乖離が大きいことが珍しくなく、発表に際して市場が大きく変動することが多い最重要の経済指標です。 |
米国…原則第1週の金曜日(夏時間は日本時間21:30、冬時間は22:30) オーストラリア…第2週の木曜日(日本時間:10:30) |
小売売上高 |
個人消費全体のトレンドを把握する上で、重要度の高い経済指標。小売業の売上げ等に基づき推計します。個人消費から景気の先行きを占う指標ですが、変動の大きい自動車部門を除いたコア部分が重要視される場合が多くなっています。経済規模から米国の小売売上高が特に注目されます。 |
米国…毎月中旬 |
貿易収支 |
貿易による収支、すなわち、輸出金額と輸入金額の差額のことをいいます。特に、最近は我が国では貿易赤字が恒常化しつつあることで、外貨流出の懸念から円売りの材料になる場合もあります。 |
米国…毎月中旬 |
鉱工業生産 |
鉱業またはコンピューター、電化製品、自動車など製造業に属する鉱工業企業の生産動向を指数化したもので、経済のファンダファメンタルズ分析をする上で重要な指標です。景気循環が製造業部門からはじまることが多いため、注目度が高くなっています。50が景気判断の分かれ目となって上回ると好調、下回っていると不調となります。 |
米国…毎月中旬 |
IFO景況感指数 |
ドイツのIFO経済研究所が発表する企業景況感指数であり、我が国の日銀短観に相当するほどの重要指標です。ユーロ圏最大の経済国であるドイツの景気動向を示しているとあって、注目度は非常に高いです。 |
ドイツ…毎月中旬 |
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「ローレバレッジ1倍コース:100%」
「ローレバレッジ3倍コース:33%」
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