ホーム > 2017年の展望をチェック! > どうなる?2017年の日本マーケット
どうなる?2017年の日本マーケット
SBI証券 投資調査部
藤本誠之に聞きました!
「どうなる?2017年の日本マーケット」
日本のマーケット展望 : SBI証券 投資調査部長 鈴木英之 │ フィスコ リサーチレポーター 三井智映子氏 │ SBI証券 投資調査部 藤本誠之
為替、海外マーケットの展望 : SBIリクイディティ・マーケット社 │ SBI証券 投資調査部 シニアアナリスト 榮 聡
投資信託の注目点 : ウエルスアドバイザー 代表取締役社長 朝倉智也氏
2017年の日本マーケットの展望は? |
2017年前半は、米国の利上げによる日米金利差拡大から最大125円まで円安が進み、輸出関連企業中心に企業業績が楽観視されることから、高値追いの展開になりそうです。しかし、その後は円高に反転し株式市場も下落しそうです。9月中間決算期末ごろに安値を付ける可能性が高そうです。年末に向け、回復基調となり2万円の大台で引けると想定しています。物色動向は、2016年のトランプラリーの大型株一辺倒から変化し、中・小型で収益力・成長力の高いニッチな業界だがトップシェアを持つ、いわゆるニッチトップ銘柄が人気になりそうです。
日本市場の注目の投資テーマは? |
M&A
団塊の世代が2017年には68〜70歳となる。経営者でも70歳になると引退を考え始めるので、会社を売却する経営者が増え、中小企業のM&Aが急増することが考えられます。
JPX日経中小型株指数
新指数の構成銘柄は中小型株の中で、「投資者にとって投資魅力の高い会社」として選定されたことになります。お墨付きを得たことで構成銘柄は今まで以上に投資家の注目度を集めることになりそうです。また、新指数に連動した投資信託(上場投信を含む)の設定も予想され、インデックス組み入れに伴う買い需要も期待できます。
アイドル
2016年のブランジスタ、イグニスが急騰したように、2017年もアイドルに関連する銘柄がなぜか、急騰するかもしれません。
2017年の福の神式 投資戦略は? |
中・長期のスイングトレードに関しては、基本は東証マザーズ・ジャスダックの中小型新興市場銘柄で、東証1部昇格期待のある銘柄を中心に、ニッチトップ銘柄を成長期待で現物取引により買い持ちを行う。またポジション作成の前に、損切りポイントだけは決めてからポジション構築を行う。狙い目は、新規公開3ヵ月後、6ヵ月後などロックアップが解除されるタイミングで、日経平均株価の25日移動平均線を基準として、日経平均株価が25日移動平均線を上回っている場合は、現物の買い持ちのみでよいですが、下回っている場合は、「NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信 (1571)」を信用取引で現物と同額買い持ちにして、ヘッジ取引を行うのが良いでしょう。上回って来たら、売却してヘッジを外しましょう。
デイトレードなど短期取引については、毎朝配信している「相場の福の神が語る!ニュースを半歩先読みマル秘術」等を参考に、日本経済新聞を毎日読みこなして半歩先読み投資を行う。基本は当日中に手仕舞いを行い、利益の局面のみオーバーナイトで持つか、手仕舞いを行うかを決定するのが良いでしょう。
藤本 誠之(ふじもと のぶゆき)
SBI証券投資調査部
(日本証券アナリスト協会検定会員)
「相場の福の神」とも呼ばれている証券アナリスト。
Yahoo!ファイナンス株価予想2012年勝率1位、伝説の39連勝男。TV・ラジオ等の出演や、新聞・雑誌への寄稿も数多くあります。関西大学工学部卒。日興證券(現SMBC日興証券)入社、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。
カブドットコム証券、トレイダーズ証券、マネーパートナーズを経て、2013年7月よりSBI証券投資調査部に所属。日本証券アナリスト協会検定会員・ITストラテジスト・オールアバウト株式ガイド 著書に『39連勝! 「相場の福の神」が教えるザクザク株投資術 』(ダイヤモンド社)など。
日本のマーケット展望 : SBI証券 投資調査部長 鈴木英之 │ フィスコ リサーチレポーター 三井智映子氏 │ SBI証券 投資調査部 藤本誠之
為替、海外マーケットの展望 : SBIリクイディティ・マーケット社 │ SBI証券 投資調査部 シニアアナリスト 榮 聡
投資信託の注目点 : ウエルスアドバイザー 代表取締役社長 朝倉智也氏