更新 ： 24/5/17 8:10（更新予定時間：8:30頃）

　16日の米国株式は、NYダウが前日比38.62ドル安の3万9869.38ドルと3日ぶり、ナスダック総合指数が同44.069ポイント安の1万6698.321ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4555万株、ナスダック市場が107億2221万株だった。前日に、両指数ともに史上最高値を更新した強い動きが継続。インフレ抑制と成長維持を両立する景気の「軟着陸」期待を支えに、NYダウは一時、取引時間中として初めて4万ドルの大台に乗せる場面もみられた。ただ、買い一巡後は目先的な達成感や短期上昇による過熱感などが警戒され、手じまい売りに押される格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、シスコ・システムズやメタ(旧フェイスブック)、アプライド・マテリアルズなどが下落した。

　17日の東京株式は反落後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう16日に大幅に3日続伸した反動や、現地16日の米国株式が下げたことを受け、売り優勢スタートとなりそう。決算発表が終了し手がかり材料に乏しいなか、週末要因も重なり、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル＝155円台の前半(16日は154円41-42銭)、ユーロ・円が1ユーロ＝168円台の後半(同167円91-95銭)と、円安方向に振れている。16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、楽天グループ<4755.T>、アドバンテス<6857.T>などが、16日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比330円安の3万8560円だった。

<きょうの個別材料>
○プラス材料
　エプソン<6724.T>―さらなるリスクコントロール強化と損害保険コスト上昇に対応するため、米ハワイ州に子会社設立
　ココナラ<4176.T>―24年8月期の連結業績予想を上方修正

●マイナス材料
　ファインシン<5994.T>―連結子会社ファインシンターインドネシアで、不適切な会計処理が行われていた可能性が判明
　Fコーポ<1430.T>―23年5月期の連結業績予想を下方修正

　上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。

更新 ： 24/5/17 8:10（更新予定時間：8:30頃）

　エムアップホールディングス(エムアップH)<3661.T>は16日引け後、自己株取得枠を設定したと発表した。

　自己株取得枠は、上限10万株(自己株を除く発行済み株式数の0.3％)・1億円。取得期間は5月17日から31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とすること、株主還元の拡充および資本効率の向上のため、自己株の取得を決めた。

　16日終値は、前日比121円高の1169円。

更新 ： 24/5/17 7:30

　タカミヤ<2445.T>は16日、マクニカ(神奈川県横浜市)と、農業分野における業務提携を行うことで合意し、協業を開始すると発表した。

　今後、TAKAMIYA　AGRIBUSINESS　PARKに次世代植物工場コンテナを導入し、同社で運営と情報発信を行う。また、マクニカは、TAKAMIYA　AGRIBUSINESS　PARKへCPS(サイバーフィジカルシステム)を活用した環境制御型農業の技術開発・実装に協力し、TAKAMIYA　AGRIBUSINESS　PARKへ参画するパートナー企業と共に、アグリプラットフォームの構築を推進するという。

　16日の終値は、前日比5円安の485円。

更新 ： 24/5/17 7:31

　コニカミノル<4902.T>は16日、横河レンタ・リース(東京都新宿区)と、「ハンディ型ガス漏えい検査システム」で協業を開始したと発表した。

　同社の「ハンディ型ガス漏えい検査システム」を、横河レンタ・リースがレンタルサービスすることで、石油化学プラントや工場などの保守効率の向上と点検作業員の業務改善に向けた、DXの推進(現場のスマート化)を支援する。

　16日の終値は、前日比15.5円安の478.3円。

更新 ： 24/5/17 7:32

　グッドライフ<2970.T>が急騰し、620円高の3800円を付けた。15日引け後、24年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地し、好感された。

　第1四半期決算は、売上高が48億4700万円(前年同期比26.1％増)、営業利益が5億7300万円(同48.0％増)だった。不動産投資マネジメント事業、エネルギー事業がともに好調に推移した。

　24年12月期業績予想は、売上高170億円(前期比48.7％増)、営業利益16億円(同50.7％増)を据え置いている。

　16日の終値は、前日比395円高の3575円。

更新 ： 24/5/17 7:33

　オンラインビジネス英会話レッスンを手掛けるビズメイツ<9345.T>が急騰、前日比247円高となる1514円を付けた。15日引け後、24年12月期第1四半期(1―3月)決算を発表している。

　第1四半期の連結営業利益は9200万円(前年同期比38.7％増)だった。ランゲージソリューション事業、タレントソリューション事業とも順調に推移し、過去最高を更新した。

　通期の営業利益予想は2億6900万円(前期比22.6％減)を据え置いたが、進ちょく率は34.2％と高い。

　16日の終値は、前日比119円高の1386円

更新 ： 24/5/17 7:34

　島津製<7701.T>は16日、同日にAI(人工知能)を用いて開発したアルゴリズムを搭載する液体クロマトグラフ(LC)向けソフトウエア「Peakintelligence　for　LC」を発売すると発表した。

　同ソフトウエアは、味の素<2802.T>のLC分析データを学習させたアルゴリズムを搭載、熟練者と同等(一致率約90％)の解析を自動実行することで解析時間を従来と比べて約75％削減するという。

　16日の終値は、前日比65円高の4397円。

更新 ： 24/5/17 7:36

　あんしん保証<7183.T>は16日、東急カード(東京都世田谷区)と、家賃債務保証商品を開発することについて基本合意したと発表した。

　商品の内容および販売開始時期などの詳細については、別途明らかにするとしている。

　16日の終値は、前日比3円高の224円。

更新 ： 24/5/17 7:37

　リベロ<9245.T>が急反発、前日比332円高の1847円を付けた。

　15日大引け後、24年12月期の第1四半期(1-3月)連結決算を発表し、売上高は11億1100万円(前年同期比33.9％増)、営業利益は3億1200万円(同3.6倍)だった。第1四半期としては、売上高、営業利益とも過去最高を更新した。

　同社は新生活サービスプラットホームとして、新生活支援サービス「新生活ラクっとNAVI」など、部屋探し、引っ越し、電気・ガスなどライフラインの手配といったサービスの提供を手掛ける。今期は不動産会社向け、法人向け、引っ越し会社向けの各サービスがそろって好調に推移している。

　通期業績予想は据え置きで、売上高32億5000万円(前期比12.0％増)、営業利益2億6000万円(同45.6％増)を見込む。営業利益は第1四半期の段階で既に通期予想を上回っており、今後、上方修正する可能性は十分にありそうだ。

　16日の終値は、前日比165円高の1680円。