今回のポイントを事前チェック!
9/5(木)20:45(日本時間)欧州中央銀行(ECB)金融政策発表 予定
発表時間 |
9/5(木) |
20:45(日本時間) |
【2013年9月5日、ECB理事会】
8月1日に開催された欧州中央銀行(ECB)理事会では、大方の事前予想の通りに、政策金利を据え置きました。7月の理事会で、将来の金融政策の方針を示唆する「フォワード・ガイダンス」が導入されましたが、8月の理事会でも「政策金利は長期にわたり、現在の水準か、それよりも低い水準にとどまると予測している」とし、声明にも変化はありませんでした。
前回の理事会後の8月中に発表されている経済指標を振り返ると、8月14日に発表された第2四半期GDP(速報値)は、前期比で僅かながらも増加が確認され、長く続いていたリセッション(景気後退)から脱却しました。また、8月22日発表の製造業PMIは2011年6月以来、8月23日発表の消費者信頼感指数も2011年8月以来となる良好な内容となっており、ユーロ圏経済にも好転の兆しが見え始めていると考えられます。
要人発言では、8月27日にアスムセンECB専務理事は、「ECBの金融政策のスタンスは必要な期間、拡張的であり続ける」と発言し、「4−6月期の経済指標はわれわれの基本のシナリオを確認するものだ。政策金利はより長期にわたり現行水準ないし、それを下回る水準にとどまるだろう」とも述べていることから、基本的な方針に大きな変更を期待することは難しいかもしれません。ただ一方で、同理事は「来週は金融政策決定の潜在性がある週である」「ECB総裁が何か決定する事があれば説明を行う」と述べたほか、クーレECB専務理事は「ECBは中期物価安定性へのリスクが現実化する時に利上げを実施するだろう」と述べるなど、ECBの上層部の意識に変化が起こりつつあるようです。
以上を踏まえると今回の理事会では、声明は前回の理事会から変化が無いだろうと考えられます。しかし、一連の経済状況の変化を受けて、今後の政策が協議されている可能性は十分にあります。議事録公表が未だ実現されていない事が悔やまれるところです。
発表スケジュールをチェック!
欧州中央銀行(ECB)金融政策発表
事前予想 |
0.50% |
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前回発表 |
0.50% |
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発表予定 |
9/5(木)20:45(日本時間) |
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前回発表時の為替レートの変動を確認!
- ※出所:FX総合分析チャート 15分足
「欧州中央銀行(ECB)金融政策発表」とは
「欧州中央銀行(ECB)金融政策発表」とは、ユーロ圏の中央銀行である欧州中央銀行(ECB)が、原則として毎月2回行われる理事会のうち、1回目の理事会で、そのときの経済状況から政策金利をはじめとする「金融政策」を決定し、発表することです。下旬に開催される2回目の理事会では金利を変更しない、と決めています。大きな変更があった場合にはマーケットに与える影響が大きいので、とても注目されています。
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9/5(木)20:00(日本時間)英中央銀行(BOE)金融政策発表 予定
発表時間 |
9/5(木) |
20:00(日本時間) |
【BOE金融政策委員会(2013年9月4〜5日)】
前回(7月31−8月1日)の金融政策委員会は、政策金利の現行0.5%据え置きと、資産購入枠3,750億ポンドの据え置きを決定しました。8月14日に公表された議事録によると、政策金利の据え置きと資産購入枠の据え置きは、ともに委員会メンバー9人全員の支持で決まったことが明らかになっています。また、前回会合当日は、8月7日のインフレ報告の際に発表されたカーニー新総裁が提案した新しいフォワード・ガイダンスの導入についても検討され、ガイダンス導入の必要性については全員の同意がありました。ただし、失業率が低下するまで利上げしないとの公約の採用については、ウィール委員が緩和姿勢の過度の長期化を懸念して反対しています。
9月の会合は、フォワード・ガイダンスの導入が決まってから最初の会合になりますが、市場が早くもカーニー総裁の提案したフォワード・ガイダンスに対して疑問視する見方も増えている中での開催になります。英国内のメディアもこうした見方に対し、英中央銀行vs市場間のコミュニケーション不足だけでなく、フォワード・ガイダンスの導入には至ったものの、カーニー総裁vs 8人の委員会メンバー間も意思の疎通が少ないのではと報じています。こうした状況を察知してか、カーニー総裁は8月28日に就任後初の講演で、6月の金融政策委員会の際に求められた流動性規制の緩和とともに、フォワード・ガイダンスを補足する説明も行っています。講演内容のポイントは、「金融状況がひっ迫し、回復が力強さを欠けば追加の刺激策を検討」「失業率7%の数値基準、利上げの引き金ではない」など、皮肉にもフォワード・ガイダンスの導入を受けて市場に利上げ時期の予想を前倒しする動きが生じたことへの修正を図ったようにも思われます。経済指標を振り返れば、8月13日に発表された消費者物価指数が前月からやや下落、8月14日の失業率(4−6月期)が市場予想通りの7.8%、8月15日の小売売上高が前月比1.1%と予想を大きく上回る結果を見せるなど、インフレの進行もなく失業率7%にはもうしばらく時間が掛かりそうな状況にあります。そして何よりもカーニー総裁は、8月30日に英デーリー・メール紙のインタビューで、英経済が自律成長できるようになるまで、緩和的な政策を継続するとの姿勢を示しています。今の刺激策の規模が最低限で、必要であれば追加するとも明言しています。可能性は低いものの資産買い入れ枠の増額がひょっとするとあるのかも知れませんが、しばらくの間は緩和的な政策を続けることになりそうです。なお9月の会合では政策変更がなく声明も出てこないことになりますので、会合の詳しい討議内容を知るには議事録の発表を待つことになります。
発表スケジュールをチェック!
英中央銀行(BOE)金融政策発表
事前予想 |
0.50% |
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前回発表 |
0.50% |
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発表予定 |
9/5(木)20:00(日本時間) |
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前回発表時の為替レートの変動を確認!
- ※出所:FX総合分析チャート 15分足
「英中央銀行(BOE)金融政策発表」とは
「英中央銀行(BOE)金融政策発表」とは、英国の中央銀行であるイングランド銀行(BOE)が、原則として毎月第1水曜〜木曜の2日間にわたり「金融政策委員会」を実施し、そのときの経済状況から政策金利をはじめとする「金融政策」を決定し、発表することです。大きな変更があった場合には、マーケットに与える影響が大きいので注目されています。
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