2024年3月28日(木) 大引け
更新 : 2024/3/29 10:00
(更新予定時間:12:45頃/16:15頃の1日2回)
今日の株式市況
28日後場の日経平均株価は、前日比594円安の4万168円と大幅に反落。11日の下げ幅(868円)に次ぐ今年2番目の下げとなった。TOPIX(東証株価指数)が同48ポイント安の2,750ポイントと3日ぶりに大幅反落して取引を終えた。前場の弱い地合いが継続したほか、手がかり材料に乏しかった。また、あす29日には日経平均採用銘柄の入れ替えや、米国株式市場が聖金曜日で休場となることもあり、様子見姿勢が強まった。日経平均は午後2時50分に、同708円安の4万54円を付け、心理的なフシ目の4万円が意識される場面もあった。東証プライム市場の出来高は19億8,744万株、売買代金は4兆9,134億円。騰落銘柄数は値上がりが224銘柄に対し、値下がりは1362銘柄と8割を超えた。変わらず24銘柄だった。
前日の米国市場
27日の米国株式は、NYダウが前日比477ドル高の3万9,760ドルと4日ぶり、ナスダック総合指数が同83ポイント高の1万6,399ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億5,391万株、ナスダック市場が45億5,757万株だった。手がかり材料難のなか、NYダウは直近3営業日で500ドル近い下げとなっていた反動や、自律反発狙いの買いが優勢となった。上昇幅は今年最大となり、昨年12月13日(512ドル)以来の上げ幅となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやテキサス・インスツルメンツ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが買われた。
業種・個別株動向
業種別株価指数33業種は、32業種が下落し、1業種が上昇した。王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株や、JR東日本<9020>、JR東海<9022>などの陸運株が下落。日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、ニッスイ<1332>、マルハニチロ<1333>などの水産農林株も安い。一方、INPEX<1605>、K&Oエナジ<1663>などの鉱業株が上昇した。
新興株・IPO
グロース市場では、シンカ<149A>、ENECHA<4169>、イシン<143A>、ハッチワーク<148A>、夢展望<3185>が下落。半面、ダイブ<151A>、地域新聞社<2164>、メンヘルT<9218>、オンコリスB<4588>、マイ波化学<9227>などは上昇した。
主要指標(24/3/29 10:00)
日経平均株価 |
40,330 |
+162 |
日経平均先物 |
40,350 |
+120 |
TOPIX |
2,763 |
+12 |
- ※日経平均先物に関しては、前引けは11時30分、大引けは15時15分の更新となります。
注目ニュース(毎日10:00更新)
●ファンデリー<3137>全農ビジネスサポート)の大豆発酵食品「発酵そみファ」を使用したコラボ商品を「旬をすぐに」にて発売。
●日ハム<2282>筋肉や脳に多く含まれるジペプチド「イミダゾールジペプチド」と「GABA」を配合したゼリータイプのサプリメントを4月1日に発売。
●TOPPAN<7911>グループ会社である、おかぴファーマシーシステムと医療法人社団ナイズが、小児患者向けに、診療費の後払いと薬の即日配達を行うサービスの実証を開始。
●東急建設<1720>北野建設、佐藤工業、ピーエス三菱などの建設会社と共同で、土木現場用の配筋自動検査システムを開発、24年度から随時、現場試行導入を開始。
●積水ハウス<1928>共同建築事業の「SI事業」で湘栄建設と提携し、4月より事業を開始。SI事業のパートナー企業は国内5社目で、神奈川県では初。
●メドレー<4480>4月上旬より、患者向け総合医療アプリを利用してオンライン診療やオンライン服薬指導を受けた患者に向け、当日配達機能の提供を開始。
●ミズノ<8022>世界水泳連盟承認のトップ選手向け競泳用水着のニューデザインモデルを6月中旬から販売。
●ホンダ<7267>2026年シーズンからのF1参戦に向けて、パワーユニットのメンテナンスやマネージメントを行なうための新会社を英国に設立。
●JR西日本<9021>新幹線と飛行機をもっと利用してもらえるよう、インターネット列車予約サービス「e5489」とANAの「旅CUBE」が提携。